私の目指す行動改善

 2012-01-20
先日、りんちゃん(小4)のお母さんから、りんちゃんの言葉使いや、行動についての相談をお寄せいただきました。

特に学校で、時折あまり望ましくない言動や、自分で自分をコントロールできにくい状況が続き、担任の先生も心を痛められているということです。

私の教室のマンツーマンレッスンの時でも、時折似たようになることもありますから、状況は目に浮かぶように理解することができます。


この日のレッスンでも、あまり望ましくない言動が見られる場面がやってきました。

自分の思い通りにできにくい場面で、言動が制御できにくくなってしまうのです。

ここではマンツーマンレッスンということもありますし、複数年にわたる長いつきあいですから、こういう場面の対応については、ある程度心得ています。


> りんちゃん、さっき、たみちゃん(3年生)と、一緒に勉強したんだよ、

(ここで、りんちゃんの顔色がいっぺんに変わります。たみちゃんというのは、りんちゃんと同じ学校の支援学級に在籍する仲良しのお友達です)

> りんちゃんは、4年生だから、きっとよい姿勢で勉強しているんだろうな~ って言っていたよ、

(それまで、ひじをついていたりんちゃんの背筋がいっぺんに伸びる)

> りんちゃんは、漢字が上手なんだよ、私もりんちゃんみたいにきれいな字が書けるようになりたい、って言ってたよ、私も、4年生になったら、りんちゃんみたいになれるかな~、って言ってたよ、

(ここで、りんちゃんの学習モチベーション、MAXになる)



この日の朝、かれんちゃん (6歳) も、朝一のご機嫌は、やや斜めでありました。

1分だけ抱っこしてやって、目を見て、語りかけるように気持ちを受け止めてやります。

三角だった目が、みるみる丸くなっていくのが感じ取れます。


抱いた手をそっと降ろし、学習席に促すと、ちゃんと着席しました。

この日は、小さなカラーのいすに座りたいようでした。

赤ちゃん用のいすですから、本当はそれに座ることを認めてはいけないのかも知れません、


ダウン症のお子さんの場合は、達成動機が高いため、自分のやろうと思ったことを中断されることをとても嫌います。

望ましくない行動は、決して受け入れてはいけません。

安易に迎合してもいけません。


でも、その子がとても引き下がれない状況やタイミングで、事態を収拾のつかないものにしてしまうのではなく、その背景にある達成動機の高さを、まず受け止めた上で、

> かれんちゃんおりこうだね、かわいいいすだね、じゃあ、今度は小学生用のいすにも座れるかな?

かれんちゃんの場合は、そうつなげた方が、うまくいくことが多いのです。

臨床場面における特性理解とは、そういうことだと、私は思っているのです。


私の力だけで、子どもの行動が改善されていくと思っているわけではありません。

だからこそ、支援者として自分のなすべき役割を明確にしておかなければならないと思っています。


肯定的な自己理解 → 心の余裕 → メタ認知 → 自己コントロール

そうしたことで、少しでもその子らしさが発揮できるようサポートさせていただきたい、


私に与えられた時間は、限られています。

それは、私にとっても、子どもにとっても、大切な時間です。

子どもの行動改善に向けて、私たちがなすべき役割、


だからこそ今日も、

1回1回のレッスンに真心を込めて、

子どもの心にていねいに寄り添っていきたいと願っているのです。



この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2011-1-23)




にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

↑ 大切さを全国に伝えたい! 応援の1クリックを よろしくお願いします。 ↑



コメント
自閉症ですが、ただ一人の支援学級でマンツーマンな日々で、汚言や反抗的な態度、行動などで担任の先生が、体調不良になり担任を辞めたいとまで校長に相談されたそうです。親として大変悲しいことでしたが、視覚支援も構造化も適切に行われない環境でのことでしたので、冷静に考えるようにしています。
環境が整った中でも、勿論起こり得ることなのでこの記事はとてもとても勉強になりました。
ありがとうございました。
【2012/01/26 00:50】 | オカン #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobu1.blog117.fc2.com/tb.php/1149-b07fce7b
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
大切さを全国に伝えたい
新大阪教室

bnr_personal-osaka.jpg

岡山教室

bnr_personal-okayama.jpg

Author:SHINOBU
白ゆり発達支援センター

okayama-shirayuri_175-60_hato_convert_20110331050720.jpg

今までにご覧いただいた方
 

百万アクセスまでがんばりたい

カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ