自己肯定の力は 人とのかかわりの中から培われる

 2011-08-29
例えばお店で、とってもステキな洋服を見つけたとします。

値札を見ると、思っていたよりもずいぶんと高額、

でも・・・

やっぱりこれは絶対欲しいと思い、奮発して買っちゃいました。

袖を通してみると、やっぱりイケてる!


そんな時、

「あら、すてきね。その服どこで買ったのの?」 と、仲良しの友達からのひと言!

本当にうれしいものです。


自分でも、当然これは似合っているとは思って買ったわけです。

でも、やっぱりこうしたひと言は、大切です。

他者からの評価が皆無で、自分だけでその価値を支えるほど、人間は強くないのです。


脳には、大脳辺縁系という部分があります。

食欲、性欲など、人が生物として生きていくための基本的な欲求をつかさどる部分です。

その大脳辺縁系は、同時に、集団での所属欲求をコントロールしているのです。

このことから私は、「人は、他者からの評価なしに、自分の価値を支えることができない」 と、解釈するようになりました。


私が、個別指導の担当者としてなすべき最も大切な役割、

それこそが、他者と比較しない、絶対的な尺度で、その子の価値を、生きている意味をしっかりと支えてやることだと信じるようになったのです。


「まっいいか、俺は俺だし、俺にもちょっとはいいとこあるかも?」 と、思えるようになることを、私は、「肯定的な自己理解の力」 と呼ぶことにしています。

その力を育てるために、私は、ライフワークとして、この仕事を生涯続けていきたいと願っています。


この頃、「子どもが、教室の近くのコンビニまで来ると、うれしくなって、ガッツポーズをとるのです」 とか、「教室に通う道中で、子どもの目印になっている電気店の前を通り過ぎと、とたんに表情が輝いてくるのです」 という話を、何度も聞くようになりました。


なぜ、そうなるか?

答えは一つ、

それは、あなたの命の輝きを誰よりも大切にし、それをちゃんと言葉や態度で伝えることのできる指導者と、そのことを実現する、個別指導という環境がここにあるからです。


肯定的に自分の存在をとらえることができるようになった子どもは、「自分に得意なことと、苦手なことがあるように、自分の友達でも、どんな人でも、得意なことと苦手なことがあるんだ」 という見方・考え方ができるようになってきます。

そして、「困っているときには、お互いに助け合おうよ」 というあたたかい気持ちが芽生え、人間関係がより豊かになっていくのです。

そのサイクルが、ますます肯定的な自己理解の力を高めていきます。


そのために必ず必要なもの、

それは、「その洋服、どこで買ったの? すごく似合う」 という、他者からの一言です。


子どもの自立には、支援が必要です。

長い長い人生の滑走路、

見事にテイクオフしたら、私の役目は終了です。

そしてまた、新しい滑走路に立ち向かい、次のステージへと進んでいくのです。

そのための支援者も必要です。


自立と支援、

支援があればこそ、人は自立に向かって歩むことが出来る、

それは、大人であっても、子どもであっても、同じことだと私は思っているのです。


息をはずませて、階段を駆け上るようにして教室に入ってくる子ども、

少しはにかみながらも、時おり天使のような笑顔を浮かべる子ども、

私は、あなたたちが大好きなのです。


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