内発性を支えるバランス

 2012-06-17
個別指導の教室を開いて、もう5年になりました。


あの日1年生だった花子ちゃんも、今では6年生になりました。

4年生だった、友里ちゃんは、今は中学2年生、


宿泊学習が終わったその日に、ねぼけまなこで、足をひこずるようにして来てくれた日もありました。

体調が悪く、学校をお休みにした日に、「ちょっと元気になったから」 と、言って、私の教室に来てくれたこともありました。

それにしても、特別な用事がない限り、ほとんど休むということはありませんでした。


友里ちゃんは、中学生になっても、当たり前のように私の教室に来てくれていますし、花子ちゃんのお母さんも、「何があっても、この教室だけには来させます」 と、言ってくださいます。

私は、入会順に1・2・3・4・・・と、出席番号?を付けさせていただいていますが、今、ざっとファイルを見て、5年前に入会してくださった1番から10番までの子は、今でも全員、私の所に通ってくれています。


家族と共に歩んだ5年間、こうなるともう一生モンです。

私の所へ入会してくださるというのは、こうしたお付き合いをさせていただくということになるのです。

私は、ご家族に成り代わって何かをさせていただくのではなく、ご家族の信託を受けた教育者として、ご家族では出来ないことをさせていただくことが使命であると考えています。


私は、この5年の臨床実践によってつかんだスペシャルな技が一つだけあります。

それは、「受容と要求のバランス」

別の言葉で言えば、子どもの内発的な願いと、指導者としての教育的な要求度とのバランスを、その子の今を読み解き、接点を見つけ、ブレンドしていく能力です。

この味加減こそが、秘伝の奥義、

このことが、学校を休んだ日にまで、私の教室に足を運ぶエネルギーになっているのだと思っているのです。


私の教室の近くにコンビニがあります。

高速のスマートインターチェンジを降りた子が、このコンビニを見ると、私の教室が近くなったことを認識し、ガッツポーズを取るという話は、何度も聞きました。

反対に、思い通りに行かないレッスンが続き、自分の力不足を痛感して、凹んでしまう日もたくさんありました。


昨日は、5年生の明日香ちゃんのレッスンがありました。今朝、明日香ちゃんのお母さんのブログを拝見すると、以下のような内容の記事を書いてくださっていました。



白ゆりでした。
昨日の夜から大雨で・・・
気分は最低。

でも、忍先生に会いたい一心で
雨の中の車も
耳を塞ぎながら頑張りました。

文章読解の問題。
最近は、何種類かの中から好きなものを選んでやります。

今日は教科書の中にある
「夏は来ぬ」を選んでいました。

数少ない(爆)学校で勉強した教材。
私これは学校で勉強した!

私は5年生
もっともっと出来る!
もっともっと勉強したい!
明日香の心の声が聞こえるようでした。

忍先生のところへ来ると
とにかく顔が違います。

学ぶ喜びに満ちた顔です。
45分間
気持ちが途切れることはありません

外のお天気も
いつの間にか気にならなくなり
一生懸命取り組む顔は
本物の喜びに満ちた顔です。

こどもは
学びたいのだと思う。
もっともっと・・・・
こどもの学びへの意欲って
本当は、とてつもないのだと思う。

今の環境は
決して明日香の学びを保証するものにはなっていないけれど
限られた環境の中で
最大限の支援が出来るように
知恵を働かせないとね



> 私はできる、

> もっともっと勉強したい、

その小さな声は、私の胸にも、しっかりと響いてきました。


子どもの心の芯の、内発性の学びの意欲を信じればこそ、時にはマイナスな気持ちも行動も、しっかりと受け止めてやることができる、

その子のもっている最も望ましい姿を引き出してやる、

そのことがちゃんと見え、いつも笑顔で、行く先にしっかりと体を向けることができる、

そういう自分 でありたいと願っているのです。


いつの時だって、私を変えるのは、ご家族の強い気持ちと、成長の手応え、そして子どもの笑顔以外にあり得ません。

その日々の積み重ねこそが、私を変え、支え続けたのです。





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【2012/06/20 09:58】
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Author:SHINOBU
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