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子どもは 集団の中で育つ

 2012-05-29
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先週、11月で3歳になる男の子が、児童発達支援のグループレッスンを卒業しました。

6月からは、お母さんはお勤めを始められ、地域の保育園に通うことになりました。


鉄棒、なわとび、お散歩、造形・音楽遊び・・

色々な活動に取り組み、表情も、態度も、コミュニケーションも、格段に向上していきました。


できることなら、これからもずっとずっとここにいて欲しかった、

でも、地域のお友達と、一緒に活動できるまで育てるのが、私たちの仕事、


これまでの作品や、成長記録を綴った大きなファイルを抱え、その子は発達支援センターを後にしていきました。

お母さんは、振り返り、何度も何度も頭を下げておられました。

私たちの心の中に、かけがえのない大切な気持ちがわき上がってくるのを感じていました。

そんな一コマがありました。



一方で、就学後のお子様を対象とする 「学童ケアリングレッスン」 に小学1年生の新しいお友達が来てくれることになりました。

放課後3時~6時まで、

1人の担当にお子様は3名まで、

行き届いた環境の中と、あたたかい愛情の中で、社会性や主体性、そして肯定的な自己理解の力を育てていくことをねらいとしたレッスンです。

昨年の秋から募集を開始しましたが、いつの間にか、ほぼ定員一杯のご利用をいただけるようになりました。


当初、固い表情だった子どもも、1ヶ月を過ぎる頃から表情に変化が見られます。

何だか、とても落ち着いた、やさしい顔になってくるのです。


担当者は、支援計画を立て、明確なビジョンをもって、支援にあたっています。

ですが、基本、子どもの内発性を信じ、提案をしたうえで、選択させたり、自己決定させたりすることを大事にしています。

紙やカードよるソーシャルスキルではなく、生きたリアルな社会的な体験と問題解決の力

出会ったメンバーと話し合いをさせ、集団決定をするプロセスや営みを尊重してやるのです。


この時間は、ご家族が、子どもたちにプレゼントしてくださった大切な時間、

そして、一人一人の子どもは、私たちのかけがえのない大切なメンバーであり、家族なわけです。


信頼できる先生やお友達がいて、みんなから自分が必要とされている感覚、

それを意図的・教育的に構成してやるのが、このグループレッスンのコンセプトなのです。


最初、週1日だった子が、他の事業所をやめてまで、週3回、ここに来てくれるようになっ子もあります。

子どもが、「楽しい、もっとここに来たい」 と言ってきかないんです、

お母さんは、そんなふうに私たちに伝えてくれました。


その楽しいという中身、

それは、自分が受け入れられ、みんなから必要とされている感覚です。


脳には、大脳辺縁系という部分があり、そこでは人間の生存にかかわる食欲や睡眠などの欲求がコントロールされているのです。

そして、その部分には、「集団の所属欲求」 もつかさどられているわけです。


人は、みんなと一緒に育ち、生きていく存在です。

そしてその力もスキルも、教育的な営みによって培っていくものだと、私は信じています。


ここに来て、日に日に表情が和らぎ、自信に満ちたりんとした顔つきになっていく子どもたち、

あなたたちが、地域の中、社会の中で自分らしさを発揮して、自己実現できるその日がやってくるまで、

私たちは、君たちと、同じ歩幅で歩み続けて行きたいと願っているのです。





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【2012/05/29 19:05】
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