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未熟だからこそ

 2017-04-30
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この土曜日は大阪和泉市に伺いました。

今年5年生になる女の子のことで、とてもうれしいニュースを耳にしました。

学校の先生が、私の教室との連携を検討してくださると言うことでした。


近いうちに私のレッスンを見に来てくださることになるのでしょうか?

きっときっとその日、その子はいつも以上に張り切って勉強するに違いありません、

その子はうれしいに決まっています。

弾むようなそのその子の笑顔が目に浮かぶようで、今からとっても楽しみです。


これまで、何か学校でうまく行かないことがあると、すぐにマイナスの提案ばかりで、ご家族も私もだからといって安易には引き下げることは出来ず、いつかはわかってもらえないかと戦いの日々の連続でした、

やっとの思いで今、その力量と理解度の深い先生に出会えたなと、胸をなで下ろすような気持ちです。


私の所に見学に来てくださる先生は、ほとんどと言っても良いほど謙虚な先生ばかりです。

決して批判的なことやマイナスなことは言わず、ご自身が取り入れてくださるポイントだけをシャープにとらえていかれます。


ご自身の実践に信念のある先生は、他者を批判する必要などどこにもありません。

私のレッスンから何かを吸収しようとする姿勢の先生は、間違いなくその時点で、一定の水準を超える教育実践力をおもちであることを示しています。

学級づくりがうまく行っていない人は、そうでなくても、自分の学級経営を他者と比較されるのを恐れるはずです。


何かがうまく行かないのは、決して子どものせいだけではありません。

A先生でうまく行くことが、自分ではなかなかうまくいかない、

そのことを子どもの特性とすり替えるのは、自分自身に力がないからです。


そういう意味で私こそが、まだまだの未熟者、

CMでの三浦知良の言葉ではありませんが、へたくそであるからこそ、もっともっと研鑽し、さらに技術を磨いて、そのことで一つでも子どもの豊かな学びに貢献したいのです。


私のチャレンジは、これからもずっと続いていくのです。






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子どもの育ち

 2017-04-29
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この春から、インクルーシブの教室に通ってくれるようになった男の子がいます。

保育園の友達の輪の中にも入り、母の元を離れての初めての育てが始まったわけです。


最初は泣いてばかりで、なかなか活動に参加できませんでした。

アレルギーのこともあり、給食が食べられず、毎回お弁当を持参して来てくれていました。


そんな不安いっぱいのスタートではありましたが、いつの間にか笑顔で活動に参加できるようになりました。

先生との信頼関係も、みるみる豊かになって

いきました。

手当たり次第何でも好き放題に要求するのではなく、順番を待ったり、がまんをしたり、場の状況に合わせたり、いわゆる社会的な態度を一つずつきちんと身につけていく流れが出来てきました。


この一ヶ月に一体何があったのですか?

これまでとは全く違う大きな成長が見られます


他の養育の先生が、驚きのあまり目を丸くされたとも伺っています。


ご家庭の深い愛情があればこそ、人は多くの人とかかわりの輪の中で育つ、

集団の中にしっかりとした居場所があればこそ、個別支援は初めて意味をなす、


これまで私が伝え続けてきた大切なことを、この子の笑顔はしっかりと、私に示してくれてくるのです。





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プラシーボ効果

 2017-04-28
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先日のことです。

6年生の男の子とこんなやりとりをしました。

「先生って何歳?」
「うーん、何歳だと思う?」
「28歳!」
「当たり~、どうしてわかった?」
「よかった~、32歳って言わなくって…」

きっとこの子の感覚では、30歳も50歳も同じ年寄りというカテゴリーでまとまってあるのだろうけど、いくらなんでも、今さら自分は58歳とは言えず、私はただただ苦笑いをするだけでした。


新しい事業所が増え、急いで児童送迎用の車のリースの手配をしましたが、納車は早くても5月連休開けになるとのことでした。

その急場をしのぐため、それまでは私の車を送迎車として使ってもらうことにしました。

なので今私は、原付バイクを使って事業所間の移動を行っています。


この日5歳の子のレッスンがあったのですが、私が原付に乗っている姿をその子が見て、それがカッコいいのだとと言ってくれました(笑)

一体原付に乗ってる私のどこがカッコいいのかと、これまたただただ苦笑いをするしかありませんでした。


私と勉強したら、必ず頭が良くなると信じている子がいます。

きっとご家庭では、お母さんが毎日のようにSHINOBU先生に勉強教えてもらったら、きっといっぱい賢くなるはずだと、何度も話してくださっているに違いありません。


だこらこそ、こんなイメージが勝手に私に貼り付いてしまったのでしょう。

どうでもいい年齢や外見のことは別として、勉強にかかわる子どもの期待たけは、何としても裏切らないようにしたいものです。


子どもがあこかれるようなレッスンにかかわるカリスマ性、

ご家族が私に寄せる期待と願い、

力はありませんが、何としても努力と経験とで、その事に少しずつであってよいから磨きをかけていきたい。


勉強ができるようになりたいと、切に願うピュアな子どもの思い、

私の担う使命は、もはや普通ではないのですから…




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地域の中の育ての基盤

 2017-04-27
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昨日、年長さんのお子様の就学にかかわることで、ご両親の相談を伺いました。

様々な点を考慮して、次の学びの場は、地域の支援学校を軸に検討をしていきしょう、ということになりました。


やがてどの子も、それぞれの育ちのステージの場で、それぞれがそれぞれの道を歩み始める分岐点というものがあります。

野球の道に進む子、お笑い芸人を目指す子、大学に進学して研究者を目指す子、福祉の道に進む子、家族の輪の中で生活の基盤を築いていく子、外国に留学する子、

どの道にも貴賎はなく、それぞれがそれぞれの子にとって、大切な一歩となるわけです。


その先がどんなに分岐していこうが、根元が同じであるのなら、何年経とうがその心はずっとつながっているはずです。

だからこそ私は、幼少期には、地域の中で地域の子どもと一緒に育つことが絶対に必要であると信じているのです。


同窓会で会うみんなは、50年経っても100年経っても、みんな友達です。

移り行く人生の景色次々と変わっていくからこそ、その根元の友達とのつながりは、決して色褪せない。


決してそのことだけにこだわっているわけでもなく、それぞれの進路は決して一般論で決められないと考えています。

だからこそ、6歳まで、できれば小学校までは、地域の小学校でみんなと一緒に学ばせたいというのが、私の基本的なスタンスです。


どの子もすべて、等しく豊かに学ぶ権利をもって生まれてきたはず。

家族の輪の中で、その子らしく豊かに学んでいけること、

当たり前だけど、何よりも大切なこと。

これからも私はそのことをしっかりと見つめて、ご家族とともに歩んでいきたいと願っているのです。










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子どもの変容の基盤にあるもの

 2017-04-26
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先週のことです。

他の保育園のある年長クラスの女の子が、弾むような感じで教室に入ってきました。


月に1回のペースで、私のレッスンを受けに来てくれている子どもです。

これまでとはうって違って、ゆとりのある、生き生きとした笑顔がそこにありました。


レッスンが終わり、お母さんにお話を伺うと、とてもすばらしい年長さんのクラスがスタートできたのだとお伝えくださいました。

毎年毎年、私はこれまで、何度も同じような光景と出会ってきたのです。

子どもが教室の扉を開けた瞬間に、、何も語らずしても、そのことはダイレクトに伝わってくるように感じ取りました。


そもそも私一人が、保育園やこども園にうって代わることなど、出来ようはずはありません。

私のレッスンは、こうした集団の中での基盤があってこそ、初めて生きる、

そして、一番苦しいときにこそ、子どもと保護者の一番近い位置にいて、一緒に歩んでいくこと、

その足取りが力強く響き始めたら、私は少し遠くから、その歩みをそっと見守り続ける…


主体者としての子どもとそのご家族を支えていくこと、

そうしたことのベースは、きっとこんなところにあるのです。








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主体者としての保育と教育

 2017-04-21
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保育園の園長になってから、程なく1ヶ月を迎えようとしていますが、今日は子どもたちと一緒に園外活動に参加しました。

20名近くの子どもたち、数名の保育士、法人の運転手さん、インクルーシブ教室の職員と本当に楽しい時間をすごすことができました。


バスで20分程度のところにある吉備津彦神社にこいのぼりをバックに記念写真を撮りました。

3歳未満の子どもたちの集合写真を撮るのは簡単なことではありませんが、職員のほれぼれするような見事なチームワークがそこにありました。


神社に参拝に来られた方と、何人も出会いました。

そのすべての皆さんが、子どもたちのようすをご覧になり、笑顔いっぱいの表情に変わっていくのが見て取れました。

全くの偶然ではありますが、私が以前勤務していた小学校の校長先生もそこにいらっしゃいました。

まさにこれこそが、この子どもたちのもっている、弾けんばかりのパワーであると思いました。


私は今、保護者の信託を受け、こうした宝ものような子どもたちの命を、お預かりしているんだという思いが、心の芯からわき上がってくるような気持ちになりました。

その責任と役割はとてつもなく重いと感じているのです。


それぞれのご家庭には、そのご家庭でしか出来ない大切な役割があると同時に、私たちには私たちでしかできな専門性と育ての中身が必要です。

それこそが主体者としての保育であり、教育なのだと感じています。


そのうちの一人の子は、午後からは私のマンツーマンレッスンがあります。

すべての子どもに集団の中での育ちと、それぞれのお子様にあった豊かな学びの場を、

自分自身が標榜し、大切に考えてきた育ての形が、今ここに具現化されようとしているのです。










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 2017-04-18
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先日、銀行へ行って、事業用の口座の名義変更や新しい口座の開設をお願いしました。

今時のことですから、事業用の口座となると手続きは簡単ではなく、関連書類すべて整えて窓口に伺いましたが、それでも9時に銀行に到着して、実際に通帳を手にしたのは11時半をまわった頃でした。


発達支援センターの口座番号は、下4桁が1111となっており、当時いい番号をもらったととても喜んでしました。

さて今度のインクルーシブ教室ではどんな番号をもらえるかとドキドキして待っていると、程なく真新しい通帳が手元に届きました。

注目の口座番号は、下4桁4567

またしても、縁起のいい番号をもらったものだと、とてもうれしい気持ちになりました。


個別支援の教室を開いて以来、私はたくさんの子どもたちとそのご家族に出会ってきました。

長い子ではもう10年近く、大阪や京都の子も7~8年以上続けてレッスンさせていただいているケースも多くあります。


補助金をいただいて立派な建物ができたのも、また新しい教室を開くことができたのも、こうしたみなさんがずっと私を育ててくださったからに他なりません。

改めて、私のもっている運が普通ではないと感じているのです。


だからこそ、このことに感謝して、相応の仕事を積み重ねていくこと、

私にはそれしかできないし、そのことこそがすべての源泉であると信じているのです。













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積み上げてきたこと

 2017-04-17
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オープンから2週間が経ち、インクルーシブ教室白ゆりでの私の個別指導教室の環境もかなり整ってきました。

倉庫だった場所をリフォームしたのですが、この場所で本当に個別指導が出来るようになるものか、ずっと不安を抱えたままでどんどんと時間が過ぎていきました。


すべて用意したはずが、実際にレッスンを始めてみると、あれがない、これがないと、その都度に作成したり、文房具屋に直行したり、ホームセンターで材料を購入して細かい場所を徐々に整えていきました。

この場所は、駅にも近く、市役所・銀行・労働基準監督署・法務局などにも至近で、街中バイクも活用しながら、これまで以上に速やかに開業にかかわる業務を次々に迅速にこなしていくことが出来ました。

今では、すっかり私の仕事の拠点、手の届く所にすべてが整うこの部屋が、まさに私の仕事のコックピットとなり始めたのでした。


以前、発達支援センターに通ってくれていた子が、何人もこの教室にも通ってくれるようになりました。

今年年長さんになる男の子もその一人です。


メンタルがデリケートなお子さんで、これまではなかなかお母さんと分離してレッスンを受けることができませんでした。

ここでのマンツーマンでは、私はレッスンだけに集中し、記録やご案内、会計や手続き的なことはすべて別の職員が担当します。

ですから、小さな部屋に私と子ども、そして記録の先生、ご家族と4人が一緒に入ることも多いのです。


この日の記録の先生は、この子がまだ一人でレッスンを受けたことがないことを知りませんでしたから、子どもが教室に入るといつも通り、扉をパタンと閉じてしまいました。

元々初めての場所には、苦手なタイプのお子さんです。

これはマズいと思い、すぐに扉を開けてご家族のご案内をしようと思いましたが、なんとその子はすぐに用意していたプリントに、食いつくように取り組み始めました。

ついに、不安な気持ちより、学習を積み上げ、さらに向上していきたいという内発性が上回ってきたのです。


元々教科学習の基礎となる力はしっかりと身についていたお子さんです。

学びを通して、支援者とつながることにより、自己肯定感が高まり、そのことが必ず人としての望ましい成長につながっていくに違いない、

そう考え、ご家族と共にずっと歩んできた積み上げが、このタイミングで一つの結果を示すことになったわけです。


レッスンが終わって、お母さんの元へと帰ったこの子の表情は、以前のそれとは比べものにならないくらい輝いていました。

まさに信じてここに通い続けてくださったお母さんの完全勝利となったわけです。


これからこの教室で、子どもたちと一体どんなすてきな出会いがあるのでしょう?

複数の拠点、複数の教室をもつ喜び、

恵まれた環境と、これだけのレッスンを支えてくれる職員、


微力ですが、これからも一つでの多く豊かな教育実践を積み上げていきたい、

私は本当に幸せ者です。










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子どもの前に立つ実践者を育てる

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今日から、就実大学での授業が始まりました。

新築となった校舎、とても行き届いた環境の中で授業をさせていただきました。


近い将来、幼児教育の実践者となる51名の学生さんとの新たな出会いがありました。

私の勤務する保育園から、車でわずか10分の位置にある大学です。

ある意味、学生さんより緊張していたのは、私の方だと感じました。


簡単なワークの演習と、授業後の感想に目を通しました。

私が学生さんに伝えたいことのいくつかが、それぞれの学生さんの言葉を通して書かれていました。


大学の先生としての私の経験不足は否めません。

ならば私は、実践者としての持ち味で、自分の大切な思いを、一つでも多く学生さんたちに伝えていきたい。


早速、私の今日のレッスンのようすを動画に撮ってもらい、学生さんたちに見てもらうことにしました。

いつも文献や文字にばかり接している学生にとっては、リアルな子どもの動画はとても新鮮で、ほとんどの学生が食い入るようにそれを見ていました。


すべては子どもがつなげているそのこと、

また一つ大切な一歩が、今日からまた始まるのです。









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始動

 2017-04-07
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インクルーシブ教室と銘打った新しい教室が、4月4日についに始動し始めました。

開始初日から、定員いっぱいの10名の子どもたちのご利用をいただきました。


慣れない場所での初めての活動に不安いっぱいだった子も、30分もしないうちに笑顔いっぱいでお勉強を始めました。

これでついに、白ゆりでは1日50名ものお子様のご利用をいただく事業所となりました。


4日からのスマホの万歩計を見ると、月曜日が16,000、火曜日が19,000、水曜日が11,000、木曜日が13,000となっていました。

我なからよくぞここまで走り回ったと感心してしまいます。


個別の勉強をきちんと見てもらえ、適切な支援によりその達成感をもつことができる、

教育的に構成され、配慮された行き届いた集団の中で、お友達とのかかわりやコミュニケートの基礎を培う、

まさに私たちの目指したいた支援のスタイルが、現実のものとなりました。


また白ゆりで勉強したい、

心の底から子どもたちに思ってもらえるよう、私たちのチャレンジが今スタートしたのです。






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