読み流すという言語の育て

 2012-08-08
「聞き流すだけで、ある日突然、英語が話せるようになる」

某英会話教材、スピードラーニングのキャッチコピーです。

実は私、中級編までずっと聞いていた愛用者です。


聞くだけで、本当に英語がペラペラになるとは思いませんが、コミュニケーションとしての言語を考えた場合、やはり 「聞く」 は、命だと思います。

私の場合、英語を聞いて、単語を認知し、それを日本語に置き換えて理解しようとすると、とてもじゃないけど、ネイティブのスピードには対応できません。

むしろ、英語は英語で聞いて、少々わからない単語があっても、あまりその単語だけにとらわれず、文脈をしっかり追って行く方がよいのではないかと思っています。


そう言う意味で、聞き流すというのは、結構大切なプロセスだと思います。

スピードラーニングを卒業した私は、以来アメリカのTVドラマにはまり、シーズン1・シーズン2・シーズン3というように、ずっとDVDを借りて、新幹線の中とか時間を見つけて、なるべく見るようにしています。


このことは、文章読解についても、同じようなことが言えます。

広汎性の課題のある、同時処理優位傾向の子は、個々の単語は精緻にとらえますが、わかりにくい単語が一つあると、そこで思考がストップしやすい傾向があります。

そもそも文章を文脈でとらえる経験が少ないので、読み流して、アバウトに文脈をつかむという力が育っていないのです。


「太郎君は、その時何をしましたか?」

という問いには、「サッカー」と答えることができても、

「このお話で、面白いと思ったことは何ですか?」

と尋ねられたら、「????」 となってしまう子は、たくさんいるのです。

キーワードをもとに、正解をピックアップするような読みばかりしていると、なかなか文脈理解のモードになりしくくなるのです。


文字言語は、音声化させたり、聴覚性の言語に変換してやると、やや文脈をとらえやすくなるモードに切り替わって行きます。

目を皿のようにして、キーワードを追っていては、文脈どころではないはずです。


今私、US WEEKLY という雑誌を定期購読して、パラパラと読み流すようにしています。

トム・クルーズがどうしたこうしたとうゴシップが、何となくつかめるようになり始めました。

写真もあり、結構楽しめるので、もしかしたら長く続くのかも知れません。

「face off」 や、「hot stuff」の意味することも、何となくわかってきました。

今はまだ、まだまだちんぷんかんぷんの内容ばかりですが、それが3年続いたとしたら、きっと今の私ではなくなっているはずです。


この教室で、文脈モードの扉を開き、お話が大好きになった子の後姿を、これまで何人も見てきました。

そのためになすべき支援のポイントは、何なのか?

そのことを、もう一度整理してみようと思っているのです。



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