ABA(応用行動分析)の取り組みで情緒が安定する (就学相談に見えられたご家族の事例から)

 2008-12-24
今日、来春就学を控えられたご家族の方の相談を伺いました。

そのお子さん(5歳)にABA(応用行動分析)の手法で、毎日何時間か支援者の方のサポートを受けています。

その支援者の方も一緒にお見えになりました。

私がご家族の方にお話を伺っている間、教室にある絵本やおもちゃで、そのお子さんは遊んでいました。 (支援者の方が、上手にサポートしてくださっています)

おかげで1時間以上の相談の間、とても楽しく上手に過ごすことが出来ていました。

ふと表情を見ると、これがまたすばらしい笑顔で、めちゃくちゃかわいい表情です。

ちょうど先日、ある出版社から、情緒を安定させる効果的な指導の実際、という内容の原稿依頼を受けていましたので、思わずそのご家族と支援者の方に尋ねてみました。


>すばらしいお子さんの表情ですね〜  お子さんの育ちは、表情に出ますよね〜
>これ、ABAのかかわりが始まって、変わってきました
>と、言うと?
>前は、何か気に入らないことがあったら、物を投げていました。 それが要求行動のサインでした。
>ほう、それ代替行動に変化させましたね
>まず、コミュニケーションがとれるようになってきましたし、できたらほめる、の関わりで、物なんか投げなくても、ちゃんと望ましい方法で要求表現ができるようになりました。
>家族も、出来ないからそこを何とかしよう〜 という発想から、できることをどう活用し伸ばしていこうか、そんな発想に変わってきました〜
>支援者の先生、すばらしいですね〜
>家族全員、ありがたく思っています、先生に任せるだけでなく、親としてもABAの考えをもっと理解し、活用できるようになりたいと思っています。

支援者の方は、ほぼ毎日3時間以上そのお子さんに関わっているということでした。

こうした環境は、どこの家庭でも実現できるということではないと思いますが、親としてすべきこと、考えなくてはいけないことの、何かの参考になるのではないかと思いました。

そのお子さんは、今年3月に手術を受けられ、大きな成長のチャンスを今、迎えているのに違いありません。


私のまぶたから、その子の笑顔が焼き付いて離れません。

お子さんの成長に前向きに取り組んでおられるご家族の姿にも、たいへん共感をおぼえました。

今回は、来年以降の就学についてのご相談と言うことでしたが、この子の今後の成長についても、ご家族といっしょに見守ることができたらうれしいな、って思っています。

ぜひ、よい小学校のスタートを切ってほしいと願っています。

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自閉症児のための ABA早期集中療育マニュアル (かれんちゃん・かれんママと一緒に取り組む第一歩)

 2008-10-20
かれんママに紹介してもらった  「自閉症児のためのABA・早期集中療育マニュアル つきみBOOK 藤坂龍司著」が、先日届きました。

私は、ABA(応用行動分析)のプロでもなければ、信者でもありません。

しかし、私がすばらしい先生だと尊敬する先生方の教育実践は、すべてこのABAの理論で説明できます。 先日、花子ちゃんのお母さんのいっしょに、音楽教室の先生にご相談に伺いましたが、この時も、このすばらしい活動をされている先生の、人間愛にあふれた活動も、すべてこのABAの理論で説明できると感じました。

だとしたら、自分の実践の基礎理論(軸足)は、ここに置くしかないと考えていました。


ところが、さすがに心理学ですから、論文となると難しすぎるので、これまでは同じ実践者の事例が書かれた本を何冊か手元に置いて、自分の実践を組み立ててきました。

ご自身が臨床心理士であるかれんママは、自分の子どもに応用行動分析の個別アプローチを早期に受けさせたい、その担い手として、私に期待したようです。

そのママが、これはすぐれたものです、と紹介してくださったものが、この本です。

ひとめ目を通して、これは来たな、と思いました。

この本一冊あれば、何度も図書館に行ったり、アマゾンで探したり、コストと労力を無駄にしなくて済みます。きっと手垢でボロボロになるまで読み込んで、自分のものにしていく営みが始まるような気がしています。


このマニュアルのベースとなっているのは、UCLAのロバーツ博士のEIBI(早期集中行動介入)の理論です。

早期(2〜5歳)から、週40時間の1対1の介入を2年以上継続すると、実験グループ19人の平均IQが、62.7から83.3に向上しています。

私は、小学校1年生のお子さんを、特別支援学級で、マンツーマンで2年間指導した経験がありますが、この時も、知能検査を終えて学校に駆けつけたお父さんが、「先生、IQ値が信じられない位上がりました」を、高鳴る思いで、結果を伝えてきた日のことを思い出します。

IQ値、20位は上がりますよ。


かれんママが、あわてて私のところにやって来た気持ちも理解できます。 この気持ちを裏切るわけにはいかない・・・

かれんちゃんの指導は、来週から開始します。 モチベーションMAXです(笑) 

かれんママは、「論文書いてくださいよ」と言っていましたが、プレッシャーが楽しみに変わってきました。

この本の著者の藤巻さんの娘さんも自閉症なのだそうです。 研究者としてではなく、自閉症をもつ親としての熱い願いや思いが息づいています。

随時、経過はブログで報告するつもりです。 


かれんちゃんは、ダウン症です。 ABAのアプローチは、LDでもADHDでも、障害特性を問わず実施できます。 ご家庭でも取り入れられます。

皆さんの心に、少しでも希望の光が差し込んでいくような実践が報告できれば、こんなにうれしいことはありません。

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できる!をのばす 行動と学習の支援

 2008-05-29
私は、大学院で応用行動分析のことを学び、それが発達の課題のあるお子さんの指導・支援にきわめて有効であることを感じとりました。

しかし、紹介している本は難解なものが多く、少しは心理学を学んだ方でなければ、実際のお子さんの理解や指導には結びつかないことが多かったように思います。

このブログを開設した理由のひとつも、「何とかこのすばらしい方法を、保護者の方にお伝えしたい」という思いからでした。

今、私の保育園では、学童保育の充実に力を入れていますが、指導員さんに何とかその技能・技術・理念をマスターしていただきたいと、現場に即して指導を行ってきました。その核となり、体系化されたもので、しかもわかりやすいものを用意しなければと考えていました。

実は、昨日図書館で見つけた本の中に、そんな私の願いをかなえる一冊のすばらしい本があったのです。

その本は表題の「できる!をのばす 行動と学習の支援」という本です。

著者は、山本淳一といって慶應の先生で、以前「応用行動分析学入門」という本を出されていました。それもすばらしい本で、私は何度も繰り返して読みましたが、専門家でないと、なかなかわかりにくいのが欠点でした。

しかし、この本は違います。一度も心理学の授業をうけたことのない人でも、まったく問題ありません。しかも大切なことは、わかりやすく、しっかりと紹介しています。

専門用語が苦手な人は、イラスト(まんが)の部分だけ読んでも、かなり目からウロコがとれるのではないでしょうか?

お子さんの認知特性や、家庭や学校での対応や取り組みなども紹介されているので、特別支援と何らかの関わりのあるお子さんの保護者の皆さんに、自信をもっておすすめする一冊です。

さっそく保育園でも2冊購入し、この本をベースに、さらに充実したものをめざし、実践に取り組んで行きたいと考えています。


このブログも開設して3ヶ月余りがすぎ、おかげさまでアクセス数が10000を超えました。これもこれまでお越しくださいました皆さま、メールやコメントをくださいました皆さま、励ましや応援のお言葉をいただきました皆さまのおかげです。心よりお礼を申し述べたいと思います。本当にありがとうございました。

まずは第一目標を超えましたので、今日からブログを若干リニューアルさせていただきました。

おすすめの本は、「図書館にあったとしても、ぜひ買って手元に置いておきたい本」という基準で紹介させていただいています。

これからも、お子様のしあわせと成長のために、何らかのお力になれればと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。



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福祉・ボランティア928サイトの中第1位にランキングされました(2008.12.24)

Author:SHINOBU
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 百万アクセスまでがんばりたい Started from Febrary,2008

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