私の進むべき道

 2011-12-31
「先生、何とか私の子どもの勉強を教えていただくわけには行きませんか?」

私の教室は、花子ちゃんのお母さんのそんな一言を受けてスタートしました。


当時1年生だった花子ちゃんは、もう5年生になりました。

(2桁)×(2桁) の筆算もできるようになってきており、文字も上手に書けるようになってきました。

それより何より、次から次へと変化を見せた教材に対して、指導のスタンスと相互の関係については、基本は何も変わらず、ずっと受け継がれていきました。


それから、今では100名を超す子どもたちと出会ってきました。

完全なマンツーマンレッスンと家族支援、

これまでにはない教育のスタイルを標榜して、年間2000時間、もしかしたら年間2500時間を超える程のレッスンを、休むことなく3年以上続けることが出来ました。


臨床実践もこれだけ積み重ねると、決して簡単には言語化できない極意みたいなものが見えてきます。

代々一子相伝で伝えらる秘伝の技のようなものです。

それに近いものを文章化したり、数値化したり、図式化したりすることはできますが、表現したとたんに、それはは安っぽく見えて、決して奥義として伝えられるようなものにはなりません。


歌舞伎の神髄や、秘伝のタレのようなものが、仮に文章化されたりマニュアル化されたとしても、決してその味そのものがたやすく再現されるとは思えません。

それは、そういうものなのです。


材料がシンプルであればあるほど、そこにわずかな腕の差が出るわけです。

そのほんのわずかな差が、料金を出しても、行列にならんでも、食べに行きたくなるプロの料理になるのです。


私は、まだまだ未熟者で、とてもではありませんが奥義を究める領域にはありません。

が、さすがにここに来て、そのしっぽのような部分がが見えてきたように思えてきたのです。


これまでの私が歩んできた道、それは、これから先に進むべき道のための、滑走路に過ぎません。

私は、この仕事をするために生まれてきたのだと心底思っていますし、これまでの人生は、そのための練習期間であったとさえ思っています。

どうしても超えてみたい頂が、すぐ目の前に見えてきたような心境です。


今、何が幸せかと言うと、横で一生懸命勉強している子どもの横顔を見ている時が、一番幸せを感じる瞬間です。

この1年間、休みらしい休みはほとんど休みを取らず、毎日フル回転でレッスンを積み重ねてきましたが、休みたいとか、遊びたいとか思ったことは1度もありません。

日曜日や祝日は、私にとっては、子どもが学校に行かないという日であって、もはや、いつも以上に忙しくて気合いの入る1日、という位置づけになっています。

「先生、体は大丈夫ですか?」 とか、「たまには休んでください」、言われることも多いのですが、私にはもう、休みという感覚が、日常生活の中には全くないのです。

そんな時は、「きっと疲れが顔に出ているんだな、体調管理が不十分で申し訳ない」 と、反省してしまうのです。


誰に何と言われても、私は今の仕事に、強い誇りと信念をもっています。

今の自分が一番好きで、今の仕事が一番好きで、今の自分が一番幸せです。


土・日休みたいなんて、これっぽちも思いません。

だって、土・日のレッスンのほとんどは、もう3年以上継続の子で、レッスン中は、楽しくて楽しくて、あっという間に終わってしまうのですから・・


日曜日のレッスンを終えた後に、家内と外食に行くことがあります。

日曜日の夜に開いている店は、限られています。

いわゆる隠れ家のような、あまり一般のお客さんはお越しにならない店もあります。


そこで飲むビール、

私たちには、そんな楽しさだってあるのです。


家内も、毎日戦場のような場所で戦っていますし、TOPとしての逃れられない苦しさについては、相互が最高の理解者であると思っています。

これが、私たちが選択した、私たちの進むべき道なのです。


もう一度生まれ変わったとしたら、本当に今と同じ環境を選べるかどうか心配です。

それほど私は、今の仕事が大好きなのです。


大晦日のこの日、

午前中は、就職が決まった長女に何か祝いをしてやりたいと思っています。

午後は、1年間妥協をせずにがんばり通した自分と、最近腰痛も出さずに踏ん張ってくれた自分の体へのご褒美で、2時間半のマッサージに行きます。


そして、年越し

馬鹿ですね、1日の午後には、もう教室で教材づくりや事務をしようと本気で考えています。


自分の中で、「一般社会としての普通」 は、もうとっくに捨てています。

そういう概念自体が、何か逃げ道を正当化するめの都合のよい言葉にしか思えないのです。


ホント、私、病気でしかありません。

でもそのことをメタ認知できるようになりましたし、そのことをを受け止めた上で、多少、自分自身をコントロールができるようになりました。

これが、昨年1年での、私の成果です。


毎回の充実したレッスンの積み重ね、

基本、それが毎年変わらない究極の目標でもあります。


ただ、そのクオリティーが今と同じでよいはずがありません。

それと、来年からは、ある短大で特別支援保育の講義を担当させていただくことになっていますし、りえ先生をいっぱしの実践者に育てあげなくてはなりません。事業も、安定した水平飛行までもっていかなくてはなりません。


やる事は山ほどあります。

でも、やっぱり私はレッスンが好き、

そう思える自分こそが、私にとっては大好きな自分であるわけです。


一期一会、

出会った子どもとの大切な時間を充実させていくことこそが、すべての活動の源であることを忘れずに、これからもずっとずっと、前に進んでいこうと思っているのです。




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