同時的に数をとらえる力の育て

 2011-05-27
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昨日は、りんちゃん (小4) のレッスンの日でした。

前回は、学校行事の都合でいつもの半分の45分のレッスンでしたが、この日はこれまでと同じように90分のレッスンをさせていただくことができました。


このところ、りんちゃん、数を1・2・3・4と数えるだけでなく、4のかたまりをぱっと見て 「4」 ととらえる同時的な見方ができる力が目に見えて育ってきました。

そして、10の束、10のまとまりとしてとらえる十進位取り記数法の感覚もかなり定着してきました。

いつも導入で行っている数え棒ゲームでは、さいの目が 「12」 と出れば、10の束1つとバラの棒2本を、迷うことなくぱっと取り出すことができるようになってきました。

とってもうれしい成長です。


プリントに印刷された10のまとまりも、ぱっと10としてとらえることができています。

2ヶ月くらい前までは、何度10のまとまりを見せても、いつも1から順に数えていましたが、今ではそんなこともなくなりました。

14のブロック図を見せると、ぱっと14と答えられるようになりました。

大きな成長です。


ところが、この日、

4 + 3 は楽勝にできるのに、 14 + 3 という問題になると、ちょっと揺さぶられてしまいました。

とたんにさっきまで出来ていた10のまとまりのとらえができなくなってしまいました。

ここが、今のりんちゃんの最近接領域なわけです。


ははん、と思った私は、何も言わず、ブロック図の上を指先で10回たたいてみました。

非言語で、「これは10のまとまりだったよね」 と、りんちゃんにメッセージを送ったわけです。

りんちゃん、はっとしたような顔つきになり、17という答えを導きだしました。


数は、同時的にとらえることと、継次的にとらえることと、その二つをうまく切り替えることが大切だと、私は思っています。

ダウン症のお子さんの場合、滑走路が長いと大きくジャンプできますが、短いスパンで切り替えることが苦手なお子さんも多いようです。

9 + 2 なら、10・11 と継次的に数えた方が楽で便利です。

でも、9 + 7 なら、被加数の10に足りない1個を、加数の7から、映像やイメージで移動できる同時的な力が必要だし、大切です。

私は、今りんちゃんにその力を育てたいと思っています。

私の目指している豊かな数感覚の大切な力の一つが、そのことであると考えているからです。


この日の学習の中でも、随所にまだ定着できていない部分が見受けられました。

あれっ、おかしい、変だぞ

そんな風に迷い、考え、チャレンジすること、いわゆるトライ&エラー (子どもが最も育つ瞬間) のレベルまでりんちゃんたどりついたのです。

便利なやり方、わかってきたんだものね、それは楽しいはずです。

この日のりんちゃん、いつもに増して長時間、集中して学習に取り組む事が出来ました。


この子の後には、何人もの子が歩く道すじが、つながっていくわけです。。

私は、ずっとずっとこの子と、数感覚を育てる道のりを、探検しながら歩いて行きたいと願っているのです。



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