子どもの心に響くもの

 2011-07-18
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子どもが心ときめかす教材、

やりたくても、グループの中でやらせてもらえなかった実験、

どうしても作りたかった作品、

そんな子ども夢を叶える教室にしたいと、ずっと思っていました。


顕微鏡、糸のこぎり、試験管、アルコールランプ、手芸材料、はんだごて、リトマス試験紙・・・

講演会での講師料、研究助成金などで、こうしたものが徐々に整ってきました。

子どもが、急に 「これをやりたい」 と言ったとしても、何とか即日対応できるようになってきました。


この日、中学生の男の子が、ラジオキットを完成させました。

通信販売で買った、わずか1000円ほどのキットでした。

10M位のコイルを、まず巻く所から始めた学習でした。


こんなもので、本当にラジオ放送が聞こえるものかと、正直半信半疑でした。 (と言うより、たぶん鳴らないと思っていました) 

5Mに切ったビニール線を、アンテナ代わりに接続し、イヤホーンを耳にした瞬間、その子の表情が変わりました。


> えっ、聞こえるの?

すぐに、イヤホンを貸してもらいました。

そこからは、かすかではありますが、NHKラジオ放送のアナウンサーの声が聞こえてくるでは、ありませんか?


ビニールコードの向きを変えると、民放の放送も聞こえることがわかってきました。

延長コードに、アンテナ代わりのビニール線をぐるぐる巻きにすると、音量が増して聞こえることもわかってきました。


でも、どうして乾電池もないのに、音が聞こえるの??

ゲルマニウムとは、一体なんぞや?

私、もう50歳をとうに越えていますが、すっかりこのラジオキットのとりこにさせられてしまいました。


この子にとって、この感動が、やがては何かのエネルギーに変換され、将来につながるものとして発展してほしい、

私は、心の底から、そう願いました。

教えた数式や方程式は、消え去っても、この日の感動と事実は、きっと心に残るに違いありません。


私は、ずっとずっとここにいて、そのことを支え続けたい、

ゲルマニウムラジオと、それを一緒に作る空間、

そしてその時間は、君の自立のための、小さいけれども大切なステップになるに違いありません。


あなたの命の輝きと大切さを、私は、様々な学習活動を通して伝えたい、

一つ一つの言葉やまなざし、そして肌のぬくもりを通して、そのことを伝え、感じ取ってもらいたい。

私の活動の根っこは、いつもそこにあります。


あっという間に夜はふけて、気がつくと、時刻はもう9時前になっていました。

私たちには、イヤホーンから聞こえてきた何気ないラジオ放送の会話が、いつまでも耳から離れられない、ステキな夜になったのでした。


この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2011-07-20)






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