理解言語と表出言語

 2011-11-21
文字を見て、それをすぐに音声化したり、内言語(理解言語)化するのが苦手なタイプの子がいます。

わ・た・し・は・・、というように、1字1字をしっかりと見るために、文脈ととして把握することができにくいのです。 

毎週土曜日に教室に通ってくれている男の子も、そういうタイプの子です。


先週のレッスンのことです。

下の画像のような教材を使って、「かいだんをおりる」 などの文字と、それを示す図柄とを対応させる学習をしていました。

DSC09280_convert_20111121065822.jpg




これまで私は、この子が苦手な「 文字 → 音声化 → 内言語化 」 というプロセスに軸足を置いた学習を構成する予定でした。

ところが、ふとしたきっかけで、「かいだんをおりる」 という部分を私が読んでやり、「 文字 → 音声化 」の所の支援を厚くした構成にしてみました。

すると、急にその子の目の色が変わり、すごい勢いで、次々とマッチングを成功させていくではありませんか?


そうか、音声化するのはまだ苦手だけど、理解言語そのものは、こんなにも育っていたんだ、

そう思うと、何だか急にいとおしくて、抱きしめてやりたいような気持ちになりました。


文字からの言語のインプットや、理解言語の音声によるアウトプットの苦手な子はいます。

しかし、だからと言って、理解言語・内言語も貧弱とは限りません。


この子、いっぱい知っていること、いっぱいわかっていることがあったのです。

決して知らなかったわけでも、わからなかったわけでもないのです。

ただただ、私の感度が鈍感だっただけの事です。


この日、まだまだ細いけれど、豊かなコミュニケーションのための大切なパイプが、しっかりとつながったような気持ちになりました。


もっと、もっと勉強したい、

その子の心の声が聞こえてくるような気持ちになりました。


今まで気がつかなくてごめんね、

いつもより、意気揚々と、はずむように教室を後にするこの子の後ろ姿を目にしながら、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。


来週までに、教材の大幅な見直しと充実が必要です。

この子の気持ちにこたえるのは、それしかありません。


メカニズムさえ分かれば、打つ手もいろいろあるというものです。

さてまた一つ、目指す頂が見えてきました。





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Author:SHINOBU
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