現実の重い課題を 家族と共に受け止める

 2011-07-29
ケースによって違いはありますが、とりわけお母さんのご苦労を受け止めることは、私の大切な仕事であると考えています。


机の上に配膳された食事が、お子さんの手によって次々と床に落とされてしまうため、立って食事をしなければならないという話、

細かい感情理解が出来にくいため、本人の何気ない一つの言葉が、友達や先生を巻き込み、大きな問題に発展してしまった話、

高層階のマンションのベランダの柵をよじ登ったり、池の中に一人でずぶずぶと入って行ったり、ちょっとの隙に研修会の会場から抜け出して道路へ出ていたりしたお子さんの話・・

つい先日は、公共の施設での排泄の失敗にかかわるご苦労話を、お聞かせいただきました。


まさに、リアルな日常の、ずとんと重くのしかかる現実、

こうしたご苦労は、まさに当事者でなければ、わかりにくい事柄です。


私の所へお越しくださるご家族の皆様は、底抜けに明るく、聡明で、ポジティブシンキングの方がほとんどです。

思うに、それまでにいくつもの修羅場をくぐり抜け、ネガティブな思考では、きっとこうした困難を乗り越えることができないことを、お子様の育ちを通して体験的に身に染みついて来たからに違いありません。


私は、ほんの一部ではありますが、お子さんの学びや育ちに直接関わっていますし、責任も共有させていただいています。

だからこそ、リアルなお母さんのご苦労を理解することができるし、痛烈に突き刺さる心の痛みを共有することができるのです。


私は家族ではないし、それはある意味、他人事と言えば他人事になるのかも知れません。

しかし、家族でないからこそ、支援者としてなすべきことを、冷静にクリアにシャープ見つめなければなりません。

それが私の、支援者としての専門性であり、果たすべき役割であると考えているのです。


一番苦しい時にこそ、そばにいて、しっかりと足を踏ん張って、進むべき方向を共に模索すること、

そして、ご家族がご自身の力で、強く歩み出した時には、少し遠くから笑顔で見守っていくこと、


支援者としての喜びは、自分自身の活躍でご家族に何か貢献できた日ではなく、私を必要としないくらいに、ご家族が力強く歩む日にやってくるのです。

その日のために、私は今日も、ご家族と共に歩み続けます。

それが、私のなすべき役割なのです。



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