特性理解に根ざした 教材開発

 2011-06-17
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3年ほど前、私の教室の子どもは、花子ちゃん、太郎君、友里ちゃんの3人だけでした。

半年くらい、ずっと3人だけの教室でした。


その頃の教材は、すべてオリジナルで、毎回たっぷり時間をかけて準備をしたものでした。

今では、一日に10人くらいの子のレッスンをする日もあり、なかなか教材開発に時間をとれなくなってしまいました。

しかし、この3年間、日々多くの子の学びに直接かかわってきたおかげで、どんな教材が、どんな子に必要なのか、そういうことが見える力が少しずつ養われてきました。


今日、りえ先生に、「 白いぼうし 」 のオリジナル漢字教材を作ってもらいました。

4年生の子には、4年生の題材を使いながら、その子にあった内容を構成してやりたい、

目を輝かしながら取り組む、生きた教材を、用意してやりたい、

ずっとそう願っていました。


このオリジナル漢字プリントは、視覚認知が苦手な子のために、一般の漢字プリントと比べてかなりポイント数を大きくしてあります。

また、書字はできても、読みが苦手なタイプの子のために、読みの問題と、書き取りの問題を1枚ずつパーフェクトに対応させています。

つまり、読めなきゃもう1枚のプリントを見れば、一発で調べられるわけです。

先に読みのプリントだけをさせれば、それが書き取りの先行刺激にもなります。

また、新出漢字だけではなく、2年や3年で学習する漢字も、このプリントを使えば楽々おさらいすることができるように構成しています。

しかも、教科書のそれぞれのページに完全に対応するうようプリントの下に番号をふっています。

漢字の苦手な子でも、当該学年の教科書を使いながら、スモールステップで、自力で、楽しく学習できる夢のプリント、

それが、このプリント作成のコンセプトです。


私、得難い人材をゲットしたのかもしれません。

朝、思いつきで作成を指示したこのプリント作成ですが、りえ先生、私が他の子のレッスンをしている間に、ほぼイメージ通りのものを完成していました。(↑上の画像が、そのプリントの一部です)

私がしたら、おそらく半日かかっても、できなかった完成度です。

この子、やっぱり抜群のセンスです。


よし、ならば今日花子ちゃんが来る前に、5年生の 「見立てる」 という教材のプリントを作れとめちゃぶりしたら、さっそく作成に取りかかってくれました。

さっきから、物も言わずパソコンに向かって集中しています。(笑)


この子なら、ほどなく1年から6年までのオリジナル漢字プリントを系統化してくれることでしょう。

オリジナルな読解プリントだって、数量のプリントだって、やがていつかは系統化してくれることでしょう。

私が、これまで時間がなくてあきらめかけていた夢を、きっとこの子が叶えてくれることでしょう。


子どもの実態 → 指導者の願い → 教材化 → 子どもの内発的な学びの意欲 → 評価・強化 → 育った子ども → 新たな願い → 新しい教材

そんなサイクルがぐるぐる回り始めたら、どんなにすばらしいことか知れません。


私の横で、真剣に教材を作っているりえ先生も、子どもたちの成長に欠くことのできない戦力に育ってきました。

何とも、うれしい一日になりました。


(あっという間に、完成した5年生の漢字教材です)

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