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私に出来る最高の形を 子どもたちにプレゼントしたい

 2014-07-29
私は、日々のレッスンに取り組む時間が、楽しくてたまりません、

ですが、ご家族や学校に成り代わって、何かをしようとする気はさらさらありません、

学校には学校でしかなし得ないことがあり、私がご家族の代わりになることなんて、到底できはしないからです。


個別学習の場では、学校でも家庭でも出来ないことを、プラスアルファーでして差し上げるべきだと考えています。

それがきっと、私の役割、

それがきっと、個別学習という全く新しいカテゴリー、

まさに無人の野、道なき道を一人歩んでいる気分です。


言語表出が苦手だけど、実はちゃんと言葉がインプットされていて、相当な内容が理解できる力をもった子がいます、

その子の理解を、形として引き出す教材を、どう開発していったらよいか、

可能な限り当該学年の教材を使い、その子に育てたい最もホットな領域を、オリジナルでどうアレンジして教材化していくか、


月に1~2度のレッスンであっても、せめてその子と一緒にいられる45分間は、その子のために最高の学びの時間をプレゼントできる自分でありたい、

心からそう願っています。


幼稚園の時から継続的に教えている子も、もう5年生、

これだけの期間、同じ人間に、継続的にレッスンを託していただいていただいていることを、誰よりも重く受け止めているのも、私自身です。

その信託には、何としても応えていかなければなりません。


何年続けてレッスンをしていようが、本当は毎回緊張し、不安を感じている私の姿は、きっと誰も信じてもらえない姿かも知れません。


腹をくくる、

覚悟を決める、


そのプレッシャーから逃れるには、努力と研鑽以外にはあり得ない、

それはきっと、どんな業界の方でも、同じだろうと感じています。


汲めども尽きぬ水、

子どもの育てを志し、実践者としてその最前線にいられることを何よりの誇りに思い、この体の動く限り、最後の一瞬まで最高の形を求めて彷徨う自分であり続けたい、


私には、小さな小さな隙間から、その光が少しだけ、見え始めてきているのです。










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海外で暮らす子どもたち

 2014-07-25
先日、スイスで暮らしている女の子のお母さんが、言葉の発達のことで、ご相談にお越しくださいました。

大阪でのご相談をご希望されていましたが、私の所用のために日程調整ができないでいると、それならばということで、神戸から新幹線を使って、わざわざ岡山の教室にまで足を運んでくださいました。


これまでに、イギリス・オーストラリア・韓国・カナダ・アメリカなど、それぞれの国で暮らしている子どものご家族が、日本での一時帰国の機会を利用して、私の所にご相談に来られました。

きっとこうした場面で、すぐに対応できる相談のシステムが、まだまだ整備されていないせいもあって、私の所にご連絡くださるのではないでしょうか。


こういうところにこそ、支援の必要性があり、こうした場面に寄り添うことでこそ、本当に大切なことが浮かび上がって見えてくるものです。

私が、臨床の最前線として、大阪の地を大切に考えている理由の一つも、ここにあります。


明日は、インドで暮らす3歳の子の最初のレッスンが、大阪であります。

お母さんは、随分ご苦労をなさっているとお聞きしていますが、一体、どんな出会いになるのでしょうか?


もし、私で力になれるのでしたら、出来る限りのことをさせていただきたい、

「一人の学び、一人の育ちに寄り添うことから、すべての事業はスタートする」

岡山の教室の入り口に、私はそんな言葉を掲示させていただいています。


私の目には、先日会ったスイスの女の子の笑顔が、目に焼き付いて離れません。

楽しみです、

その小さな一歩が、また明日から、スタートしていくのです。







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数感覚を培う

 2014-07-22
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もしも上の画像をご覧になった皆さんに、「コップの数はいくつでしょう」 と尋ねたら、即座に 「10」 という答えが返ってくるでしょう。

多くの方は、「左側が2と3で5、右側が3と2で5、つまり5と5を合わせて10」

というような認知を、言語化するかどうかは別として、瞬時にされている場合が多いと思います。


これをダウン症の幼児にさせたら、おそらくは左から順に1・2・3・4・・・・ と数えて10と答える子が、圧倒的に多いのではないかと思います。

言語に置き換えた順序数と、1対1対応して数をとらえることが得意な子が多いからです。


これはこれで、ステキなことなのですが、これが例えば 「47」 という数であっても、1から順に数えたがります。

「47」 ならまだしも、 「5952」 になると、どうしてもこうした数のとらえでは対応できなくなってしまいます。


つまり、「1・2・3・・」 と順序数でとらえるだけでなく、「2と3で5」 「3と2で5」 「5と5で10」 と、数をかたまりでとらえ、それを量として合成したり、分解したりする見方やとらえ方をできるようにさせる、

つまり、数の量的な感覚を育てていく必要があるのです。


その感覚があってこそ、10の束、つまり位取り記数法の概念にも手が届くようになります。

「15」 と 「13」 が量的にイメージできれば、指なんか使わなくたって、「15」 と 「13」 のイメージを重ね合わせて「ちがいは2」 とすぐに分かる子になっていくのです。

私は、こうした数の扉を、一人でも多くの子に開いてやりたいと願っているのです。


九九も、筆算も、とても大切な教材であると思っています。

でも、それは数感覚を育てるための、大切な題材であって、私の目標そのものは、いつも  「豊かな数感覚を育てる」 というところにおいているのです。


だからこそ、ステキな教材にたっぷり出会ってほしいと願っているのです。

その子の歩幅で、二人三脚で歩む数の旅路、

この子がフォークを見て、「3が3つで9」 と分かる日は、一体いつになるのでしょう、

私は、その日が来るのが、今から楽しみでなりません。

子どもと歩む日々のレッスンそのものが、私にとっては、何よりの宝ものと信じているのです。






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発達の最近接領域

 2014-07-19
私は、学校教育では、どの子にも可能な限り標準化された教材にふれさせてやりたいと願っています。

クラスのみんなと一緒に、理科の実験をしたり、歴史の学習をすることを通して、学校教育の学びの場でしか得られない子どもの自尊心が育まれていくと考えているからです。

発達に課題のある子どもだからこそ、安易に作業的なことばかりをさせるのではなく。学生でいられる間は、文化的な教材にしっかりとふれさせてやりたいのです。

その時間こそが、どの子にも、社会からプレゼントされる大切な時間であると思っています。


ですが、単に、同じ空間を共有しているだけで、その子の学びの力が身についていくとは考えていません、

標準化された教材に親しませる機会があればこそ、その子にとっての今の旬の教材、
個別的な学びや発達の特性を精査した上で、最近接の領域の課題をタイムリーに取り組ませ、生涯にわたりその子の学力を培っていくもう一つの軸が重要になってくると信じています、

そう信じているからこそ、私の個別指導のスタンスが、初めて定まってくるのです。


集団での学びと、特性理解に基づいた個別の学び、

その両軸が重要、

そのバランスやさじ加減は千差万別で、いろいろなアプローチやプロセスがあってよいと思いますし、そこが教育者としての腕であり、センスであると思っています。


自分のやり方が、絶対無二のものだなんて、思ったこともありません、

とまどい、苦しみ、いつになっても迷ってばかりの毎日です。


子どもが目を輝かせて、教材に食いついたときの達成感、

出来ないことができるようになるためのトライ&エラーの領域、

それこそが、発達の最近接領域と呼ぶにふさわしい内容なのです。


その一瞬のために、オリジナルな教材を、どんどん開発していきたい、

どこまで行けども尽きぬ水、

目指す頂に続く道は、ずっと遠くまでつながっているに違いないのです。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-07-22)






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子どもの学びを支える先生

 2014-07-15
今週、私はいくつレッスンをするのか、数えてみました

予約が入っているだけで、70本

我ながら、すごい数字です


この数字を可能にしているのは、懸命に私のレッスンを支えてくれるスタッフと、そのために構成された教室の環境、

そして、教室運営にかかわる私の要望を、快くすべて理解してくださる保護者の皆様の、ご協力あればこそなせる業です。

そのどれか一つでも欠けたら、私のレッスンは、すぐに空中分解してしまいます。


何年か前に、石垣島の小学校の先生が、私の教室に、わざわざ見学に来てくださいました。

週に70本のレッスンをこなしている私ですから、軽い気持ちの見学には、対応することはできません。


石垣島から、岡山へ

ブログの内容を逐一精査されたいたその先生は、よほどの深い情熱をおもちだったに違いありません、

それならばと、研修で岡山にお越しの際に教室をご案内し、その晩は、私の自宅にお泊まりいただきました。


その先生から、先日、お手紙をいただきました、


「石垣島に、学習支援を中心に置いた、通所支援の事業所を開所しました」

「先生の背中を追い、南の島から、一歩一歩歩んでまいります」


そこには、そんな文字が書かれていました。


小学校の教師を退職し、新しい通所支援の事業所を開設する、

そのことは、決してたやすいことではありませんよ、


私は、当時、そのようにお伝えしたはずです、

経営が軌道に乗るまでの、資金面の苦労を、私は生涯忘れることはできません。


それをして、なお、この先生を駆り立ててきたもの、

その根元は、きっと私と同じところにあるに違いありません。


その本物の気持ちこそが、きっと多くの子どもたちの心に響き、子どもの内発的な学びを掘り起こしていくに違いありません

もしも、全国に、この先生と同じようなお気持ちをお持ちの先生がいらっしゃたら、何とか力になって差し上げたい、


私でなければ出来ないことと、私一人ではできないことがあります。

もしも、それが多くの子ともたちと、ご家族の幸せにつながっていくのなら、

次のステージで、私がなすべき役割をあるのかも知れません。


いつになるかわかりませんが、いつかはきっと石垣島に行かせていただきます、

久々のお電話で、私は、そのようにお伝えいたしました。


奥様と二人三脚で、きっと、子どもたちの笑顔がいっぱいの教室になっておられることでしょう、

その日が来るのを楽しみに、今日もまた、何よりも大切な1回1回のレッスンに、心を込めて取り組んで行きたいと願っているのです。





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誰もが当たり前に暮らせる世の中

 2014-07-11
かれんちゃんのレッスンをさせていただいたことをご縁に、白ゆりの発達支援センターに、たくさんのダウン症のお子様が集ってくれるうになりました。

他の自治体の中には、別の自治体の事業所に通うことについて、一定の条件を課している所もあるようですが、 「ダウン症児の療育について、白ゆりは特別な専門性を有しているので、無条件で支給決定がされる」 ということも、お聞きしました。


発達支援センターは、保育園と同じ敷地内にありますから、保育園の子どもも保護者の方も、これまでとはあまり接点のなかったダウン症の子どもと、ナチュラルに接点をもつことができるようになってきました。

百万の言葉を語るより、日々多くのダウン症の子どもたちと、ともに育っていく環境そのものが、今では私たちの大切な財産の一つになってきています。


子どもたちの豊かな成長のために、ダウン症の特性について、深く正しい理解の輪を広げていくことも、白ゆりの大切な使命の一つと考えています。

それと同じように、ダウン症であってもなくても、すべての子どもが、社会の中の大切な存在、かけがえのない一人の子どもとして、愛され、慈しまれ、敬愛されるべきだと思っています。


たくさんのことを要領よくこなすことは苦手でも、一つのことを最後までていねいに仕上げることができる子がいます。

その子がいるだけで、何だか周りがぱっと明るくなうような、不思議なオーラをもった子もいます。

計算問題は苦手でも、お店屋さんをさせたら、抜群の動きをみせる子だっています。

言葉は少なくとも、人の気持ちを敏感にキャッチできる子もステキです。


この子たちの力を、社会の中でもっともっと生かし、誇りをもって、生き生きと暮らせる社会のモデルをつくることが、今の私の大目標となっています。

私自身が、教育の場から軸足を移すことはできにくいのですが、法人としては、この子たちの力を生かせる新しい雇用の場の開拓ということも視野に入れて、次の具体的なステップを、可能な限り迅速に進めていきたいと考えています。


ダイバーシティという世界観、

いろいろな人が、その人らしさを生かして、多様性を受け入れながら社会に貢献し、誰もが幸せに暮らせていける世の中、


もっともっと、ありのままの子どもたちの存在を、多くの方に知ってもらいたい、

特に、感性の豊かな幼少期にこそ、同じ教室で共に学ぶ時間を、もっともっと大切にしていきたい、


小さい時から、お友達の命の大切さにふれた子は、きっと未来の日本をもっと豊かに切り開いていくはずです、

かれんちゃんと出会っていなければ、療育者としての私は、きっと影も形もないのです、

インクルージョンの概念も、ユニバーサルな理念も、すべては双方向の指向性をもっているのです。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-07-13)






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覚悟を決めた者にこそ 支援は生きる

 2014-07-10
発達支援の事業を始めた1年目、

経営がとても苦しい時期がありました。


心の中に緩い気持ちがあった私は、「どうして一生懸命働いているのに、こんな苦労をしなければならないのか」 という、今から思うと、とても甘い考えに苛まれていました。


本当は、何が起ころうとも、どんな状況に追い込まれようと、私には、もうどこにも逃げ場なんてないのです。

責任者となるということは、そういうことなんだと、とうとう腹をくくらなければならない状況に、追い込まれました。


どんな状況あっても、弱音をはなない

どんなことがあっても、言い訳をしない

最終的には、すべて自分の責任と判断で行う


だからこそ、他者の意見に耳を傾け、手をつなぐべきところはきちんと手をつなぐ

最善を尽くして、信じる道をただひたすら歩んでいくだけ

嘆いていても、何もならない

結果を残す以外に、もはや進むべき道はない


そう覚悟を決めたことで、苦労を苦労と思えなくなりました。


嘆いていても、愚痴をこぼしても、結局何も変わらないなら、とにかく前へと進むしかない、

その決心こそが、道なき道を拓くのです


不思議なもので、そう決めた日から、小さな支援にも感謝できる日が、少しずつ増えてきました、

自分でやりきると決めたからこそ、わずかな支えが身にしみて、ありがたく思えてくるのです。

主体者となるというのは、そういうこと


我が子のために、身を捨てる決心を重ねてきたご家族、

そこに重なる人の真実、

その後ろ姿にこそ、輝きがあるのだと、私はいつも感じているのです。









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子どもの心に落とす支援

 2014-07-07
私は元々小学校の教師でしたから、個別レッスンも、小学校の子どもを教えるところからスタートしました。

就学前の子どものレッスンをさせていただくようになってから、どのようなプロセスで子どもが、文字や数の概念を習得するのかを、見つめることができるようになってきました。


就学後の教科学習に向けて、子どもたちに何を育てていけばいいか、

就学後に、子どもが苦手な課題に出会ったときには、どこに立ち返って、どこを補い、どんな支援をすればよいのかなど、私は実践を通して、百万の宝を得ることができました。


低学年の頃から個別指導をさせていただいている子の何人かが、今年、中学校に通うようになってきました。

中学生になっても、多くの子が、継続して私の教室に通ってくれています。

私は今、中学生の子の教材開発や支援といった、新しいフィールドでの取り組みがとても楽しくなってきました。


A (ー5)+(-3)

B (-2)+(+6)


中学生の子と、このような課題に取り組みました。

マイナス5とマイナス3を合わせる、

(ー5)×(ー3)=15ですから、(ー5)+(ー3)=8 と間違える子が何人もいます。


その多くの子が、継次処理タイプのお子さんです、

何かいい方法はないかと考えているうちに、私はあることを思いつきました。


「-5」というのは、例えば借金を5万円したと考えてごらん、

「-3」というのは、3万円借金したと、思うようにしよう、


5万円借金して、さらに3万円の借金、

つまりは、借金が増える → マイナスが増えるということ、

マイナスが増えるということで、それぞれの「絶対値」の3と5を足し算するんだ、

借金でももうけでも、お金には変わりないよね、絶対値というのは、そういうことなんだよ、


Bの問題では、借金が2万円で、もうけが6万円、

ということは、もうけの方が多いので符号は+、6万もうけて2万返すから絶対値の6-2をして答えは4だ~

とたんに子どもが目を輝かせて取り組み始めました、


有効な支援を考える場合、数学でいえば、数理的なポイントをまず支援者がしっかりと理解できていること、

そのことにかかわる子どものレディネスが把握できていること、

そして、その部分の乖離をつなくツール(この場合は「借金」という言葉)を、ジャストなタイミングで子どもに提示できるかどうかにかかっています。


子どもの支援には、論文や先行研究などから学ぶことと、実践を通して培っていくものの双方が必要です。


子どもの心にストンと落ちる瞬間、

自分が、子どもの育ちに寄与できた実感、

この日のビールの味はまた格別です。



この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-07-11)




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キャストが映える日

 2014-07-04
先日、新しくプリンターを1台購入しました。

これで、教室のプリンターが3台になりました。

今は、無線LANですべてつながっていますから、一つのパソコンで、3台同時に印刷をすることができます。

毎朝7時過ぎには教室に入り、その日の教材10人分を印刷する私とっては、同時に3台のプリンターというのは、大変な戦力になっています。


最近では、若い先生に教材作りを任せる機会も増えてきました。

もちろん、内容についての指示や確認は私が行い、責任のすべては私が負うわけですが、それでも以前に比べると格段に能率が向上してきました。


鮮度を失わず、地の通った教材を作成するには、こんな方法もがあることに気が付きました。

基本、一匹オオカミの私だからこそ、チーム力の尊さやポイントが、身にしみるように感じることができます。


一日10人の子どもに、丸腰で、たった一人で立ち向かっていった日々、

今の私があるのは、そうした日々の積み重ね、

今でも、そのテイストを変えるつもりは、全くありませんが、一人でも多くの子の学びを充実していくためには、後進にゆだねるところは、思いきって委ねる時期に来たのかも知れません。


今日、かれんちゃんのお母さんが、 「ダウン症児の教育実践を語れるのは、今の日本では先生しかいないんです」 と、伝えてくださいました。


ダウン症であってもなくても、それぞれの子どもの学びを、少しでも豊かにしていきたい、

発達面に課題のある子どもだからこそ、学童期・青年期の教科学習は、一瞬たりとも、おろそかにすることがあってはならない、

私はただ、そう思っているに過ぎません。

そして、そのことにわずかでも自分が貢献できているとしたら、それ以上にうれしいことは他にありません。


裏方がいればこそ、キャストは映える、

スタッフの努力と支えがあればこそ、今の私の個別指導が成立しています。


子どものためにも、ご家族のためにも、そして支えてくれるスタッフのためにも、その期待に叶う結果を、何としても残していきたい。

なすべきことが、そこにある。

私のエネルギーは、いつもそこから湧き出していると思っているのです。




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ダイバーシティ という世界基準

 2014-07-03
私は野球が大好きで、日本だけでなく、ニューヨークやシアトルの球場にも出かけました。

日本の球場は、千葉・東京・神奈川・愛知・大阪・兵庫・岡山・広島・高知・香川・愛媛・福岡と、様々な球場に何回も足を運びました。


優勝に手がかかった球団というのは、選手を中心に、ファンも、売店のおばちゃんも、グランドキーパーも、監督も、コーチも、フロントもみんなまとまり、一体になった感じがします。

真に強いチームというのは、決して選手だけの力のことを指すのではありません。

ヒーローとなった選手が、お立ち台で 「決して私だけの力ではない」 と口をそろえて言うのは、決してカッコつけた言葉なのではなく、心の芯からそう感じ、 全員が 「 FOR THE TEAM 」 のスピリットで戦うからこそ、勝利を手にすることができるのです。


このことは、決して野球チームのことだけに限らず、企業でも、国家でも、社会でも同じこと、

一部の人だけが贅沢に暮らすというのは、きっと何かが偏っているだけのことで、決して社会全体が豊かになっているということではないのです。


多様な力をもった様々な人が、それぞれの持ち味や個性を生かし、その人らしく社会に貢献しながら、豊かに暮らす地域のモデルを作りたい、

それが、私の夢であり、ライフワークです。


他者の存在を認められる子は、まちがいなく自己肯定の気持ちのしっかりとした子になります。

苦手なことも含めて、肯定的に自分の存在を受け入れた子は、心の芯から、お友だちへの優しさががあふれ出してくるのものです。


多民族の存在を受け入れることで、日本人は、日本文化の美しさを再認識しするのです。

ダイバーシティ (多様性) は、もはやすっかり世界基準、


あなには、あなたにしか出来ない大切な役割がある、

レッスンを通して、日々子どもたちに伝えている私のメッセージの根元は、きっとこんなところにもあるのです。










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