発達課題のあるお子さんの場合、小学校の宿題と どう向き合うか?
2008-05-26
学校は勉強するところ、そして家庭は、やすらぎとあたたかさで子どもを育む場所です。しかし、学校での宿題がありますから、通常学級で何らかの発達課題のあるお子さんのご家庭では、結構この宿題に、四苦八苦することもあるかも知れません。
学校の先生も、宿題については、それぞれの先生でいろいろな考え方をおもちのことだと思います。一昔前は、かなりハードな量の宿題を出して、子どもを鍛えるという考えの先生もかなりいらっしゃいましたが、今では、あまり見かけなくなったのではないでしょうか?
「最低限宿題だけは・・」と、親なら誰しも思うことです。
もし、トライして達成可能な程度の課題なら、なんとか支えながらもがんばらせてみたいものです。子どもにとっても、宿題はスペシャルなものですから、上手に宿題を利用できればそれにこしたことはありません。
ところが、内容によっては、自力で解決することが不可能になってしまうものが出されてしまう場合もあるかも知れません。
こうした場合、もし予め困難が予想できる場合には、事前に親が少しサポートして取り組ませたら、それでいいと思います。それでもだめなら、できるところまでやって提出すればそれでいいのではないでしょうか?
問題は、担任の先生がそのことを十分把握しているかどうか?ということです。特に、LD系のお子さんの場合、そのことが先生が全く意識していない時期があったら、その期間は結構な負荷がお子さんとご家庭にかかることになります。
努力して乗り越えられることと、そうでないこととがあります。いくらがんばってもできないことを、小さい年齢のお子さんに強いることで、学習への意欲を低下させ、劣等感や自分に対するマイナスイメージを増幅させることにつながるとしたら、それは何のための宿題かわかりません。
こうした場合は、なるべく早めに電話などで担任の先生に相談されることをお勧めします。
特別支援学級であっても、それは小集団学習であって、完全な個別学習ではないので、お子さんの細かい認知特性まで把握できていないことがあっても決して不思議ではありません。
宿題も、学力をつけるための手段であって、目的ではありません。
逆に、お子さんのことをより深く先生に理解してもらうための、ツールの一つとして利用するくらいのふところの深さがあってもいいと、私は考えています。
発達に課題のあるお子さんの場合、宿題のもつ意義は、ある意味、とても大きいと思います。
宿題は、学校での教科学習を映し出す鏡の役割をもっています。
宿題という共通の舞台があることによって、お子さんのことをより正しくそして深く理解できる機会となります。
また、宿題があることによって、お子さんの学習について、あるいはお子さんの将来や自立に向けて、学校の先生と同じスタンスで向き合えるようになります。
宿題の内容もさることながら、保護者としては、こうした観点をもつことこそが大切なのではないかと、私は考えています。
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