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立ち止まらない者

 2016-04-29
大人は言葉でだませても、子どもの心はごまかせない、

裸の王様ではありませんが、子どもの感性にごまかしはききません。


ましてや、私の所に通って来てくれる子は、自分の命にピュアな部分をもっていますから、その人が自分にどんな気持ちで向き合っているのかを、瞬時に見抜いてしまいます。

それは、言葉ではなく、まっすぐな命で、物事を見つめているからだど私は考えています。


毎週金曜日、最後のレッスンは、中学3年になったりんちゃんです、

決まってりんちゃんは、私に 「今週は大阪?」  と聞いてきます。


うんそうだよ、と私が答えると、「そう?」 と言って、とてもうれしそうな顔をします、 

帰る間際になると、「先生、かっこいいよ、頑張ってきて」 と言って帰ります。


5年生のさきちゃんは、最近私とは別の先生と勉強している時間が多いのですが、その2人の先生に見送られながらも、帰る途中、振り返りざまに 「SINIOBU先生、かっこいい」 と大きな声で言って、みんなの爆笑をかっていました。


さきのちゃんは、まだ小学校2年生ですが、私のことを彼氏のように思っているふしがあって、「もうっ、先生はさきちゃんの彼氏じゃないんだよ」 と言うと、後ろでレッスンの様子を見ていた先生が、思わず吹き出していました。


この子たちは、どの子も、もう4~5年以上続けてレッスンをさせていただいている子です。

1年に3,000時間以上のレッスンを積み上げ、時間を走るように駆け抜けてきた私を、一番そばで見つめてきた子どもです。


ダウン児症の赤ちゃん体操の教室をのぞくと、たくさんの赤ちゃんが、一斉に私の方に目をやります、

私以外の誰かで、赤ちゃんが同じような反応をしている場面を、私はこれまで一度も見たことがありません。


何か目標をもって生きることの大切さ、

他者に貢献できることで感じる、肯定的な自分に対する見方、

この子たちのあこがれが、外見なんかであろうはずがありません。


言語に置き換えて物事を判断するのではなく、ピュアな感性でそのものを感じ取る子ども、

私が、自分の後ろ姿で子どもたちに伝えたいこと、


あなには、あなたにしかできない大切な役割をもって、この世に生を受けたのです。

どんなことがあっても私は、時間を駆け抜ける営みを、止めることはできないのです。















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学びの豊かさが母にもたらすもの

 2016-04-28
以前、白ゆりに通ってくれていた男の子の兄弟が、ご家庭の事情で県外に転居されました。

制度の都合で、公費で白ゆりの通所支援を受けられないということで、費用自己負担で県外から月1回通ってくださるようになりました。


私は、自分の技術が特に優秀だと思ったことは一度もありませんが、学校教育ではできにくいこと、個別指導だからできることがあると考えて、日々のレッスンに取り組んでいます。


オリジナルで開発した読解支援プリントもその一つです。

それぞれのお子様の認知処理特性に合わせて、同じ内容のものを3つのバージョンで用意しており、その3セットを月別に4段階のレベルで揃えてあります。

私の個別指導は、指導訓練室で行い、ご家族の方はモニター付きの保護者控室でレッスンの様子をご覧いただいています。


この日、レッスンを終えて保護者控室に伺うと、お母さんが目に一杯涙を浮かべておられました。

別室から聞こえてきた読解指導場面での私たちのやり取りを耳にして、ここまで楽しそうに、ここまで豊かに学習できているかと思うと、何とも言えないあつい思いが胸にこみ上げてきたと、お伝えくださいました。


母の胸には、わが子の学びが、一体どのような風景で映し出されていったのでしょうか?

そのことを何よりの喜びと感じる母の愛情の、何と豊かで美しいことでしょうか?


たった45分の学びの時間に託された美しくも大切なこと、

子どもの前に立つ指導者は、いつも心してこのことを受け止めなければならない、


弾むように生き生きと学習に取り組む子どもたちの横顔、

そのことが、きっと何か大切なことを、次々と切り開いていってくれているのです。







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個別学習のプロデュース②

 2016-04-25
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白ゆり教室を始めた頃は、1人90分のレッスンを、私1人で行っていました。

1日に2~3人の子のレッスンしかない日もめずらしくありませんでした。


ところが今では、個別レッスンだけで1日18人なんていう日もあり、当時のことが遠い昔のように感じられることがあります。


現在、小学生以上の子の個別指導の教室は、私を含めて3人の指導者でレッスンを行っています。


どんな時も、誰か1人は、その子にぴったりと寄り添ったレッスンをさせていただいているのですが、場合によっては、1人の子に3人の指導者が付くことがあります。

私以外の指導者が2人の子に付き、その2人の後ろに私がつくケースもあります。


当然、1人の子に私が直接付く時間は少なくなったのですが、その指導効果がマイナスになったかといえば、それははっきりとNOではないかと考えています。


個別指導の分野では、私はこれまで、ありとあらゆる修羅場をくぐり抜けてきました。

おそらくは、その経験量だけは日本一、

失敗の数が、他の誰よりも多いというのが、私の何よりの強みです。


他の指導員2人は、私のその経験と助言を、ちゃんと生かし、すぐに受け入れてくれるのです。

子どもの方も、Aちゃんががんばっている横では、Bちゃんもいつも以上にがんばります。


そうした流れの中からは、これまで予想だにしなかったプラスの効果が、次々と巻き起こっているのです。


もちろん、課題点がないわけではありません。

しかしながら、当初3人が限界だった1日あたりの指導人数を、9人まで広げることができたのは、何よりの収穫。


こうした形のレッスンが、4月に開けたとたんの予約完売、

それが何にも勝る、私たちの取り組みへの評価であると思っています。


もっともっと、白ゆりでレッスンを受けたい、

そういった皆様のニーズに応えていくために、私たちは、今後何をどう改善・工夫していけばよいのか?


その答えはきっと、こんなところにあるのです。








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夢をもつ意味

 2016-04-23
「白ゆり発達支援センター」という文字の前に、私はあえて「岡山」という2文字を入れさせていただいています。

それは、発達支援にかかわるスタンダードモデルを、この岡山の地から全国に発信し、自分の夢に向かって歩み続けるという覚悟の現れです。


私は現在57歳、

この先私がどれだけ心血を注いで仕事に打ち込もうが、そうでなかろうが、給料自体は何も変わりません。


現状維持で、大きなミスもなく、守りに入って日々を過ごした方が個人としての生活は安定するのでしょうが 、私の家族は、そんな私を求めていないのだろうだと思っています。

そしてそれは、きっと私のレッスンを受けてくれている子どもたちが、一番敏感に感じ取る部分であろうとも思っています。


人には、夢に向かって歩む人の輝きを、心の芯で感じ取るセンサーをもっているのです。

私のレッスンに来てくれる子は、誰よりも自分の命に敏感な子が多いわけですから、そのセンサーの感度が鈍かろうわけがありません。


子どもの幸せを願い、日々夢をもって歩んでいる先生と、そうでない先生、

いくら理屈や言葉で取り繕ったとしても、子どもの感性までごまかすことはできません。

自分自身が熱い夢を持ち、打算を打ち砕き、力強く前へ前へと進まずして、どうして君に夢をもっていきることの大切さを語ることができるでしょうか?


たとえあなたがどんな課題に向き合っていようが、私はあなたに、夢をもって生きる子どもになってほしいと願っているのです。

そのことで、自分の命をさらに精一杯輝かせて生きる毎日を、プレゼントしたいのです。


今日は大阪、

来週は京都、

私には、土曜日も日曜日もありません。


屋根付きの屋内運動場を整備して,雨の日も自由に遊べる場所を、子どもたちにプレゼントしたい、

岡山に次の新しい事業所を作って、ご家族に希望の日数だけ、自由にご契約いただける環境を提供したい、


大切なお子様の成長と、ご家族の願いを託していただける誇り、

そこに向かう私の歩みに、立ち止まる時間など、必要ないのです。







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会計検査院 実地検査

 2016-04-22
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昨日、平成26年度に補助金をいただいて建設した本館の施設整備事業にかかわる会計検査院の実地検査がありました。


会計検査院とは、予算や補助金の執行の監査に関して、立法や司法からも独立した強い権限をもつ機関です。

この日、岡山県の随行員1名、岡山市障害福祉課から3名、岡山市事業者指導課から2名の担当の方を交えて、本館補助金にかかわる予算が適正に執行されているか、私たちの事業が、補助金をいただくに値するものであるかどうかの検査を受けました。


約1か月前に連絡をいただき、その日から準備を開始しました。

私は、この事業に直接かかわる担当者ですから、万が一それが適正でないと判断されたら、すべての責任を自分一人で背負う覚悟で検査に臨みました。


この1か月間、朝は6時に事務所に詰め、1分1秒を惜しんで、諸規定・諸帳簿の整理に取り組みました。


私は、教育のプロではありますが、労務や雇用、建築や開発、法令や行政手続きについては素人も同然です。

ですが、責任者である以上は、知らない・出来ないは一切通用しません。

私の後ろをついて来てくれている職員のためにも、泣き言も愚痴もこぼすわけにもいきません。

それがどんな手順で行われ、何をポイントに取り組めばという見通しさえもてず、そのプレッシャーで胸が押しつぶされそうに感じたことも何度もありました。


人に言えぬその苦しさを跳ね返すためには、努力を積み重ねるしかない、

そう自分に言い聞かせながら頑張ってきましたが、今回だけは、正直日々のレッスンをお休みにさせていただきたいという思いが何度も何度も頭をよぎりました。

ところが今週になり、何となく形が整って来たころには、それとなく自信もよみがえり、その主役としてこうした検査の舞台に立てることが何だか楽しみに思えるようになってきました。


子どもたちと出会ていなければ、こうした検査を受けることなど、絶対になかったはず、

子どものために借金を背負えることは、不幸でも何でもなく、それは誰よりも幸せなことなんだと、教えられたことがあります。


今回の検査では、大きな問題も指摘されず、むしろ多くの方に私たちの事業を直接知っていただく、またとない機会となりました。


さすがにこの1か月間、新規のレッスンのお申し込みは、受け付けないようにしてきました。

それでも、予約をいただいていたレッスンをお断りすることなく会計検査の日を終えることができた自分を、ちょっとだけ誇らしく思います。

終わってみれば、たった1度の人生の中で、普通では出来ない体験をさせてもらったという何とも言えない思いが、心の中にむくむくと広がっています。


今日のレッスンの、何とも晴れやかで楽しいこと、

これからまた通常営業、エンジン全開、


私の幸せのすべては、いつも子どもたちが運んでくれているのです。










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あなたに伝えたいこと

 2016-04-18
小学校の時から、ずっと文章読解のレッスンをさせていただいている女の子がいます。

その子も、この春には中学3年生になりました。


文字や言語は、人が人としての暮らしを豊かにしていくための大切な宝物です。

単に、りんごはりんご、バナナはバナナと言語を通して識別していくということだけでなく、人は文字や言語を通して、何か大切なものを心の中で培っていくわけです。


この子にそうした豊かな言語の扉を開いてやってほしい、

お母さんは、私にそのような願いを託して、ずっとずっとレッスンに通い続けてくれました。


車いすを利用しているお子さんですから、小学校の頃は、お母さんが抱きかかえて2階の教室まで連れて来てくださいました。

あの教室から、今の本館建設へのうねりが巻き起こったのも、私の心の中では、この子の存在も大きかったように感じています。

初めて本館に入ったときに、両手を広げ、「わーっ」 と一杯の笑顔を見せてくれた日の事を、私は忘れることができません。


文学教材の多くは、フィクションで、言ってみれば絵空事です。

しかし、その絵空事の中にこそ、人の真実が宿り、人は心を震わせ、明日への勇気や生涯の心の糧を見出したりする、

それが、私の文学作品に対する教材観です。


文字と文字、言葉と言葉の間に宿る人の真実、

いつごろからか、その子はそのことに気が付くようになってきました。


私は、どんな子にも、その子にしかできない大切な役割をもってこの世に生を受け、そのことで誰か他者に貢献することによってのみ、幸せを感じることができると考えています。

私は、すべての教材を通して、精査してきた内容のすべてを通して、いつもそのことをこの子に伝えてきたつもりです。


文字で表せるかどうかは別として、文字として意識化できるかどうかは別として、文字や言葉を通してこの子が感じてきたそのもの、

そのことを、あなたの心の中に、これからもしっかりと根付かせていきたい。


私が伝えたいことは、いつも一つ

私が今、生きている意味も、間違いなくそこにあるのです。








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心通いあう瞬間

 2016-04-13
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先日、ある男の子が、真新しい幼稚園の制服を着て、私のレッスンに来てくれました。

家を出る時、 お母さんが、「制服を脱いで行きなさい」と伝えてても、どうしても私に制服を見てもらいたいということで、それを脱がずにここに来たということです。


この日、トミカの絵本を一緒に見ていました。

交番の絵を指さして、「こうばん」と小さな声で私に教えてくれました。


決して言葉が豊富なタイプの子ではありません。

しかし、通うあう心は、百万の言葉を羅列しても、決して豊かなものにはなりません。


彼は絵本のそれぞれのページを見ながら、心象風景が次々に豊かに広がっているのが見て取れました。

その世界を共有していくことで、私たち二人の中に、どれだけあたたかいものが流れ込んできたか、計り知れません。


その通じ合った瞬間に、この子がどれだけ、豊穣な笑顔を私にみせるようになったことでしょう、

通じ合う心があればこそ、言語の扉も、文字の扉も、さらに大きく開いていくに違いありません。


まさにこれは、数年前に、かれんちゃんと絵本を通じて作り上げてきた世界と同じ、

あの大切な時間があればこそ、今の私があるのだと、その幸せが体中にかけめぐるような、そんな思いになった瞬間なのでありました。






母の支え

 2016-04-11
この4月、これまでサポートさせていただいていた子の何人かが、新1年生として入学式を迎えます。

何度も何度も、学校にお願いに行き、教育委員会との交渉に出向き、家族としての願いを伝え続ける、

何でこんな当たり前の願いが、わかってもらえないかと、それまでの母の苦労は並大抵では、ありませんでした。


近隣の他市では、岡山市に先駆けて、すでに入学式を終えた所もあります。

昨日、そのうちの一人のお母さんのお話を伺うことができました。


入学までは、あれほど危惧していた内容が、いざふたを開けてみると、案外いい感じで動き始めたということでした。

お母さんは、そのことがわずかであっても何かの役に立つのならと、早速にPTAの役員も引き受けられました。


もちろん、これでもう何の心配もないということではありません。

しかしながら、今のこの晴れやかな瞬間が、これまでの心血を注いだご家族の努力のもとに成り立っていることを、私は忘れることができません。


子どもの笑顔は、母の支えがあればこそ、このように輝くのだ、

その母の思いを受けとめ、わずかであってもその自己決定に寄与することが、支援者としての私の役目、

この母とのあゆみは、きっとまた、多くのご家族の道しるべとなって受け継がれていくに違いない。


私の目には、その母子の歩く後姿を、あたたかい春の光が、美しく照らしだすように見えたのでありました。






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出来ないのではなく、今は出来にくいという感覚

 2016-04-04
私は、小さい頃、漢字はおろか、数字やひらがなを書くのに苦労した子どもを知っています。

それも、一人や二人とかではなく、何人も何人もそんな子と一緒に学習をしてきました。


そうした子のほとんどは、小学校高学年くらいで、低学年の頃の苦労は大きく軽減され、中学・高校となると、小さい頃はそうだったと言っても、信じてもらえないことも少なくありません。

当時の苦労を知っているのは、ご家族と私だけ、というケースも珍しくありません。

小学校1年だった花子ちゃんが、今やもう高校生、

世の中で、同じ子に、6年7年と続けてかかわることが出来ているのは、きっと私くらいなものですが、ご家族だけは、その成長のねうちを誰よりも大切に重く受け止めておられます。


忘れようとしても、体にしみついて離れないこの子たちとのあゆみ。

だからこそ今、その苦しさの真っ最中にいる子どもとそのご家族に、笑顔できちんと向かう先を指し示すことができるのです。


決して出来ないのではなく、今は出来にくいという感覚、

だからこそ、今なすべきことは何か、

この時期にこそ、積み上げていかなくてはならない内容は何なのか、

それを根拠をもって明確に示すことこそ、支援者の役割であると考えています。


すべては、一人一人の学びのニーズに寄り添えばこそ見えてくること、

君とのあゆみは、同じ課題に向き合う多くの子の学びに必ず生かされていく、


たとえ1歩1歩は小さくとも、その大切な学びの積み重ね、

そこから開ける道には、どこにも終点などありえないのです。







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夢に向かって歩むこと

 2016-04-01
ずっと前のことになります。

名古屋で講演会をさせていただいた時に、当時の私としては、破格の講師料を頂戴しました。


当時 「白ゆり教室」 は、公的な支援が一切ない小さな個人の教室でした。

その時に、理科が大好きな子どもが一人いて、何とかその子に、きちんとした顕微鏡を買ってやりたいと思っていました。


そのお金で、早速、顕微鏡・ビーカー・試験管・アルコールランプなど、小学校での理科実験が一通りできる実験器具を、一気に揃えることができました。

その時の、飛び上がるようなうれしさを、今でも忘れることができません。


やがて利用者の数は、当時の何倍にもなり、その後、国や市の補助金をいただき、立派な建物を建てていただくまでになりました。

明確なビジョンをもち、真摯に子どもの成長と幸せを願い、その実績を積み上げていけば、どこからともなくお金は舞い込んでくる。

いつの間にか、私はそんなふうに思えるようになりました。


そういえば、初めて心の中に 「白ゆり教室」 のビジョンを思い描いた日の事を、今でもはっきりと覚えています。

それはもう、今から10年近く前のことになるのででしょうか?


研修で行った舞浜のホテルに通じる歩道橋の上で、

「もしも個別指導の教室を開いたら、月に20人とか来てくれるかなあ~」

「まさかね、そんなに甘くはないよね」

「でもそれがたった一人であっても、絶対にやってみよう」

そう心に描いた瞬間があることが、私の脳裏から片時も離れたことがありません。


今私は、例えば大阪の教室で、台風などでその日のレッスンがったの一人になったとしても、新幹線が動く限り、必ずお伺いすることにしています。

私の気持ちやスタンスは、あの時から、何一つ変わるものなどないのです。


そんな私が今、ここに通う子どもたちのために、屋内運動場を建設するという新たな夢を描いています。

あの日、20人が夢であった事業が、今では月間延べ782人、

あきらめなければ、夢はかなう、


夢に向かって、生きていくことの出来る自分を、私は、何よりの幸せに思っているのです。







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