仕事は練習、レースは集金

 2013-03-30
「仕事は練習、レースは集金」

競輪選手の間で、使われる言葉だと聞きました。

その日その日のレース結果だけに一喜一憂するのではなく、身を入れて練習すれば、必ず結果は付いて来るという意味なのでしょうか?


昨日は、岡山の教室では、本年度最後のレッスンの日になりました。

その最後の子が花子ちゃんでした。

2年生の春から、まるまる5年のレッスンを積み重ね、小学生としての最後のレッスンということにもなります。


その花子ちゃんの、学びのモードが、ここに来て飛躍的にグレードアップしてきました。

書字にかかわる認知や巧緻性が向上したこともあって、学習を攻略していく手順が身に付いて来たのでしょう、

集中力も、学習の量も、もはや5年生の時の花子ちゃんとは、別人のようになってきました。


たまたまこの場に立っていれば、それがあたかもその人の成果のように見えることもある、

しかし、本当に意味があったのは、もがき苦しんでいたあの時期に、しっかりとした見通しを指し示し、軸をぶらさすに、大切な内容を一つ一つ積み上げたあの日々であったのだと、私は信じています。


可能性を信じない者が、あきらめず、妥協せず、どうして苦しい練習を、毎日積み重ねていくことができるでしょうか?


教師の最大の指導性とは、確かな見通しをもつこと、

それを笑顔で、しっかりと子どもに伝えること、

そして、理屈だけでなく、その手応えをはっきりと子どもに指し示すことです。


8時間、10時間と、山道で、毎日懸命のペダルをこぎ続ける競輪選手、

顔を上げたその先には、しっかりと目指すゴールが見えているのです。






この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2013-04-01)




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人はつながりの中で育つ

 2013-03-26
先日、ある子の保育園の卒園式がありました。

県外から、ずっと私の教室に来てくれているダウン症の女の子です。

そのお母さんから、先日次のようなメールをいただきました。




SHINOBU先生、


あまりにも感動したので、書かずにはいられません。
(すみません。お忙しいだろうから、読んでいただけなくても、良いんです。書かせてください。)


昨日、娘の保育園の卒園式でした。

今年の卒園の式典では、子どもたちが
名前を自分で言って前に進み、園長から卒園証書を読んでもらって受け取る。
後ろに向き直って、証書を持ち上げ、みんなに見せながら後ろに進み、後ろで待機している親に渡す。
という演出でした。

でしたが、5番目だった娘は順番が回ってくる前からうつむき、完全拒否!
まわりの同じクラスのお友達たちが、娘をなだめにやってくる、
次々にお友達が取り囲んで娘を説得に。。。
とうとう担任の先生が来て、説得しても動かず。

担任先生の配慮で、みんなが終わってから最後に行くことにしてもらう。

その後、最後の子どもまでは順調に授与がすすむ。

最後の男の子が娘と全く同じような状態で、完全拒否。
お母さんがやってきて、説得するけれども、立ち上がらず。
園長先生が証書を持って、彼の前まで来て読み上げ、渡そうとしたけれども、受け取らず。
そばについた母親が受け取らせようとするが、拒否。
それを見て園長が、高らかにみんなに証書を見せるように笑顔で持ち上げると、歓声が上がり拍手。

その様子を視て拍手までしていた娘でしたが、椅子に横に腰掛けて、
かたくなな表情(明らかに次は自分の番だと構えている)。

担任先生が説得に来られたので、私もそばにいき説得を試みるが、拒否。
抱っこしようとしてもダメ!
しばらく待っていてくださった園長が、そばにやってきて、読み上げて渡そうとしたら。。。。
娘自ら立ち上がり(子どもたちから、あいちゃん(仮名)が立った!立ったよ~の声が上がる。会場全体から拍手喝采)、
深々と頭を下げて受け取る。
私が後ろに移動すると、高らかに証書を持ち上げ誇らしげな笑顔でやってきて、私に渡してくれました。
完璧でした。
まるで、そんな演出だったかのようです(実際にそう先生に尋ねている人がいました)。
最後に娘が皆が想像する以上に完璧にやったので、会場は涙涙涙でした。

授与と祝辞、謝辞(私が代表で、述べさせていただきました。ここでも私が涙、皆も涙涙になりました(涙))
が終わって、在園児と卒園児の歌による第2部へ。

ここでは、卒園児が保育園で一番楽しかったことを述べるのが、ハイライトだったのですが、
授与式と同じように娘は拒否!!
同じように最後の子まで順番が回って(今回は最後の男の子はすんなり言えました)、全員で在園児たちに、
「こんなに楽しい年長さんだから、皆も頑張ってね」というメッセージを述べました。
その後、担任先生が出てきて、娘に言うように促しますが、娘が再び拒否。
担任先生が、先生が言っても良い?と尋ねたらしく、娘が大きく頷いています。

「あいちゃんは水族館に行って見た、ペンギンが可愛かってンな?(男先生の涙声に、会場がどよめく)」すると
娘が先生と皆の方を見ながら、口を真一文字に結んで、ウン、っと頷きました。
ここでも大拍手。娘の表情も和らいで、にっこり。

すんなり行かず、みんなハラハラドキドキ見守って、最後には、娘なりの方法で、見せてくれました。



このあと、予想だにしなかった場面がまだあったのです。

このメッセージのあと、会がすすんで、最後に卒園児だけで歌う、「ありがとうの花」がありました。
娘は年少の頃に覚えて大好きなレパートリーです(ほぼ歌える)
出だしから、ちゃんと前を向いて、しっかり歌っているなと見ていたのですが、どうも表情がいつもと違う。
なんだか険しい顔をしているので、もしかして対面に座っている私たち親が、みんな涙ぐんでいるので、
そのまねをしているのかと思っていたら、なんと本当に泣いていたのです。
途中からはこみ上げてくる涙をこらえて歌っている様子が、誰の目からもハッキリ見て取れました。
最後は号泣しながら歌っていました。
卒園児23人の中で、ここで泣いたのは娘だけでした。
まわりの子は、泣いている自分の親を見て、笑う子もいたくらいだったので、
娘の泣きながら歌う様子は、印象的でした。

あとで、お友達のお母さんがたからも、
「あいちゃんが一番わかってた。自分の子見ないで、あいちゃんの表情に釘付けになった」
「あいちゃんにはいつも泣かされるわ~。今日はパパも 『自分の子より、あいちゃんに泣かされた~』て言うてたよ」
と言われました。

その後もたくさんのお母さんたちから、「あいちゃんがいたお陰で子どもたちが成長させてもらえた。」と言っていただき、
メッセージを言わない娘に、(異年齢保育時の)他のクラスの子から「またか~」と声が漏れて、
「同じクラスの男の子が「そんなん言うな!」と睨みつけている場面もあったんだよ。同じクラスの子はやっぱり違う」と聞きました。

そんなこんなで、涙に暮れた昨日の卒園式。
娘がどのように子どもたちから受け入れられ、どのようなやりとりをしてきたのかが、良く見て取れる一日になりました。

今年は生活発表会の年長さんの劇の出来も、太鼓の出来も良かったと全学年からのアンケート結果が出ており、
先生方に聞くと、「あいちゃんも含めて今年の、この学年は本当に粒ぞろい。役者が揃っていましたから、
本当に楽しませてもらいました。」とのことでした。

この保育園が、異年齢保育になって4年目。試行期間が一年あったのち、
娘たちは年少から異年齢で始まったので、この学年の子たちが、保育園の目指す異年齢保育の完成形第一号とでも言うのでしょうか。
地域の小学校(2度娘のことで相談に行った学校)の副教頭先生が来賓で来ておられ、
「保育園の卒園式は初めて見たが、こんなに感動するとは思わなかった」と、おっしゃっていたそうです。

優しさと寛容さを一杯持った子どもたちの様子に、皆が温かい気持ちになれる卒園式でした。
その中心に、娘が娘らしい姿のまま、座っており、
子どもたち、担任の先生、園長先生たちが包んでくれているような気がしました。


卒園、本当に寂しいのですが、就学と1年生までもう時間が無くなってきました。
気持ちを引き締めて次のステップを踏み出したいと思います。


次回のレッスンもよろしくお願いします。

返信不要です。



百万の理屈より、たった一つのエピソードが語る真実、

人は人とのつながりの中で生き、そして育つ、

共に生きる大切な仲間という感覚がど真ん中にあってこそ、行き届いた個に応じた支援が生きる、

教育の在り方を、根本的に見つめ直す大切な機会をいただきました。


ご卒園、本当におめでとうございます。



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心の中で入ったスイッチ

 2013-03-25
私、個別指導のスケジュール表を見て、ちょっとため息、

新年度に就学を迎える子どものレッスン、

せめて月に1度だけでもとやり繰りしても、それがどうしても入らない・・

申し訳ない気持ちで一杯です。


指定申請、確定申告、短大の講義、給料の支払い、パンフレットの構成、予算書の作成・・

信じられないくらい色々なことがいっぺんに重なった時期もありました。

でも、どんなに忙しくても、最優先は子どものレッスン、

それが私のモチベーションをずっと支えてきた美学です。


その私が、今のこの小さな教室を、ちゃんとした施設に作り替えるための動きを、本格的に始動させる決意を固めました。


自分のレッスンは、もちろん続けます、

その上で、自分がなすべき役割を、しっかりと果たしていきたい、

ある出来事がきっかけで、私の中にそんな気持ちが、芽生えてきました。


これまで車いすのお子さんを、何度も抱きかかえて教室に運んでくださったお母さんがいます。

県外からJRでお越しになり、教室の外でずっと待機してくださったお母さんもいます。


お子さんの個別指導の様子が、モニターカメラでリアルタイムにご覧いただける保護者控室、

知育・いすデスクが複数台あり、聴覚性の刺激にデリケートなお子さんも、安心して学習できる個別教室、

私が見守りながら、複数の先生が同時にマンツーマンレッスンが行える学習教室、

赤ちゃん体操だけでなく、安全面が十分に確保され、伸び伸びとダイナミックな活動が展開できるプレイルーム、

お母さんどうしがいつでも集え、学習や情報交換のできる保護者サロン、

保育園の園庭とも、自由に行き来できるインクルーシブな立地条件、

子どもたちのために、そういう環境を具体化していきたい。


それぞれのお母さん方が、我が子のために命を削る姿を、私は毎日のように見てきているのです、

自分のためなら出来ないことでも、それが子どもたちの成長や、ご家族のためとなるならば、どんなに忙しくたって、きっと私にはできる。


私にとっては、人生最後の大仕事、

子どもたちに負けないように、自分がこの世に生きている意味を、確かめるような営みを重ね続けていきたいと願っているのです。




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花子ちゃんに見る 書字改善の軌跡

 2013-03-23
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花子ちゃんのお母さんからご相談をいただいたのは、今から5年以上も前、花子ちゃんが1年生の時でした。

(その日のブログ → http://shinobu1.blog117.fc2.com/blog-entry-12.html) 



参観日に、お母さんと一緒に学校での勉強の様子を見に行った日のことを覚えています。

「読んで、書いて、数えて・・ この子に、何としても、日常生活に困らない程度の学力を身につけさせたい」

その言葉を、今でも忘れることができません。


「みんなと一緒に、漢字ドリルの勉強をしたい」

2年生の時に、花子ちゃんは、私にそんなふうに伝えました。

当時は、ひらがなの 「ら」 という字、そして数字の 「9」 も正しく書くことができにくい状態でした。


その花子ちゃんが、今週、小学校の卒業式を迎えました。

5年生の時の途中までは、「ら」 も 「9」 も、大きな改善は見られませんでした。


ところが、ある日突然、「ら」 も 「9」 も正しく書ける日がやってきました。

書字にかかわる視覚認知の、脳内ネットワークがつながった瞬間です。


そこから、一気に学びの風景は変わっていきました。

今では、当該学年の新出漢字も、ほぼ正しく書けるようになりました。

2年生の時に私に伝えた小さな夢は、6年生になってやっと叶ったのです。


私は、「黄色のバケツ」(2年)の学習の時に、彼女の理解言語の豊かさにふれました。

微細な文字認知は苦手だけど、手指の巧緻性もこれからの課題だけれど、その分、音声言語・聴覚性言語の力が育っている、

ならば、そこに支援を入れて長所を伸ばし、達成感をもたせながら、学習活動を充実・発展させていく。

その営みの中から、多感覚に視覚認知や巧緻性の育てを目指す、

私は、そのようなスタンスで5年間のレッスンを積み上げてきました。

この日の 「海の命」(6年) の学習でも、主題に迫るような大切な内容を、次々に読み取っていくことができました。


本当に色々なことにチャレンジしてきました。

成果が見え始めたのは、花子ちゃんが高学年になってから、

何が良かったのかを、明確に特定することはできませんが、お母さんとの最低限のお約束は果たすことができました。

うれしいことに、中学生になっても私の教室に通ってくれることになりました。


私の個別指導のすべては、花子ちゃんのお母さんとの出会いから始まりました。

この子と出会ってなければ、私は、全く違う人生を歩んでいたかも知れません。


奇跡を起こすには、どんなに先が見えない状態であっても、可能性を信じ、そこを目指して一歩ずつ歩んでいくしかありません。

あきらめるのは自由です。

信じる、信じないも自由です。


「あきらめろというのなら、可能性がないのら、死んだ方がましです」

あの日、私にそう言い切ったのは、このお母さんです。


花子ちゃんをここまで育てたのは、深くて強い母の信念以外にはありえないと、私は思っているのです。



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子どもを育てる誇りと自覚

 2013-03-20
この春、私がサポートさせていただいている子どもの中の何人かが、就学を迎えます。

就学というのは、子どもにとっても、そのご家族にとっても、特別な意味をもつ大切な節目です。

誕生のその日から、この日を目指し、様々な課題に向き合いながら、心を削って、お子様の学びと育ちに真剣に立ち向かわれたご家族、

そのご家族の支援者の一人として、その感激もひとしおでなかろうかと感じています。


ご家族の信託を受け、お子様の学びや育ちに直接寄与させていただけることを、当たり前だと思ってはいけない、

私は、職員に対して、日々そのことを伝えるようにと心がけています。


先日、ある3歳のお子さんが、新しい環境になかなかなじめず、お母さんから離れると、活動の時間中ずっと泣き叫ぶ状態が続いていました。

私も、巡回相談で、様々な保育園の子どもたちを見てきましたが、ここまでのケースを見たことはありませんでした。

私自身は、この状況を抜け出させる道筋は見えているつもりでしたが、あまりのその泣き声に、他の子も職員も、かなり影響を受けている時期が続きました。


ところが、先日、活動のようすを見に行ってみると、その子がお友達と手をつないで、笑顔で楽しそうに活動している、

ついこの前までは、別棟にいてもその声が聞こえていたものです。

こんなに早くあの状況を抜け出せるとは・・

私は、改めて担当職員の、ていねいな対応、見通し、愛情、技術、そして信念の深さを感じ取ったのでした。


今、来年3月までのパーソナルレッスンのご希望を伺っていますが、その予約も、もう残りわずかになってしまいました。

アルバイトで来てくれた特別支援教育専攻の学生たちも、それぞれが持ち味を生かし、保育園の職員が感心するほどの、すばらしい動きを見せてくれています。


ここの事業所は、保護者との直接契約、私たちは保護者の信託を受け選ばれた職員です、

すべての責任は、私が取ります、

これからも、子どもの育ちの直接かかわることの誇りと自覚を、ずっと胸に刻んで働いてほしいと願っています。

その真心こそが、子どもを変えると信じています。


「私が、1年2組の先生です」

「2組のみなさん、これからみんななかよく、勉強していきましょう」

子どもとご家族の願いを一身に受け、担任として、社会の代表として、4月から子どもの前に立つ先生、

その責任も役割も、他では決して替えられないのです。






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真の実践者を育てる風土

 2013-03-17
いつだったかテレビ番組で、「神の手」と称される、脳外科の福島孝徳医師のことを知りました。

毎日休む間もなく、当たり前のように次々といくつもの難手術をこなしていくその姿に、私は言いようのない強い憧憬の念を抱きました。

実践者たるもの、かくあるべし。

臨床現場こそ、命をかけるに値する最高の舞台であると、心から感じたのでありました。


野球だって、何だって、給料高いのは、現役選手に決まっています。

教育の世界でも、優れた実践を積み上げている先生こそ、それに見合う正当な評価を受ける風土が大切だと考えています。


もしも、実践現場を離れて、教育委員会や研究職や管理職になることで、評価されるシステムがあるならば、優れた実践者が現役でいられる期間が、ほんのわずかになってしまう、

こと発達にかかわる領域においては、臨床経験は何よりの実績として評価されるべきではなでしょうか?


先日、お父さんの転勤で、広島に転校することが決まった中学生の男の子がいました。

5年生の時から、毎週通ってくれていた子です。

広島に転校しても、月に1度、継続して、私の教室に来てくれることになりました。

こうしたことが、何にも代え難い私の誇りと使命感をかき立ててくれるのです。


パイロットなら、総飛行時間が10,000時間を超えると、ベテランのパイロットとして認められるそうです。

私も、この5年の個別指導の総時間数がそのくらいになったでしょうか、


私、昨年秋から、体重を10㎏落としたせいか、動きがとても楽になってきました。

ただ運動不足のせいで、リンパ液の流れが悪くなっているという指摘があり、今月より、週3回プールに通うようになりました。


1日10近くのレッスンをこなし、帰り道にプールに通うことのできる気力や体力、

その源がどこにあるのかを、私は、はっきりと感じることができます。


今、来年3月までのパーソナルレッスンのご予約を承っています。

その中には、あの中学生の男の子を含め、県外からお越しくださる方も多くいらっしゃいます。


寝不足や、体調不良などで、絶対にレッスンに穴を空けることはできない、

毎日、笑顔で子どもを迎えたい、

当たり前のように、何年も、平然と質の高い内容を提供し続けること、

そのためなら、何だってやります、


福島先生にはなれなくとも、体と気力が続く限り、1日でも長く、実践の最前線に立てる自分でありたい、

そのことを心に刻んで、今日もまた、一つ一つのレッスンを積み上げていきたいと、心から願っているのです。




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数値化できないことの値うち

 2013-03-13
算数のテストで100点取った、

とってもすばらしいことです。


そのことを目指して取り組んだ営みの、何と尊いことでしょう、

こうした一つ一つの積み重ね、

その繰り返しによって、だんだんと高い頂きへと歩む道のりこそ、教育の大切な形の一つであると考えています。


テストの100点は、ある意味、学びの道しるべです。

しかし、それは手段の一つであって、学びの目的そのものでもなければ、その終着点でもないのです。


算数の苦手な小学生の女の子がいました。

お買い物ゲームの値札を見て、合計がいくらか計算する活動を構成しました。


さっき教えた筆算がどこまで使えるか、注目して見ていたら、

その子、プリンターの横に置いてあった電卓を見つけると、すぐさま、

「合計、280円になります~」

と、笑顔たっぷりで答えてくれました。


もちろんこの活動の中では、電卓がなくても、暗算で計算できる子に育てなければならないのです。

それが、目的です。


でも、この子がこれから歩む人生の中で、こんなに機転を利かせ、笑顔ですぐさま応答できる力は、きっと大切な宝ものになるに違いない、

そんな風に感じていました。


分数のできる子に育てたい、

面積の計算出来る子に育てたい、


一つ一つの学習内容に真剣に立ち向かいながら、私が目指すのは、「その子に、豊かな数の世界を扉を開いてやりたい」 「言語を通して、様々な文化と接することのできる子に育てたい」 そうした内容であるわけです。


問題集、一冊やりこなしました、

100点のテスト、何十枚取りました、

その値うちはきっと色あせることはありません。


一方で、あの電卓の女の子のように、数値化できない、形となりにくい生きた力は、脈々とその子の体の中で、生涯、息づいていくに違いありません。


「オレ、100点とれないから、だめな子だ」

そんな子に、100点なんて取らなくていいよとも言えません、


でも、その一方で、あなたの営みの中にこそ、何よりも尊いものがあることを、笑顔でしっかりと指し示して行きたい、

あなたには、あなたの良さを生かして、何としても社会に貢献できる人になってもらわなければならない、

あなたにはきっと、あなたにしかできない、大切な役割があるのです、


その絶対的なクオリティーに、数値を当てはめることはなんて、全くのナンセンス、

そのスタンスがあればこそ、数値を目指すことも意味があるのだと、私は考えているのです。




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トライ&エラーの魔法

 2013-03-09
人は、成功から学ぶことより、失敗から学ぶことの方が、はるかに大きい、

私の教育観を根底から支えている価値観です。


教室は間違う所、まさにその通り、

野球選手は、エラーの分だけ、三振の分だけ、大きく成長するものです。


デビュー戦で4打席4三振、

金田投手の剛速球に、小細工で当てに行かなかった長嶋選手こそ、日本プロ野球界の不世出のスーパースターへと育って行ったのです。


私の個別指導の柱の一つは、プロンプトフェーディングによる完全習得エラーレス学習です。

認知特性に応じた手厚い支援を施し、段階的にその支援を除去して、自分の力で問題解決の力を育てていくやり方です。


パズルでも、言語でも、数の指導でも、そのスタンスは基本的に同じです。

では、どこを目指してその支援を行っていくか?


私の手厚い支援を受けた子どもは、必ずいつか、私の元を離れ、自らの手でそのことをトライしていく日がやってきます。

エラーをして、三振をして、どこをどうすれば上手に球がとれるか、バットにボールが当たるか、何度も何度も自分でトライして、練習を始めるときがやってきます。

そこに強い達成動機とアイデンティティーがあれば、もはや、勝ったも同然、

必ず大化けして、一流選手に成長していきます。


そこまで導くのが、私の仕事、

そこに向けての個別指導であり、プロンプトフェーディングであるのです。


思いっきり三振したり、エラーしたり出来る場所、

大きく育てるための教育的な環境と愛情、

そして確かな見通し、

未来の長嶋選手は、今、ここにいるのです。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2013-03-10)






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赤ちゃん体操から始まる一歩

 2013-03-07
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(↓ 「赤ちゃん体操 活動報告 PDF」 は、こちらからダウンロードできます。)
http://okayama-shirayuri.com/nc_images/pdf/akachantaiso1.pdf 



火曜日には、赤ちゃん体操がありました。

このイベントも、毎月10名を超える赤ちゃんとそのご家族の皆様にお越しいただき、すっかり白ゆり発達支援センターの看板イベントといった感じになってきました。


この日は、就実大学から3名の先生方と、9名の学生さんが見学にお越しくださいました。

底抜けにあたたかく、活気のあるレッスン会場の雰囲気に驚かれ、そして私のたちの営みの大切さに賛同してくださいました。


私たちは、お子様の育ちと幸せのために、真摯に前に進んで行かれるご家族と、同じ歩調で歩んで行きたい、

そんな気持ちが、いつの間にか、だんだんと大きな流れを生み出し、たくさんの人を呼び寄せるようになってきました。


ちょうど、この記事を書く前にレッスンをさせていただいたほのかちゃん、

この子も、うちの赤ちゃん体操を卒業して、グループレッスンにも、マンツーマンレッスンにも参加してくれるようになりました。


はじめは泣いてばかりで、レッスンにならなかったのに、今では手遊びも、パズルも、とっても生き生きとした表情で取り組めるようになりました、

言語表出が豊かになり、しっかりとご家族から分離して、先生と2人だけで、40分のレッスンを、一度の活動の停滞もなく、流れるような楽しいレッスンを構成できるようにもなりました、


この一歩から広がる大切な営み、

そこに子どもの成長を願う真摯な思いがある限り、その勢いは、決して色あせることはないのです。





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パンフレットが語る真実

 2013-03-04
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(↓ パンフレットのPDFは、こちらからダウンロードできます。ご自由にご利用ください。)

http://okayama-shirayuri.com/nc_images/pdf/shirayuri1.pdf

http://okayama-shirayuri.com/nc_images/pdf/shirayuri2.pdf




「岡山白ゆり発達支援センター」 のパンフレットができ、先週から、何人かの方に配布をさせていただきました。

とにかく、「これまで取り組んで来たことを、きとんと形として伝えたい」 というコンセプトで、業者選定から始め、自分の納得のいくものを仕上げたつもりです。

何か一つの区切りになったかなという印象を、自分なりにはもっていました。


いざ、配布を始めてみると、これまで予想もしなかったことも含めて、色々なことが見えてきました。

こんなパンフレット一つで、今後の事業を左右するような、大きな流れの一歩にもつながっていきました。

それぞれの方が、これまで、どんな願いをもってここに来てくださっていたのか、そのお気持ちを改めて受け止めさせていただく機会にもなりました。

そして、パンフレットに現れている自分自身のスタンスを、見つめ直す機会になりました。


それは、「自分自身が、どれだけこの仕事に誇りと喜びを感じているか」 ということでした。

自分が子どもたちにどんな姿勢で向き合っているかは、きっと、このパンフレットの行間の中から感じ取ってもらえるのかも知れない、

そんなふうに思ったりもしています。


どうして、子どもたちは、階段を駆け上がるようにして私の教室にやってくるのか?

よその療育では10分ももたない子が、どうしてここでは、40分、45分と集中して活動に取り組むことができるのか?


その答えは、私が100%、その子の存在を大切に受け止めているから、

そこに後ろめたさや、迷いがまったくなく、その子と会うことを、何よりの喜びとして、今や遅しとその子が来てくれるの待ちわびでいるから、

そうであるからに違いない、と私は思うようになりました。


一つのパンフレットを作成するという作業には、かなりの時間と費用がかかります。

昨年末からこの2月まで、色々なことが重なりに重なり、自分自身の能力の限界を超えた仕事に追われまくって来ました。

事業の指定申請を終え、補正予算を組み、理事会を終え、パンフレットが完成し、先週末で、確定申告も終了しました。

そのとたん、気がゆるんだのか、いっぺんに体調が悪くなってしまいました。

でも、レッスンだけは、何とかキャンセルせずにやり通すことができました。


いったい今、何が私を支えているのか?

図らずも、このパンフレットが、そのことをよりはっきりと、私に知らしめる結果となりました。


おかげさまで、もう気力も体力も、以前と変わらないレベルになりました。

秋に80.2㎏だった体重は、今は67.8㎏まで落ちました。

中には、「先生、大丈夫ですか?」 と、ご心配くださる方もいますが、私、3月から週に何度か、レッスン修了後にプール寄って帰ることにしました。


ゆるむのは、3日もあれば十分、

私には、もう次の目標が、いくつも頭の中を駆けめぐっています。

大変身させたいとたくらんでいる、何人かの子の方略は、片時も離れることはありません。


これくらいでないと、子どもは決して心を開きません。

私の選んだ道が、こんな道であるということを確かめることになったのも、このパンフレットのおかげなのかも知れません。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2013-03-05)





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