検査データと 実際の指導との接点

 2011-04-22
先日、あるお母さんから伺ったエピソードです。

お子さんの育ちの経過、今向き合っている課題の背景、家族としての思いや願い・・

その担当者の方は、こうしたことを十分に受け止める間もなく、その日初めて会ったお子さんのことを障がい名で判断し、一般論による一方的な助言や、家族としての養育に対する批判的な内容の指導をされた、と聞きました。


その場にいたわけではありませんから、詳細はわかりませんが、ひどく心を痛めたと、お母さんは、涙を浮かべておられました。

リスクを厳しく指摘するだけで、それが果たして本当に、その子やご家族を支えることにつながるのか?

支援の有り様について、今更ながら考えさせられてしまいました。


いつだったか、ある子の検査データをいただいたとき、実際の学習場面で見られる様子と反対のプロフィールだったことがあります。

一瞬、何かの間違いではないかと思ったほどです。

しかし、その検査結果をもとに、もう一度その子の学習の様子を見つめてみると、なぜそのような現象が起こったのかが、ストンと心に落ちる場面がありました。

それ以来、私にとってその検査データは、次のステップを構成していくための貴重な指針となりました。

検査データなんてなくても、生の子どもを見れば、すべてがわかると思っていた私の思い上がりを、強烈に打ち破る貴重な経験になったのです。



昨日、レッスンが終わったあとに、かれんちゃんのお母さんとお話をさせていただきました。

かれんちゃんのお母さんは、臨床心理士さんです。

子ども達の指導の実際に生かすために、ぜひその専門的なお力をお借りできないか、という話になりました。


もちろん発達検査だけで、すべてパーフェクトに明らかになるというものではありません。

発達検査が、単なるランクづけに使われるのではく、そのプロフィールが、実際の指導に生きるための連携を考えていくことが、とても大切だと考えています。


その一つのモデルを作ることができれば、どんなにすばらしいことでしょう。


客観的に精査された検査データを読み解きながらも、リアルな子どもの生きるつぶだちと、ご家族の願いをしっかりと受け止めるととができる、それこそ真の支援者の専門性と言えるのではないでしょうか?

この先、自分が何を目指していくべきか?


その答えは、きっとこんなところにあるのだと思っているのです。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2011-04-22)





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