教科学習を通して子どもに培いたい力

 2012-05-07
私の行っている週に1度の個別レッスンでは、あまり総花的に内容を欲張ることはできません。

でも、だからこそ大切にしていることもたくさんあります。


学校教育で学ぶ内容については、各教科、系統的に学習指導要領に規定されています。

これだけは、小学校で学ばせたいという内容が、精選されているわけです。

それぞれの学習を積み重ねていきながら、子どもたちは学力を身につけていくのです。


一方で、私が子どもに育てたいことは、主に以下の3つに限定しています。

① より豊かな言語の感覚

② より豊かな数量の感覚

③ 肯定的な自己理解の力


この3つの力を育てるために、それぞれの子どもに合った教材と、アプローチを考えていくわけです。

教材は、そのための大切な手段となりますが、目的そのものではありません。


これからこの子が生きていく上で、言葉の力を培うことにより、文化的な接点を少しでも豊かにしてやりたい、

数に対する見方・とらえ方を伸ばすことにより、暮らしの中に生かせる内容をもっともっと増やしてやりたい、

そんな気持ちで、私は日々のレッスンに取り組んでいるのです。


もちろん、だからと言って、教科の内容をないがしろにするわけではありません。

懸命に取り組むことによってこそ、育つ力もあるというものです。

でも、テストで良い点がとれなければ、すべて無意味というものでもないはずです。


ちなみに、中学校の因数分解の問題、私、今すぐに解ける自信は全くありません。

でも、だったら中学の数学はやらなくてもいいということでもないはずです。


それぞれの教科内容をうまく利用しながら、その子にとって大切な力を培っていくこと、

アプローチはそれぞれであっても、学校教育も、個別指導もめざすものは同じであるはず、

ならば、可能な限り当該学年の教材を使って、その子に合った数量や言語の力を身につけさせていくことができないものか?

それが、私が今、チャレンジしていることでもあるのです。


例えば、自然の中の大きな海で泳ぐこと、

外国で、ネイティブの方とリアルなコミュニケーションを図ること、

そのために必要な体力そのものを培いたい、

基本的なスタンスは、そこにあります、

私が、集団の中での学びを、とりたてて重要視しているのもそのためです。


だからこそ、時にはビート板やヘルパーを付けて、フォームをきちんと教えてやりたい、

「R」 の発音はこうだと、実際に舌を丸めた形を教えてやりたい、

個別指導の果たす役割は、そこにあるのだと考えています。


学校教育の中に、しっかりとした学びの場があればこそ、個別指導は初めて生きる、

学校でしかできないことと、個別指導だからこそできること、

どちらか大事かということではなく、どうしたら、より豊かな学びが構成できるのかを考えることが大切です。


週に1度だから大切にしなくてはならないこと、

私は、そのことを今日もしっかりと見つめて行きたいと願っているのです。




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コメント
「それぞれの教科内容をうまく利用しながら、その子にとって大切な力を培っていく」に大いに共感します!

私の子供は、計算ドリルをやりたがりません。
でも、カードゲームは大好き。どうにかして、もっと強くなりたいと思っているのです。

このカードゲーム、勝つためには運もありますが、多くの部分は計算が必要なのです。例えば、「相手の体力が80で、こちらの攻撃力が30なら、相手に3回攻撃すればやっつけられる」といった具合です。

散歩にでかけて、階段があると同じような場面に遭遇します。8段の階段があって、2段飛ばし(一歩で3段)で上ると3歩で上までいけます。

子どもにとっての日常と、計算ドリルが結びつけば、やる気も高まってくるものと思います。
【2012/05/09 10:40】 | Motoi Tobita #ltHbZnSc | [edit]












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