あきらめなければ 夢は叶う

 2011-11-17
「SHINOBU先生、支援学級の先生が、急に計算ができるようになった、文章が急に読めるようになってきたって、びっくりなさっています」

先日、あるお母さんが、笑顔いっぱいで、そんなうれしいお知らせを伝えてくれました。

7月から、私の教室に通ってくれるようになった、4年生の男の子です。


いつだったか、「練」 という感じのつくりの部分を、誤って「車」と書いてしまいました。

私は、ここはね、「車」 と書くのではなくて、「東」と書くんだよ、と教えてやりました。


これまでは、つまずきの予測はほぼパーフェクトに出来ており、その場合の手立ても事前に準備できていました。

特に、同時処理能力は秀逸でしたから、まさか得意の書字でエラーが起こることは、私にとっては予想外の出来事でした。


学習に対する達成感を、特に大事に感じている子です。

今回のケースでは、ここのエラーに敏感に反応し、急に声をあげ、涙を浮かべたり、自分の体を痛めるような行動を取り始めました。


ここは、クールダウン、

そして、必ず次につなげる


自分の心に言い聞かせるように、この日はあまり刺激を与えないようにして、私は、レッスンを終了しました。


お母さん、次回はこのことを生かして、必ず、楽しいレッスンを構成しますから、

私はそうお母さんにお伝えして、次の準備に取りかかりました。


同じ失敗を続けてはならない、

私は要求度を1ランク下げ、万一つまずいた場合の手立てを、より周到に準備して学習を構成しました。


そして次の週のレッスンを迎えました。

いつもよりイントロを長く、いつもより滑走路の角度を下げて、小さなステップで学習を構成していきました。

途中から、みるみる学習のモチベーションが向上していくのが手にとれました。


そして、前回エラーが見られた 「練」 という漢字学習の場面、この子は前回の学習を生かして、みずからの力で 「練」 という字を正確に書くことができました。

私の用意していた手立ては、出す場面すらありませんでした。


そして、特筆すべきは、いつのよりゆっくりと、いつもよりイントロに時間をかけたこの日のレッスンが、終わってみれば、要求度を上げていたときの内容を、はるかに越えた成果を示したということです。

このことは、いかに子どもの特性を理解するかということ、いかに子どもの気持ちを大切にした指導が重要かということを、改めてつきつける結果となりました。


この日以来、私たちの心は、がっちり結ばれました。


「SHIN0BU先生!」

それ以後、扉を開けた瞬間に、これまで見せたことのないようなとびっきりの笑顔で教室に入ってくるようになりました。

もちろん、私の方も、この子が来るのが待ち遠しくて、楽しくてたまらなくなってきました。

関係というは相互のものですが、こんな小さな出来事から、私たちの関係は切っても切れない堅い絆で結ばれたような気がします。


こうして、だんだんと数の量的な処理ができるようになってきました。

文字を文脈としてとらえることにも慣れてきました。


深い特性理解に基づいたプロンプトフェーディングと、周到な手立てを構成した上でのエラーレス学習、

たとえどんなに時間がかかっても、その可能性は、無限であるさえと思っています。

それを信じていることが、きっと子どもの心に響くのだと思っています。


あきらめらければ夢は叶う、

誰にどんなに思われようと、私はこの子と一緒に、遠い遠い頂を、しっかりと見据えて、ずっとずっと歩んで行きたいと願っているのです。





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