オーガナイズドされた支援

 2012-08-02
先々週、久々にかれんちゃんのレッスンがありました。

ご両親が超多忙で、このところ6週間続けて、送迎などの都合でお休みとなってしまいました。

知育いすデスクでの学習状況や、研究データの収集などの打合せも必要なので、急遽、お母さんがビデオを回してのレッスンとなってしまいました。


6週間ぶり、

小学校に入って幾度もレッスンができていない、

事前の心の準備ができていない、

知育いすデスクでの学習の手順や見通しが、十分に共有化できていない、


お母さんが同席、

ビデオが回っているという心理的な特殊性・・

条件は、相当厳しいものがありました。


まあ、それでも状況的にやらなければならないと覚悟を決め、手探りながらもレッスンを開始しました。

やっぱり、どう考えても、舞い上がっているかれんちゃんと私、

正直、あぶら汗がダラダラと出るような感じでした。


レッスンそのものの出来は、30点ぐらいだったと思います。

せっかくの機会だったので、もっともっといい場面をお見せして、かれんちゃんとお母さんのモチベーションを高めてやりたかったと感じました。

この子のはまったときの、他の子にには決して真似のできないすばらしいパフォーマンスを、私は何度も体感してきましたから・・


でも、今後につながる収穫がまったくなかったわけではありません。

ここ数週間で、ずいぶん学びのフィールドに足を踏み入れてきたように思います。

もともとアウトプットは苦手でも、豊かな内言語が育っている子です。

聴覚性の言語指示で、内容を示した図柄をパーフェクトに選択し、学習の達成感を共有できたことなどは、これからの学習の組み立ての、大きな武器になっていくでしょう。


子どもの育ちや意欲の温度を感じ取り、内容的にも、環境的にも、周到な準備を構成して臨まなければ、個別指導は成立しません。

子どものまなざしの、ちょっとした変化をつかみ、その変化に対応できる教材を、自分の手に届く位置に準備しておかなければなりません。


「ちょっと待って」

3秒も空くと、その瞬間にその達成動機は、霧散してしまいます。


「はい、待ってました」

とばかりに、1秒以内に、笑顔で新教材を提示できる、

これこそが、オーガナイズドされた環境であり、支援であるのです。


この日のレッスンでは、ボロボロになりながらも、次につながる大切なネタをいくつか見つけることができました。


先週は、ご両親ではなく、別の先生が送迎をしてくださいました。

先々週と比べると、やっぱり、ずいぶんと安定してきました。

得意な所、やりたがっている内容も、かなり具体的につかめるようになってきました。

ならば、徐々にカレーににんじんを入れていく作戦にしようと、レッスンの方向性も何となく、明確に見えてくるようになりました。


しばらく経って、かれんちゃんのお母さんのブログを見ると、その日の様子が書かれていました。

いやはやお恥ずかしい・・


3歳くらいの頃から、何年もかけて育ててきたこの内言語の豊かさと、コミュニケートの楽しさを、このままで終わらせることがあってはなりません。


明日もまた、かれんちゃんのレッスンがあります。

かれんちゃん、そしてかれんちゃんのお母さんの後ろには、後に続くたくさんのご家族の願いが込められているのです。


微力ではあるけれど、何としても、すべてのご家族のお気持ちに、お応えできる力を身につけたい、

心からそう願うのでありました。



この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2012-08-04)



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