集団での学びを支える個別支援

 2012-06-03
すでに就学をされているお子さんが、私の所で新しくレッスンを受けることに決まったとします。

そんな時には、私はいつもその子あてにお手紙を書き、プリントを保管するためのファイルの1ページに綴っておきます。


多くのお子さんの場合、小集団学習や個別的な学習の体験はあっても、オーダーメイドの完全マンツーマンでの45分のレッスンは、初めての場合が多いようです。

レッスンが終わると、うれしくてうれしくて、何度も何度も、私のお手紙を読み返すお子さんも多いようです。


そのお手紙は、ひな形がすでに出来上がっており、名前の所をだけをお子さんに合わせて上書きしたものです。

これまでに、100通以上プリントアウトしたものです。

それでも、その子にとっては、初めてもらった大切な宝物になるのです。


就学前のお子さんに、アンパンマンの30Pパズルをさせたとします。

このパズル、これまで少なくみても毎日3回以上は使って来ました。

もうそれを、4年以上も続けてきましたから、まちがいなく3000回以上使用しているはずです。


同じパズルで3,000回以上も臨床実践を重ねると、このパズルをさせただけで、ある程度、その子の優位な認知処理特性が、瞬時に理解できます。

どこをどう支援すればスムーズに活動が進むか、どこでどう支援をフェードアウトしたら、認知力がブラッシュアップされるか、3,000回もやってりゃ、誰だってわかります。


初めてその様子をご覧になったご家族は、「まるで魔法にかかったようだ」と、おっしゃってくださる場合もあります。

家では、くつを放り投げている子が、私の教室に入る時には、くつのかかとをそろえて、お辞儀をして入室するケースもあります。

他の療育では着席さえ出来ない子が、SHINOBU先生の所では、どうして集中して活動できるのか、不思議でたまらない、そうおっっしゃってくださるケースもあります。


でも、それは、実は、そんな大それたことでも、何でもありません。

ここでのレッスンを、ちょこっとその子の好みの味付けにしてあるだけです。

おいしく感じるのは、子どもの好みに合わせて、みりんと醤油のバランスを整え、そのあぶり具合を調整しているからです。


こんなごちそう、

月に1回、週に1回で十分です。

それぐらいだからおいしいのだし、「また、給料もらったら、あそこおすしを食べに行こう」 てな感じになるのです。


先日、ある3年生の女の子が、「学校のわり算のテストでよい点数をとった」 と、お母さんからメールをいただきました。

就学前、通常級か支援級かで、何度もご相談させていただきましたが、ご両親は、通常級を選択されました。


以来、2週間に1回のレッスンに、欠かさずお越しくださいました。

読めない文字が読めるようになり、書けない字が書けるようになり、出来ない計算ができるようになりました。

「SHINOBU先生のおかげです」 と、お母さんは伝えてくださいますが、本当は、私はただ、横に立っていただけで、この子を育てたのは、学校の先生であり、ご両親のご努力です。


本当に大切なのは、毎日の白ごはんです。

ここで育てばこそ、私のレッスンが生きてくる。


私のレッスンは、手作りで、オーダーメイドではありますが、日々の学びに取って代われるものではありません。

だからこそ、私の役割が明確になってくるのです。


子どもの育ての軸足をどこに置いて、個別支援をどう構成していくかは、大切な事柄です。

みりんと醤油のバランスや、火加減で、料理はどんな風にでも変わっていきます。

似たようなラーメンは作れても、行列のできる店とそうでない店があります。


そこが、腕の見せ所、

プロなら結果がすべてです。


子どもは、みんなと共に学び、みんなと共に育つ存在に違いありません。

息をはずませ、階段を駆け上がるようにして、レッスンを受けにきてくれる子ども、

だからこそ、個別支援も重要となってくるのです。





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【2012/06/07 08:58】
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Author:SHINOBU
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