10のまとまりを体感させる教材

 2012-01-13
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30+4は、いくつ?

そんなの34に決まっています。

分かってしまえば、当たり前の簡単なことです。


ところが、案外これがわかりにくい、

9+8などの繰り上がりの計算がスラスラできるようになった子でも、

30+4=70、

なんて平気な顔で言ったりします。


どうしてこんなことが起こるか?

それはひとえに、位取りの概念=10を一つのまとまりとして見立てる感覚が身についていないからです。


10円玉が1円玉10個分と同じと見立てる感覚、

その感覚を育てるために、わたしはこれまで、上の画像のような数え棒を主に使用してきました。


これはこれで、使い方によっては、とてもすぐれた教具として利用することができます。

ただ、輪ゴムでとめている10の束を、なかなか10とイメージ化することができにくい、

つまり、1本くらい欠けていたとしても分からないし、数を合成したり分解したりすることを、視覚的にイメージ化するのには、あまり適していないのです。


先生、あのブロックを10個つなげたものを、教材として使ったら、ちょっとはうちの子にも10のまとまりの感覚が身につきませんか?

先日、りんちゃんのお母さんとそんな話になりました。


こういう具体的な指導内容の話が、相互にフランクに、毎回できるというところが、私たちの大きな財産になっています。

早速作って、即実践してみました。

結果、すごく使いやすく、わかりやすい、


りんちゃん、きれいな水の中でスイスイ泳ぐ魚のように、生き生きと問題に取り組み始めました。

それと、100個重ねて持たせてみると、視覚的にも、100という数がとらえやすい、


> これ1000個くらいあっても、いいかも?

> それくらいあれば、順序数からぬけきれない子どもに、日常生活の中で、集合数としての数感覚を培う中心教材として、しっかり根付いていくかも知れませんよ、

思わず、私はお母さんにそうお伝えしました。


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シンプルなチャーハンこそ、なべの振り方で腕の差が出る

家庭とは違う、プロのチャーハン


ご家族の願いを受け、そのご家族と一緒に考えながら、私はそのご期待に何としても応えなければと、身の締まる思いになるのです。

こうした実践の積み重ねこそが、今の私を支え続けているし、それこそが私の専門性であり、何よりの誇りでもあり、喜びであるのです。


市販のものでなく、自分で開発した教材、

子どもの表情を見ながら、ブランドタッチでさばける、手に吸い付くようなシンプルな教材、

シンプルだからこそ、学習の本質や、ねらいとする内容ををえぐりとることのできるような教材、

それこそが、私の求めていものであり、教材・教具のあるべき姿であるのです。


楽しいですね、

私は、この仕事が大好きです。




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コメント
ご無沙汰しております。いつもブログは拝見させていただき元気をもらっています。息子ももうすぐ小学校卒業です。校区の中学校の特別支援クラスに所属です。小学校のように通常級にはほぼいきません。そのことを息子に伝えるのが難しくて。。。先日軽い感じで、中学になったらスミレ(今の支援クラスの名前)みたいなクラスだけになっちゃうからね。と。勉強が難しいしいじめられたりするからね。と。校区の中学はすごく悪くて授業が成り立たないことが多いそうで。でも言い方まちがえたかなーと反省しています。中学はすごく楽しみにしているのでいい方向に向かえばなと思っています。
先日保育士をしている友人に、「いままでたくさんがんばってきたんだよねーって、みんなにそんな姿これっぽっちも見せないで!」といわれつい号泣していまいました。そこまでがんばっているつもりはないですが特に相談するひともいませんから。でも分かってくれている人が近くに居るんだとうれしかったんです。
すみません長くなりました。。。またコメントさせていただきます。ことしもよろしくお願いします。
【2012/01/14 13:16】 | ひさよん #- | [edit]
いつも拝見させてもらい、指導のヒントとさせて頂いています。小学校の支援級の担任をしています。今回のブロックのかたまりは内のクラスのダウンのお子さんにもはまったようで、毎回、1234と数えていたのが、ぱっとみて4!とこたえる場面も。高い壁だった、足し算もテンションがあがったこともあり、取り組めるように。もちろん、全てをまねしても形だけになってしまいます。子どもの姿をしっかりみつめることも忘れず今後も取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。
【2012/01/24 06:25】 | じゃい #- | [edit]












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