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苦しくとも前に進むことで道は拓ける

 2014-04-30
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△ 講演会の資料はこちら

△ 講演会の記録はこちら





昨日は、「岡山県LD等発達障害親の会:はあとりんく」で講演をさせていただきました。

わざわざ市外からお越しくださった方を何人もお見受けし、会場は用意した椅子が足らない程になっていました。



私は、決して特別なアプローチをもっているわけではありません、

だた、年間2000を超える個別のレッスンの積み重ねの中から、皆さんにきっと何かお伝えすべきことはある、

そんな思いでお話をさせていただきました。


私が向かっている先、日々の実践から見える指導・支援のポイント、子どもの幸せのためにつなぐご家族とのパートナーシップ・・

いろいろな思いを、心の湧き出るままにお伝えをしました。


講演終了後の懇親会にも参加させていただきました。

短い時間ではありましたが、それぞれのお子様のリアルな課題について、直接お話を承ることができました。


へたくそな講演だったとは思いますが、それでもその準備には半年くらいかかりました。

地元での講演でもあるし、プレッシャーもかかります。

講演会の準備は、正直大変で、できればお断りをさせていただきたいというのが本音です。


しかし、そのことが、誰か一人でも何かのお役に立てる出会いにつながるのであれば・・

そんな思いで、精一杯取り組ませていただきました。


最後には、りんちゃんの動画を一部ご覧いただきましたが、進行役の方も含め、何人もの方が大粒の涙をこぼされていました。

講演後のアンケートも、熱心にご記入いただいているようでした。


週末には、そのアンケートを拝見させていただけるとのことです。

講演は、何かにつながってこそ意味があるのです。

これを機会に、新しい出会いが生まれるかも知れないと思うと、期待に胸が膨らむ思いです。


半年間、「肯定感を培う学び」というテーマで、自分への問いを繰り返し、そのことを文章化したり整理したりしてきました。

このイベントを通して、一番の恩恵を受けたのは、自分自身なんだということも、振り返りながらしっかりと感じ取ることができました。


▽ 会に参加してくださった皆様から、以下のような感想をいただきました。



SHINOBU先生

先生
ありがとうございました。
先生のお話をお聴きすると、どうしても娘との歩みとかぶってしまって、色々な思いが渦巻いて、結局はじめから最後まで泣いていました。

SHINOBU先生は、本当に子どもたちを大切に大切に思われているのですね。
心から愛情を注いでいらっしゃるのが表情や、言葉からあふれていました。
そして、SHINOBU先生は本当にレッスンが大好きなんですね(笑)
レッスンの話をされる先生は、本当に生き生きとしていて引き込まれました。

嬉しくて
ありがたくて
やっぱり涙が止まりませんでした。

頑張っているからこそ困難がやってくる。腹をくくればいい。
肝に銘じて茨の道を楽しみながら歩いていきます。
だって、支えてくださる先生が、そばにいらっしゃるから。

アンケート、たくさん書いてくださっていました。急いでまとめて、できれば2日のレッスンの時にお持ちしたいなと思っています。
まだまだバタバタが続いているので、間に合わなかったらごめんなさい。頑張ります。

今日は託児が想像以上に大変で、普段以上にバタバタしてしまい、色々とご迷惑をおかけしました。至らぬ点お詫び申し上げます。

活動を通して役員も学びながら、少しずつ前進していきたいと思います。
どうぞ今後ともあたたかく見守ってください。





・教材の例などが特に分かりやすく、家でも使えそうなことが参考になり良かったです。ただ、先生ともうひとり補助の方がいたら、先生のパソコン操作の手間が省けてスムーズなセミナーになったと思います。
・忍先生の温かい想いにとても勇気がわきました。子どもにはやく会いたくなりました。先生との出会いは私の宝です。
・「可能性を信じる」もっと信じてやって、関わっていきたいなと思いました。
「白ゆり発達支援センター」前から知っていたのですが、先生の話を聞き、療育から離れてしまっている小学生のお兄ちゃん(妹は療育中(年長児)と行ってみたいなととても思いました。
・具体的な支援の方法や子どもに対する時の思い、親に対する思い、とても温かいものを感じました。それでもどうしていいかわからなくなって行き詰まったように感じるとき、何をたよりにすればよいのかわからない・・・のは、変わらないと思います。けれど子どもを信じたい気持ちは持ちたいです。
・おもしろかったし、心が震える思いでした。社会の中で何かしら役に立てる人に、きっとなれる!時間をかけて得意分野を生かせる道を探していきたいと思います。支援の先生を目指している高3の娘に今日の講演を聴かせてやれなかったことが残念でなりません。また機会があれば是非聞かせてやりたいです。すごいモチベーションになるなと思います。ありがとうございました。
・勉強ってなんだろう。学習ってなんだろう。原点を見つめ、目標を改める機会になりました。どの子も伸びる、どの子も伸ばす、どの子も信じるってすべてのスタートラインなんだな~と思いました。先生のレッスンに、先生に会わせてみたい。
・家庭でできる実践的な事が多く、子どもと取り組みたいと思いました。「苦手」があるから「らしさ」が生きる、苦しい時が伸びる時、早く目に見えた成果が欲しく知らず知らずのうちに「子どもを信じて待つこと」ができなくなっていました。また明日からがんばります。ありがとうございました。
・先生の優しいお気持ちが伝わってきました。信じる気持ちの重要さは、いつも感じているものの、日々の生活の慌ただしさに子どもを犠牲にすることが多くあり、寝る前にいつも一人反省会です。今日の講演をきくことで、信じて待つことの大切さを再確認できた気がします。そして必要なサポートはどんどん受けたいと思いました。ありがとうございました。
・先生の指導法がとてもわかりやすかったです。我が子は学習につまづいているので、色を使って実践してみようと思いました。「苦しいときが伸びるとき。」頑張れそうです(笑)先生の講演、また聞きたいです。
・素晴らしかったです。子どもを信じる気持ち、もちろんずっと信じて子育てをしていますが、その思いをあらたにしました。ありがとうございました。
・まず親として必要な根っこの姿勢を再確認できてよかったです。石原先生の子どもへの思いと、具体的な支援方法も参考になり、興味深かったです。りんちゃんのはじめてのおつかいにすっかり心の扉を開かれてしまって、涙が止まらなくなりました。「信じる」ことの大切さ、でもただ信じて何もしないではなく、できることを根気よくとりくむ、りんちゃんのお母さんと先生に共通する最も重要な支援のもとを思い知らされました。
・支援方法の説明をしていただき、大変参考になりました。今後参考にさせていただきます。ありがとうございました。
・具体的な支援、とても参考になりましたが、それ以上に、いろいろな思いが伝わり、ずしんと感じました。これからの支援の時の自分の気持ちについて振り返りながらしたいと思います。
・具体的な学習方法など聞けて良かったです。個人的には「肯定感を培う」というところをもっとお聞きしたかったです。
・「信じてやる」ことの大切さをあらためて実感しました。いつかはできる!!ですね・・・。子どもを信じて頑張ります。
・先生の実践に基づいた指導方法や考え方はシンプルで分かりやすかったです。子どもの力を信じてスモールステップ、2極からバランス良く子どもを支えていこうと思いました。
・子どもの可能性を信じて支援して下さっている先生のあたたかい想いを聞くことができ、講演会に来させていただき、本当にありがとうございました。親が腹をくくる、これから就学を迎える我が子を持つ私自身、今、とても大切な事だと思っています。子どもを信じる、いろいろな刺激の中でいつ何が起きるか分からない、親はずっと信じていたいと強く思いました。素敵な大切な講演会、本当にありがとうございました。
(子どもがマンツーマン、グループレッスンでお世話になっています)
・中学になり勉強についていけない子どもについて教えている意味があるのか?こんなにやらせるばかりでいいのか?という疑問と戦いながらの毎日、学びを中心におくということを聞いて、少し安心できたような、でもその子にあった教え方ができているのか?という想いはあります。
・不得意があれば得意もある。影があれば光もある。子どもは苦しいときに伸びる。腹をくくらなければ始まらない。以上よくわかった。信じる力。
・講演を聴いて、改めて今の私が子どもの可能性を信じず、焦っていたなと反省させられました。待ちながら手をさしのべながら見守っていきたいと思いました。ありがとうございました。
・子どものペースに大人が付き合うことが、こどもの達成感、自己肯定感につながっていくと思いました。言語だけでなく、様々な方向からの感覚の刺激である時ふっとできるようになるというお話。今後自分に言い聞かせていきたいです。「苦しい時が延びるとき」・・・励みになります。
・「どんな子どもでも学びたいと思っている」はずなのに、学校・勉強・先生に強い拒否を示す子が多いと感じます。「学びたい」スタートで躓いてしまう子、まわりの支援で気づけるか気づけないかで二次障害に発展してしまいます。「学びたいと思っている」ことを信じて、いろいろな方向から刺激をしていくことが大切ですね。教材もさることながら、子どもの心に響く伝え方の上手な方だなと感じました。子どもの可能性を信じて頑張ろうと元気が出ました。ありがとうございました。(たんぽぽの会)
・妻に誘われて出席させていただきましたが、非常に勉強になりました。子どもの欠点ばかりが気になって、得意な部分に目がいっていない自分に気づかされました。子どもの成長以上に自分自身の成長が必要だなと実感しました。
・多面的なアプローチをしてあげることで、記憶に残りやすいという言葉は印象的でした。自分にはない視点を仕入れることができたのでとても良かったです。
・普段、石原先生のマンツーマンレッスンを受けさせていただいておりますが、講演会を聞くことができたのが今回初めてでしたので、どのようなレッスンなのかや、具体的な支援内容を聞くことができて、本当にレッスンを受けていること、先生に出会えた事が我が子にとって奇跡だと改めて感じました。
・得意なことは必ずある。役に立てるという気持ちを味わわせながら、成長を見守っていくことを心がけながら日々の保育に役立てていこうと思います。
・ありがとうございました。持ち帰るものがたくさんありました。






苦しくとも、前に進むことから、奇跡は起こる。

このことは、私がみなさんにお伝えしたことではなく、本当は、皆さんが私に教えてくださったことなのですから・・





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私の拠点性

 2014-04-28
金曜日の夜に、大阪に出かけました。

岡山でのレッスンを終え、新大阪に到着したのは、予定していたよりかなり遅い時刻になっていました。

翌日のレッスンの前に、設置した防音二重窓の確認と、新しく購入したブラインドの設置だけは、どうしても金曜日のうちに済ませおきたかったのです。


マンツーマンレッスンはとてもデリケートなもので、何か行き届かない点が一つでもあると、とたんにそこからリズムがガタガタに崩れるものです。

この日は大阪へ向かう際、Surface のタッチペンを、岡山の教室に忘れていること気づき、途中で車をUターンさせてしまいました。

これだけ時間的にタイトなスケジュールの中、タッチペンごときで引き返すのもどうかと思いましたが、こういうことこそ疎かにできないことを、一番知っているのも自分自身なのです。


「わずか月に数日のレッスンのために、大阪にこれだけの教室の準備をされたのですか?」

「こんなすてきな教室を大阪に作ってくださってありがとうございました」

何人もの方がそうお伝えくださいました。


深夜に大阪に着き、新しく買った真っ白なブラインドを窓辺につけてみました。

特注のオーダーメイドのブラインドです、

一瞬で、部屋がぱっと明るくなりました。

防音二重窓も、なかなかいい感じです。

何とも言えず、うれしい気持ちになりました。


この日も、新しく新大阪の教室に来てくれる方がいらっしゃいました。

レッスンが終わったあとで、

「子どもがすごく喜んで、またレッスンを受けたいと言っていました」

というメールを、いくつもいただきました。


私の気持ちは、タッチペンやブラインドにも込められているわけです。

何があっても、私の気持ちは後ろには引かない、

大阪の夜、あれだけ深夜に体調を崩していた私が、その翌朝にはきっちり体調が整えられている

レッスンの内容も含め、昔の自分ではとてもできなかったであろうことが、今の私には、当たり前のようにできる、

こんな幸せが他にあるでしょうか?


金曜日、10近いレッスンをこなした足で新幹線に乗り込む私、

月曜日には岡山に帰り、その翌日には講演会のプレゼンが控えています。

私の休日は、午前中が散髪で、午後は講演会、それが終わると普段できない事務仕事。


何が私の心と体を制御しているか、その答えを私は知っています。

もしも私が誰かの役に立てるのだったら、私のできることなら何だってやってみせます。

そう思えることが、何よりの誇り、

私の拠点性は、きっとこんなところにあるのです。





この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-04-30)








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子どもの力を引き出す 楽しい算数

 2014-04-27
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先日、ある1年生の女の子と、上の画像ような問題をしました。

生まれて初めて出会う数の穴埋め問題かもしれません。


その子はすぐに、

「わかんな~い」

と、首を降りはじめました。


その瞬間、私には一つのアイデアが思い浮かびました。

近くにあった算数のボックスの中から、1~10までの数字カードを取り出し、下の画像のように同じ形に並べてみました。


「1・2・3・4・5・・・・」

「ほら、このうらの数字がいくつかわかるかな~」


もともと順序数を1から順に対応させる練習は、就学前に何度となく取り組んでいますから、学習レディネスが十分整っていることは承知です。

要は、設問の意図をしっかりとイメージ化すればよいのです。


いつも使っていたカードを提示することで、いつものように順序数で対応させればよいことに意識が傾きます。

「 1 〇 3 4 〇 」
「 〇 7 8 〇 10 」

こうしてカードを裏返した瞬間、その子の目がキラキラと輝き始めました。


言葉だけでなく、子どもの心の中にある既習事項をうまくピックアップさせていくためのツール、

いつだってベストなタイミングで、さらりと出せる才覚を、もっともっと身につけていきたい、


理論だけあっても決してできないこと、

子どもに出会うたびに、小さくともきっと何かの気づきがあるはず、

これからも、その一つ一つをていねいに積み重ねていきたいと願っているのです。






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色彩は感性にひびく第2の言語

 2014-04-25
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いくつかの論文でも実証されているようですが、視覚認知が脆弱な子には、色をうまく使った支援が効果的です。

私の場合は、画像のようなカラーペンをいつも手元に置いておいて、「赤い線の所が底辺だよ」「青い部分が30°だよ」というように子どもに伝えます。

特に私は、何でもすべて言語に置き換えようとするタイプだと自覚していますから、レッスンの時には、その子その子の認知特性に合わせた支援をするよう肝に銘じでいます。


過剰にならず、複雑にせず、ポイントとなることを焦点化して効果的に色彩を使うこと、

その支援がうまくはまった時の達成感には、格別なものがあります。


一定の段階まで子どもが育ってきたら、段階的にその色支援はフェードアウトしていきます。

焦点化され、一般化されてしまえば、もう過剰な色支援は不要となってしまいます。


一方で、色彩が感覚に訴える力も侮れません、

食べ物を扱うお店では、食欲や味覚を刺激するカラーコーディネートが、専門的な視点で構成されています。

トイレに男性のマークをつけても、それを赤色にすれば、ほとんどの人がそのトイレを女性用と判断してしまいます。


言語に置き換えて判断しない分、そのことは直接、感性にひびいていくのです。

ならばそのことをうまくつかって、子どもの感性をダイレクトに刺激することだってできるはずです。


言語型の自分だからこそ、支援者として、そのことを効果的に活用しようとする意識を強くもっています、

「短所があればこそ、らしさが生きる」 とも思っています。

個の学びに真摯に寄り添うことが、ユニバーサルな教育につながるというのは、例えばこういうことなんだと考えたりもしているのです。






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タブレットの活用

 2014-04-21
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お正月に Surface を購入しました。

もしかしたら、これならマウスの使いにくいお子さんでも、教育ソフトが利用できるのではないかと考えました。


慣れない Windows 8 でしたので、設定などにはずいぶん時間がかかりました。

しばらくの試行を重ねて、何とか臨床場面でもスムーズに扱えるようになりました。


タッチペンを利用すれば、書字学習などで効果的に活用でき、新たな学習の楽しさを体感する子も次々に増えてきました。

お正月、まるまる一日かけて設定に費やした時間もこれで報われました。


これぞユニバーサルな視点、

良い教材は、多くの子の学びに役に立つというものです。


一人の学び、一人の育ちに寄り添うことから、白ゆりの支援はスタートする、

教育の原点は、こんなところにもあるんだなと、感じているのでありました。









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家族支援の形

 2014-04-20
昨日、広島から中3の男の子が来てくれました。

どうやら高校の志望校を決めたらしく、10冊以上の参考書や問題集をかばんに詰め込んでやってきました。

このところの成績の伸びが著しく、どうやら志望校のランクも、当初よりかなり高いものになってきました。


勉強が終わった後で、お母さんと、

「あの頃は、こんな日が、こんなにすぐに来るなんで、思いもよりませんでしたね〜」

しみじみとお話をさせていただきました。

そこには、様々な大変なことが重なった、あの小学校高学年の頃の姿は、見る影もなくなってしまっていました。


あの夏休みの成績アップ大作戦、

そう言えば、母も子も、突き放すように厳しく叱咤したあのころの日々もそこにありました。


この子が今回の受験にかける意思の固さは、私の想像をはるかにこえるレベルのものでした。

納得のいく勉強を積重ね、その結果を出して、それで笑顔で先生の所に会いに来たい、

何ともたくましく、力強いその態度に、わずかの期間に、人はここまで大きく育つものかと、わが目を疑う程でした。


人が育つには、テクニカルなことと、もう一つの大切な軸があります。

そのことを、私は、この子の育ちから、しっかりと確かめることができました。


この子の心にある、もう一つの私の存在、

肯定的な自己理解を支える、カリスマ性のある支援者の存在、

その姿は、やがで君が獲得するであろう自己実現の姿と、ぴったりと重ね合わせてみることができます。

あなたが自立を迎えるその日には、心の中に、その姿がしっかりと刻まれることになるのです。


主体者である子どもと家族を支える、

私が夢にまでみたその一つの形が、今ここに築かれようとしているのです。






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子どもの心を満たす特別な時間

 2014-04-14
この土・日、新大阪の教室でのレッスンがありました。

不動産の契約、岡山教室を含めた予約の調整、教材・教具の準備や購入、

準備万端整えたつもりが、ふたを開けてみると、消しゴムがなかったり、DVDがうまく作動しなかったり、冷や汗の連続でした。


それでも、2日間で18人の子どもたちのレッスンを終えることができました。

もしもここに教室を開かなかったら、出会うことができなかった子どもたち、

その一つ一つの出会いが、大切な宝ものとなりました。


奈良や京都からも、何人もの方に来ていただきました。

天候にも恵まれ、レッスンの前後に近くの公園で時間を過ごされたり、買い物や食事に行かれたり、ご家族の大切な一コマにふれることもできました。


ご家族の皆様には、時間的にも、経済的にもご負担をいただきながらのレッスン、

その重圧と責任を自らに課すことで、レッスンのクオリティを少しでも高めていきたい。


窓外の電車の音が気になる子もいたので、この日は、二重の防音窓の施工見積もりに来てもらいました。

子どもの笑顔がいっぱいになるような教材もたくさんそろえてみたい、

可能な限り、行き届いた環境でのレッスンを実現したい、

みなさんからいただいた費用があればこそ、こうしたことも整えることができます。


子どもの心満たす特別な時間、

それを作り上げていくことこそが、私の専門性

ご家族のパートナーとしての力量をさらに高めながら、新たな可能性を切り拓く子どもたちの実践にずっとずっと寄り添っていきたいと思っているのです。





本日、初めてご指導いただきました。
ありがとうございました。

初めての空間、初めての机、初めての先生を前にして
我が娘がとても楽しそうで、たくましい姿をみることができました。

改めて今後もご指導をお願いしたいと思います。





SHINOBU先生、
昨日は、大変お世話になりました。
息子は、レッスンがとても楽しかったようです。 
帰国の際に、堺でのレッスンの枠がいっぱいだとお聞きし、本当に残念に思っていました。
今回このように、新しく新大阪で教室を始めていただき、感謝でいっぱいです。
1年生の時、はじめて先生のところにお伺いし、あっという間にもう6年生になってしまいました。
小学校の最後の1年、充実させたいと思っています。SHINOBU先生のお力をおかしいただけますでしょうか。これからも、何卒どうぞよろしくお願いいたします。





先日は遅くまでお時間をとって頂きありがとうございました。

先生のお言葉1つ1つが深く心に染みました。

レッスン中先生のお導きのおかげとは思いますが息子が頑張る様子をみることができました。

来月もご指導宜しくお願い致します。





SHINOBU先生

昨日は、ありがとうございました。
はじめての場所、部屋、そして先生とお会いさせて
いただくのもの久しぶりというなかで
息子がどんな反応を示すのか楽しみ半分、
不安半分でお伺いさせていただきました。

部屋に入れていただき、まるでいままで何度も
通っているかのように課題をこなし、先生の
顔を覗き込んで話しかけている息子を見ていると
息子は先生を覚えていたのかな、先生の心の言葉を
感じ取っているんだなと思うとともに、
今回お世話になることができて本当に良かったと
思いました。

日々、お忙しい中、大阪までお越しいただき教室を
開いていただき、改めて感謝申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。





先日は息子がお世話になり有難うございます、とても楽しかったそうでまた行きたい〓と言ったのが本当に嬉しく思いました。彼が将来生きて行く為の力を少しでも多くつけてやりたいと思いながらも、恥ずかしながらなかなか私達には難しい部分もあり学校の先生方やSHINOBU先生にお助け願う事になります。先生が誉めて下さった息子の笑顔を消さない様、私達家族も一緒に成長していかねばと思っていますので今後ともどうか宜しくお願い致します。





先日はお世話になりました。
娘は帰りに疲れた、疲れた。言いながら帰りました。
先生がとってもほめて下さったので、とてもがんばったようです。
学校ではいつも、ゆっくりと丁寧に文字を書くように指導されていますが早くて雑になってしまいます。
SHINOBU先生と学習した漢字のプリントはとてもしっかり書けていて驚きました。
支援学級の先生も一緒にプリントを見ましたが、時々違う場所、違う先生も良い
刺激になっていいねとお話していました。
娘は文章の読み取りが苦手で去年から課題に入れてきましたが、SHINOBU先生と学習しているととてもスラスラ答えるのでそんなに力がついたかな?と不思議に思っていました。
帰ってプリントを見たところとても細やかな配慮をしていて、こんなふうにまで工夫
する必要があることを感じたとともに、SHINOBU先生の子ども達に対する愛情が伝わってきました。
先生から教えていただくのは娘だけでなく、私も多くのことを学ばせていただけそうです。
今後も楽しみです。
学校の先生も夏休みだと時間が合いそうなのでその時は一緒に行かせて下さい。
ということでした。
またよろしくお願いします。






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アプローチが人をつなぐ

 2014-04-12
音楽療法士のりえ先生が、この春から、広島大学でご勤務されることになりました。

りえ先生は、元々は私が大学院に行っていた時の同期(と言ってもりえ先生は年齢は私より20歳以上若い)で、発達支援センターを立ち上げたときに、私がくどきにくどいて、お招きした経緯があります。

当時はまだ、博士課程に進学されたばかりでしたが、その後実践を積み重ね、何本もの論文まとめあげて、見事学位を取得されました。


音楽とという大切なアプローチを通して、培ってきた子どもたちとの深い絆

この度広島大学に行かれるということで、何人ものお母さん方から、感謝の言葉と惜しむ声を頂戴しました。


そのりえ先生の指導教官の眞田先生は、何人もの外国の留学生のご指導をされ、アジア各地に出かけられ、定期的に外国の大学での講義もされていると伺いました。

眞田先生は、小児神経科のDrですが、先生は先生のご専門となさっている分野で、広く世界でご活躍をされているわけです。


今日から、私は、新大阪での教室でのレッスンを始めさせていただきます。

新大阪に教室を構えたということで、この日も、何人かの新しい子どもたちとのレッスンが始まるのです。

おそらくは、3年5年というお付き合いが、この日から始まることになるのです。


家賃払って、交通費をかけて、それで本当にやっていけるの、

家内にそう尋ねられました。


経済的なことだけを考えるのであれば、岡山でやっていれば、何のリスクも、時間的な負担もありません。

しかし、私にためらあう気持ちは、ほとんどありませんでした。


以前、堺教室でのレッスンにご案内できなかった子が、この機会に何人も来てくれることになりました。

中には、3年ぶり、5年ぶりの子もいます。


人は、誰かとつながることで、自分のアイデンティティを確立していくのです。

私は、自分のレッスンを通して、子どもたちの成長と幸せに寄与したい。

小さくても大切な私の誇りが、きっとこんなところにあるのです。





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母の時間

 2014-04-06
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昨日から、マンツーマンレッスンでの待ち時間、お母さん方に、ログハウスをご利用いただけるようになりました。

お子様が教室でレッスンを受けている間、映像のような空間で、お茶を召し上がりながら、ゆっかりとお過ごしいただくことができます。



日常生活の中では、なかなかつくり出すことの出来にくいスペシャルな時間、

すでに何人かの方にご利用いただきましたが、予想以上の好評をいただいています。


ほんのわずかであっても、真摯にその育ちを支えてくださっているご家族に、豊かで特別な時間を提供して差し上げたい、

こうした時間が、何らかの形で、主体者としてのお子さんんとご家族の歩みに寄与できるかも知れない、


私の願いが、また一つ具体的な形となってきたのでありました。





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子どもを育てる7つの力

 2014-04-03
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白ゆりの発達支援目標(H26年度) ▽PDF はこちらから



私が、このブログを書き始めてもう6年以上にもなります。

毎年毎年、2000時間以上のレッスンを積み重ねながら、何のために子どもは学ぶのか、どこを目指して子どもを育てていくのかを、ずっとずっと見つめてきました。

心の中にずっと積み上げてきたそのことを、ここらで自分なりに整理してみたい、

そんな思いが、だんだんと心の中に広がっていました。


発達支援センターを立ち上げてから3年、

施設整備も具体化していく中で、共に働くすべての職員に、私が目指してきた支援の形を、目に見える形で伝えなくてはならない、

そんな思いにもなってきました。


そこで今回、 白ゆりの発達支援目標(H26年度) を作り、教室の入り口正面に、額に入れて掲げておくことにしました。



子どもは、誰かのために、何かのことが出来てこそ、自を肯定的な存在としてとらえることができる、

どの子にも、その子にしかない大切な役割があり、その力を最大限に活用できる社会こそが、すべてに人が共栄する豊かな社会になりえる、

学ぶ楽しさの先には、必ず他者に貢献できる喜びがつながっている、

それここそが、6年間の実践を通して、私が感じ取ってきたスピリッツなのです。


そのために、子どもたちに、どんな力を育てていかなければならないのか、

子どもにとっての学びは、その存在とって、どんな意義をもつ営みなのか、

そのことを、自分の言葉で整理し、構造化してみました。


出来たものを見れば、ごく普通の、ありきたりなものに見えるかも知れません。

しかし、自己肯定の育てのど真ん中に、コミュニケーション力を位置づけた目標図が、かつてどこにあったでしょうか?

私にとって、これから目指していく方向が、目の前にくっきりと浮かんでくるような気持ちになったのは確かです。


学びは、子どもの幸せと成長になくてはならないもの、

他で代えることのできないかけがえのないもの、

そして、すべての子にとって、それぞれの意味の違う大切な心の糧、

成長や幸せのための最高の手段であり、そのこと自体が目的にもなりえるもの、


すべての子どもに、その子らしい豊かな学びの機会を、

そこに向けての私のチャレンジへの足取りを、より確かなものへと高めていく道のりが、またここからスタートしたのです。





この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-04-04)






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