3年後に開く花

 2012-07-09
2009年7月、私は南大阪で熱心に活動をされている 「のぞみの会 (ダウン症児と親の会)」 の皆様に、講演をさせていただく機会がありました。

講演を終えたあと、「ぜひ先生にご相談したいことがあります」 ということで、あるご両親と会場のロビーでお話を伺うことになりました。

ご両親は大阪府にお住まいでしたが、ブログを見て、今回の講演会のために、飛び入りでわざわざお越しくださったということでした。

その日のことがご縁となり、「レッスンの空きがある時で構いませんから・・」ということで、大阪に、そして岡山にと定期的に通ってくださっています。


岡山での仕事の関係上、今年から、大阪でのレッスンが、月2回から月1回になってしまいました。

本当に、申し訳なく、心苦しく思いましたが、また岡山の教室まで通っていただくことになったのです。


それから、ちょうど3年の年月が経った先日、その男の子が岡山の教室に来てくれました。

先月の指導内容は、記録していますから、それを少しだけレベルアップした内容を用意して、席で待っていました。


その子は、飛びつくように学習席に着席しました。

言語表出は、それほど豊かでないお子さんです。

でも、そのまなざしから、態度から、動作から、やりたいこと、学びたいこと、教えてほしいこと、してほしいことなどが、非言語でダイレクトに伝わってきます。


パソコンの操作性は、この何ヶ月かかで、驚くほど向上してきました。

微細な形や文字の認知力も、それに伴いグングン伸びてきました。


そして、

私と彼との関係性が豊かになっていくに従って、学習態度に余裕ができ、課題にエラーがあった時に、「あれ、おかしいぞ」 と再試行ができる、いわゆる 「トライ&エラー」 の学習が可能なレベルになってきました。

つまりは、私の支援なしでも、自分で課題に挑戦し、エラーがあったらもう一度考え直して、自分の力でまちがいを修正することが出来るようになってきたのです。


これぞ、学習の王道、

このプロセスを体感できるようになったことは、まさに一つの学びのアプローチの道を開いたことであり、特別大きな意義があると、私は考えています。


> あの日の出会いから、ちょうど3年の年月が過ぎました。

> よくぞここまで、私を信じて、毎回毎回、岡山の教室までお越しくだささいました。

> この日のレッスンでは、大阪のレッスンで離席して、収拾がつかなくなって、ご両親を電話で呼び寄せた日の面影などかけらもありません。

> もちろん、今日のレッスンで、離席なんて、1度もありません。

> 45分のレッスンが、あっという間に過ぎていきました。

> 私は、ご両親の願いの代弁者として、この場所でお待ちしていただけに過ぎません。

> 今日のこの日の成長は、まちがいなく、ご両親の深い愛情と努力で築き上げられたものです。


私が、そのようにお伝えすると、お母さんは大粒の涙をハラハラと落とされました。

レッスンが終わると、その子は、弾むようにお父さんの待つ園庭に飛び出して行きました。


7月7日、

織り姫様の粋なはからいでしょうか?

3年後に開く花もある、

この日の岡山は、雲の晴れ間から、目にも鮮やかに、初夏の日射しがさわやかに差し込んでいたのでありました。





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Author:SHINOBU
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