家族の気持ちが 子どもを変える

 2012-04-09
先週のことです。

おる女の子が、4月になり、就学を迎えたので、これまでと違った曜日に来てくれました。

年少や年中組の時は、なかなかお母さんから離れてレッスンを受けることができなくて、苦労した時期もありましたが、今では笑顔一杯で、元気よく自分で教室の扉を開けて、入ってくることができるようになりました。


この子は、ロールプレイが大好きな女の子です。

これまでは、お買い物ゲームの時、りんごやみかんの横に、同じ数だけお金を置くことができていました。

ところがこの日、先に「1・2・3・4」とバナナの数を数えておいて、その4という数をメモリーにキープしたまま、10円玉を4つ、私に手渡すことができるようになりました。

ぶどうでも、ももでも、何度やっても、正確にお金を私に手渡すことができるようになりました。


次は、紙芝居です。

「せんせい、してください」

この日は、先に子ども役をしたいようでした。


私が、先に紙芝居を読んでやると、今度はこの子が交代で先生役をします。

「いってらっしゃい」

「バタコさんは、くるくる回りました」


驚くべきは、その構音の明瞭性が、ここに来て格段に上がってきたことです。

以前は、何を言っているのか、なかなかキャッチできない場面も少なくありませんでしたが、この頃は、耳を疑うほど急にクリアに言語表出できるようになってきました。

お母さんも、「ホント、周りの人がびっくりするくらいです」 と、笑顔一杯で教えてくれました。


私の教室に通って来てくれるようになって、もう3年になろうとしています。

これまでは、午前中に毎週通ってきてくれましたが、4月からは、夕方の5時~のレッスンになりました。

もしも、この先、小学校6年生まで通ってくれるとすると、10年近く同じ支援者がこの子にかかわり続けることができるわけです。

私の目指す、あるべき姿の一コマが、にわかに現実味を帯びてきました。


これまで、レッスンがうまく行かず立ち往生したこともありました。

20分以上泣き続けた日もありました。

決してすべてがうまく行ったわけではありませんが、ことこの日のレッスンは、私にしてみれば、ずっと目指していた楽しいレッスンを、現実のものとして具体化できた、とても心地よいものになったのでした。


「この教室で、語い数が増えてお話できるようになるとうれしいです」

初めてここにご相談にお越しになった日、入会申込書の最後の一行に、お母さんはそう記してくださいました。

それからずっと仕事のやり繰りをつけ、お父さんと交代で、時にはおばあちゃんまで動員して、ほぼ休まず毎週レッスンに通い続けてくれました。

この深く、そして強い愛情こそが、この子の成長を支え続けてきたに違いありません。


まもなく入学式、

少しでも、お役に立てて本当によかった。

ご家族と一緒にそのことを分かちあえる日が来たことを、何よりの喜びに思います。


今朝、桜の花が、あたたかい春の日ざしに輝いて見えました。

すべてはこの日、この時のために、

私たちは、また、新しいステージに向かって歩み始めていくのです。





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