さきちゃんの大変身

 2012-08-04
さきちゃん (小学1年生)  は、3年間、ずっと私の教室に通い続けてくれています。

小さい頃は、お母さんのもとを離れることが出来ず、入り口の所で何度も泣いていました。


「とにかく、小学生までに、一人でレッスンが受けられるようにしましょう」

それが、ご家族と決めた大きな目標になっていました。


ぽぽちゃん人形・お買い物ゲーム・お料理・アンパンマンのカード・・

あえて鉛筆を持たせず、教科学習的なことは避け、マンツーマンでしかできない応答的なやりとりを中心に、言語や数のな感覚をたっぷりと育てていこうと考え取り組んできました。


あの日、入り口で泣いていたさきちゃんは、今では弾むように階段を駆け上がって来るようになりました。

教室に入ると、脇目もふらず学習席に直行し、用意していた学習プリントを次々にこなしていきます。


当初は、わずか2~3枚の学習プリントを恐る恐る出したものですが、今では10枚を超える学習プリントもあっという間にこなしてしまいます。

止めも、はらいも、折れも、ていねいで、しっかりとした筆圧で、美しい文字を書くことができます。

数だって、ちゃんと数えられます。


驚くべきは、小学校に入ってから、構音が見違えるようにクリアになり、言語によるコミュニケーションが格段に豊かになってきたことです。

まさに、別人のさきちゃんが、ここにいるのです。


今、誇らしげに、自信たっぷりと学習プリントに取り組むさきちゃんの横顔を見ながら、私は、就学前に、ロールプレイをたらふくやって、本当に良かったと思っています。

私なりには、あれがあったからこそ、今のさきちゃんがあるのだと、思えてならないのです。


ここに来始めてから、うちの子は、明らかに変わってきました、

6月から、わずか数回来ていただいただけで、そんなふうに言ってくださるお母さんもいます。


ここですべてのことが出来るなんて、夢にも思っていません。

だからこそ、個別レッスンを積み重ねてくれば、ここでなすべきポイントが、それなりに、見えてくるのです。

子どもに寄り添えばこそ浮かんでくる、教育的な願いが、そこにあるのです。


誰に何と言われようが、私は、私がこの子のために、してやりたいと願うことをする以外の方法は、どうやっても思いつきません。

それを、マニュアル化することもできません。

子どもの気持ちをどこかに置いて、プログラムだけを前に進めていくようなやり方は嫌いです。

大切なことを、見失わないでいたいのです。


就学前のお子さんのレッスンの方向性、

内発的な学びの意欲を、心の芯に据えること、

さきちゃんの成長が、私に与えるインパクトには、計り知れないものがあります。


自信をもって、1人でも多くの子どもたちに、そのことをしっかりと指し示すことの出来る実践者に、1日も早くなりたいものだと、心から願っているのです。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2012-08-06)




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