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認知にかかわる 脳内ネットワークが構築される瞬間

 2012-05-31
画像1
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画像2
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画像3
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画像1のような形があったとします。

例えばそれを、ばつ(×)という言語に置き換えて認知したとします。

すると、画像3のような形枠に対応させて、ぴたっとはめることができます。


しかし、中にはこれを、たす(+)にような言語を使って認知する子もいます。

この形を、+と認知している場合は、画像3のような型枠にはめようとしても、なかなかはまりません。

トライ&エラーで経験的に学習する子もいますが、何度やっても切り替えができずに、悪戦苦闘する子もいます。

これは、頂点が下にくる逆三角形でも、しばしば起こる事象です。


逆三角形の場合、型枠を180°回転させたとたんにピタリとはまります。

それで、はっと気がつく子もいれば、どうしてそうなんたのかわからないけど、とにかくはまってよかった(笑)という2つのタイプに分かれます。

ずっとパズルができなかった子が、型枠を逆にしただけでできるようになる場合があります。

それを見ていたお母さんが、まるで手品のようだ、SHINOBU先生の魔法だ、どうして先生の所ではこんなに集中できるのか、と驚かれることも多いのですが、こういう部分をとらえてレッスンを組み立てるのが、私の専門性です。

認知の育ちとは、例えばこういうことなのです。




画像4
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画像5
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花子ちゃんは、典型的な継次処理が優位な認知処理様式で、お話を読むのが大好きな女の子です。

でも、書字は得意ではなく、小さい学年の頃は、漢字学習に苦労した時期もありました。


中でも、数字の 「9」 と、ひらがなの 「ら」 は、鬼門でした。

「ら」という文字の形が、なかなか認知出来にくいのです。


ところが、昨日、ついに 「ら」 という文字が認知できる瞬間がやってきました。

別の言い方をすれば、微細書字認知にかかわる脳内ネットワークが構成された瞬間です。


これまでは、何度書いても、画像4のような独特の 「ら」 を書いていました。

が、ついについに、それが認知できるようになりました。

「ほうらねっ」 って言いながら、何度も何度も正しい 「ら」 を私の前で書いてくれました。


そのことを、すぐにお母さんに報告をすると、お母さんは目を丸くして驚いておられました。

ほんの2週間ほど前に、あとは、「ら」 という文字だけになりましたね、早く何とかなるようにがんばってみますと、お伝えしたばかりでした。


みなさんは、初めて自転車に乗れた日のことを、覚えておられますか?

お子さんが、初めてつかまり立ちをした日の感動を、覚えておられますか?


一度出来てしまえば、何てことはないことです。

逆に、総合的に構成されたネットワークは、築くのには時間がかかりますが、そう安々と崩れ去るものでもないわけです。

物事ができるようになるというメカニズムの一端が、ここに伺えます。


感動するのは、たった1日、

次の日からは、それができるのが当たり前になった花子ちゃんが、そこにいるのです。


だからこそ、地道な日々の活動を、どう豊かに構成していくか?

育てを信託されたプロとして、どこを目指していくか?

指導者としての専門性とは、そういう事だと私は考えているのです。



今月は、ユニークアクセスでは(のべ閲覧人数)5,000人越え、トータルアクセスでは10,000回越えの閲覧をいただきありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いします。




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【2012/05/31 10:47】
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