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ちょっと知ってるだけでかなり差が出る 家庭での学習支援 (継次処理と同時処理)

 2008-05-25
今私が学習指導させていただいているお子さんに、まったくわかり方の違うタイプのお子さんがいらっしゃいます。

まるで絵に描いたように違うわかり方をしているので、指導法は、それぞれ全然違います。発達に課題のあるお子さんの場合、どちらかのタイプに近い場合が多いと思いますので、参考になることも多いのではないかと思います。

その一人は、継時処理の得意なタイプのお子さんです。

得意教科は、国語です。本読みが大好きで「ずっとずっと大好きだよ」を読んでくれたときには、私は感動して涙がでそうになりました。漢字も学年相応の漢字をちゃんと読むことができます。

でも、苦手なことがあります。すごろく遊びをしていて、さいころの「3」までならすぐに見て「3」と反応できますが、「4」となると目を「1・2・3・4」と数えないと、わかりにくい傾向があります。

また、あれだけすばらしい音読ができるのに、文字を書くのは苦手です。えどるのは、それほど抵抗感はありませんが、教科書の漢字をノートに写すとなると、涙が出そうになります。

このお子さんは、「継次処理」の得意なお子さんで、感覚ではなく、ひとつひとつを言葉に置き換えて、順番に理解していくタイプのお子さんです。

ですから、例えば、漢字の書き順を指導していくときには、ドリルの書き順の所を調べさせるのではなく。「かぎ・横・横・横・横・縦、日」と言葉で置き換えて「書」という字の書き順を、まず空書するところから入ります。

さいころの4でさえわかりにくいこの子にとって、「書」という文字の書き順の複雑さは、まるで私がドイツ語の論文を教授の前で訳せ、と指示されたことにも等しいでしょう。

しかし、文脈で理解するのは、得意中の得意です。その能力は大人以上。少なくとも、もうすぐ50を迎えようとする私の脳のメモリーと比べると、桁数が違います。そりゃすごいもんです。漢字も、できるだけ文脈の中でとらえるようにすれば、効果的です。

この入力方法がヒットすると、面白いように、たくさんのことを吸収してくれます。なので「SHINOBU先生の勉強は楽しい」と言ってくれるようになります。


もう一人は、「同時処理」の得意なタイプのお子さんです。

得意教科は、算数です。物事を画像でとらえるタイプ、いわゆる視覚優位のタイプのお子さんです。

この前、名古屋へ行った時、JR東海の新幹線シールブックをおみやげで買ってきたら、昨日の学習指導のあと、30分くらいものも言わずに集中して取り組んでいました。

この子は1年生なので、今はひらがなの勉強をしています。この子の場合は、言語系の指示は苦手なので、先ほどのように{よこ・たて・ひだり・みぎ」と言葉を添えるより、市販の学習パソコンソフトの書き順コーナーは、きわめて有効です。

絵カードを使ったひらがな学習も、喜んで取り組みます。

言葉でごちゃごちゃ説明するのではなく、紙芝居のように、次々と視覚的に提示する方法が、この子の場合には効果的です。

とまあ、原理はここまでですが、要は日常場面での適用です。

継次処理の子の場合は、書字にとまどうことも多いでしょうから、まずは、点線えどりがき、つぎに、ます目のすぐ左側にお手本を書いてやって、視覚的な保持時間を0.1秒でも縮めてやるような工夫も有効だと思われます。

これで、まずは学習の2次障害を取り除くことができ、さらには、自分の得意技に磨きをかけていけば、結構その子の持ち味はいかせるのではないでしょうか?

今は、ネットでこんな情報は簡単に手に入ります。

保護者の方が、実際に生かせるレベルまでいくには多少の工夫も必要かとは思いますが、やってできないことではありおません。ちょっとしたことから、視野がうんと開けることだってあると思いますよ。

夢を希望と努力は大切です。

楽しんで、お子さんの学びを育てていけるようになれば、すばらしいですね。



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【2008/05/25 08:44】 | # | [edit]












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