子どもが勉強がいやになる時
2008-05-06
先日、学童保育で来ている小学生の勉強の様子を見ていると、おもしろいことに気がつきました。それまで、ちょっとごそごそしていた子どもたちが、勉強タイムになると、結構顔つきが変わり、真剣に取り組み始めたのです。
1年生〜3年生がほとんでなのですが、どの子も漢字ドリルや算数プリントに一生懸命取り組んでいます。
児童はいろいろな小学校に所属しており、だれができるとかできないとかも関係なく、勉強自体をそれぞれが楽しんでいるように見えて、ほほえましかったです。みんな勉強したいんだなって、感じることができた瞬間です。
以前、小学校の教室で全然勉強しなかった6年生の勉強を指導したことがあります。最初は抵抗感がありましたが、2年生の長さ調べあたりの内容をその子にアレンジして示すと、おもしろいように意欲的に勉強し始めた体験があります。
この私も、英語を学ぶとき、すごいレベルの教室に一人だけ入れられたら、そりゃあやる気を失います。自分の頭の上で、ネイティブの会話が飛び交ってついていけないとしたら、せっかくの決心も揺らいでしまうこともあって当然です。
しかし、本当はどんなレベルであっても、学ぶことそのものの価値は同じであると私は思うのです。私の行っている英会話スクールでは、ご高齢の方がそれぞれのレベルでで学ばれている姿を拝見します。私は、超がつくほどの初級コースからスタートしましたから、それぞれのレベルでいろいろな方と巡り会ってきました。それは本当に尊いこと、すばらしいことで、ただただ頭の下がる思いです。
ある時、ちょっと上のレベルになったとき、メンバーの人が何を言っているのかわからない時がありました。学費を先払いしているのでやめるにやめられず、相当悩んだときがありました。そのとき、カウンセリングの先生が、「ここは誰もが苦しむひとつの壁になっています。しばらくは、リスニングだけに焦点を当てて、マンツーマンレッスンを受けてみるのもいいかも知れません」とアドバイスをしてくれました。
やめてポイントを捨てるよりはまし、と判断し、マンツーマンレッスンを10回くらい受けましたが、何とか少しずつ自信を取り戻し、その後今日までレッスンを続けることができています。
学び方は100人いれば100通り、すべての子どもが完全習得学習で次のステップへ進むことができればそれでよいのですが、そうでない場合は、一定の個別対応は必要です。
少人数指導とか習熟度別クラスとかいろいろな試みがされています。しかし、根本がそのままで小手先だけ代えても、すぐに結果がでるとは限りません。
教育のユニバーサルデザインという発想がありますが、すべての子どもが自分の個性と能力に応じて、自分で目標を決めたり、自分で進んで学んでいくような、そんなシステムができないものかと考えてしまいます。
いっしょうけんめい学びたいという、それはけなげで大切な子どもの思いを、私たちは決して踏みにじってはいけない、そう私は思っています。
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