数値化出来ない学びの評価

 2017-10-21
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私には、一定の経歴であったり、実績であったり、社会的な立場がありますから、ある意味それだけで、保護者の方は大切なお子様の育てを託すための裏付けとしてくださいます。

しかし当たり前のことですが、子どもには、私の肩書きも経歴も、まったく関係ありません。


学びそのものに充実感や手応えがあれば目は輝きますし、そうでなければレッスン自体が全く成立しなくなってしまいます。

そのことを一番知っているのは、私自身であり、だからこそ私は日々真剣勝負で1回1回のレッスンに取り組むことが出来たのです。


時々子どもが、信じられないようなきらきらとした表情を見せることがあります。

それはきっと、私以外が知ることのない特別なものだと感じています。

正直、これがあるからこそ私は、土日祝日返上で、10年間の実践を積み重ねることができたのです。


カメラを構えた時には、ほとんど子どもの場合、その表情は消え去った後になってしまします。

お母さんや記録係の先生が同席していた場合は、なかなかそんな展開にならないのが普通です。


私は今、伊福町の個別教室に、私の手元のスイッチで、いつでも動画がレコードできる設備を付けようと計画しています。

そして控え室でお待ちのご家族にはモニターで、リアルタイムでその学びの姿や表情をご覧いただくことは出来ないか、

そしてすべての個別レッスンのようすを、映像としてレコードすることは出来ないかと検討しています。


数値にはなりにくとも、その質の充実感を示す新たな評価の尺度、

何はなくとも、私には、学びを通した子どもの笑顔が欲しい。


10年の時を経てたどりついた、私の新たな価値感、

私のチャレンジは、これからが真のスタートなのかも知れません。










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学びの窓を開く

 2017-10-19
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今私が直接レッスンをさせている子どもの中にも、いわゆるIQ値がとても高い子がいます。

標準的な教科プリントなら、あっという間に100点です。

45分のレッスン時間の中で、その100点のプリントを、最低でも10枚以上やり遂げることが出来ます。


プリントで100点をとることは、それは立派で大切なことです。

ですがこの日とった100点については、特に私のお手柄ということでもなければ、ご両親が私に託した願いそのものではないのです。

当たり前のことですが、100点取ったらバラ色の人生が開けるとか、その子の人生すべてが100点であったりとか、その単元の理解度が100%であったりとか、そんなわけでは全くありません。


写真の男の子は、来春には小学生になる男の子です。

このところ独立歩行が、とてもしっかりとしてきました。


そのこともあって、このところ認知面の発達に大きな変化が見られ始めました。

私がマンツーマンレッスン始めさせていただいていた頃は、写真のような教具を提示しても、まるっきり無反応で学習活動に広がりは全くみられませんでした。


しかしこの頃は、違います。

私が提示する教材に食いつくように手を伸ばしてきますし、その表情はきらきら生き生きで、弾むように活動に取り組んでいきます。

一つ一つの活動に意味があり、成長があり、手応えがあるので、30分のレッスン時間中ずっと笑顔と笑いにあふれ、あっという間に時間が過ぎていくのです。


もちろん、課題そのものは、年齢相応のものではないかも知れません。

しかし、この1~2年の成長のクオリティーは、私が教えている子の中でも、出色のものがあります。

どれだけ私に実践者としての喜びを与えてくれたか知れません。

そしてこれからの成長の可能性に、大きな夢を抱かずにはいられないのです。


学びの道、育ちの道は百万通り、

誰一つとして、同じ物はないはずです。


小さなものさしだけで、人の育ちをはかるなんて、全くもってナンセンス、

君には君の育ちがあり、学びがある、

目の前の学びの窓は、今はっきりと未来に向けて開かれたのです。










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そこにあるのは、君の誇り

 2017-10-18
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今から数年前、一人の男の子が岡山の教室に通ってくれるようになりました。

お知り合いの紹介ということで、わざわざ三重県から、毎回岡山までお越しくださっていました。


当時はまだ小学校1年生でした。

頭にヘッドギアをつけ、まだまだ医療的なサポートが必要な状況でした。


メディカルな問題がクリアされると、その子の学びは着実に進歩を見せ始めました。

特に漢字学習に対する意欲は普通ではなく、低学年の頃は20分くらいだった学習の集中力も、6年生となった今では45分息も切らさず当該学年の学習に取り組むようになりました。


あの1年生の時、一体誰が、6年生になった彼がここまで生き生きと学習に取り組む姿を想像することができたでしょう。

今となっては、あの時のこの子の学び姿を知るのは、ご家族と私くらいのものになってしまいました。


世界遺産、放射線、爆風‥

黙々と 「平和のとりでを築く」 の新出漢字の学習に取り組む彼の後ろ姿の何とも誇らしいことでしょう、


今、これからの就学に向けて、心を砕いておられるご家族が、たくさん私の所にご相談にお越しくださっています。

すべてがこの子のように飛躍的な成長を遂げるわけではないかも知れません。


でもやりもしないのに、それが出来るなんてことは、あり得ないのです。

やってみなければ、わかなない

やらずに出来るわけがない


たったの1%であっても、その可能性を信じて、少しでも豊かな学びを構成し、実現していく力、

それをもってして、私はそれを、教育力と定義するのです。

そのことを私に教え、揺るぎない信念へと高めてくれたのは、この子をはじめとおするたくさんの子どもたち、そしてそのご家族に他ならないのです。



↓ ご家族の方から、以下のようなコメントをいただきました。


SHINOBU先生
お世話になりましてありがとうございます。
ブログ拝見しました。
改めて、これまでの先生との道のりを、過去のプリントを見ながら回想しました。
5年前の10月、プリントは震えるような線で読み取り文の答えのひらがなをなぞっていました。
4年前の10月、プリントは音、耳などの漢字を大きな枠の中に必死に収め書いていました。
3年前の10月、プリントは調、題などの画数の多い字を小さな枠に整った字で書いていました。
そして今は益々綺麗な字を、一字一字、心をこめて書けるように。
よくここまで育てていただいた、と涙があふれ出てきました。
2年生の時担任の先生に漢字ドリルが欲しいと息子がお願いしてももらえず、「ワンワン」と泣いたことがありました。
易々と手に入らなかったドリル。
初めてもらえた時には「お父さんドリルを買ってくれてありがとう」と突然言ったことがありました。
学びたいという強い思い、それは先生が沢山の種まきをしてくれたからに他なりません。
そしてきっとできると信じてもらえるからこそ、ここまで成長できたのだと思います。
今、漢字学習で培った自信は、色々なところへ派生しています。
SHINOBU先生、息子の人生を変えて下さりありがとうございます。
SHINOBU先生とのこれからの学びが、楽しみで仕方がありません。
どうぞよろしくお願いいたします。







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その志と共に学ぶ

 2017-10-17
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9月末から大学で、後期の授業が始まりました。

私は 「障がい児保育」 の担当なのですが、前期は2年生、後期は1年生の授業となります。


後期の学生さんはまだ1年生ですので、発達にかかわる知識も経験もまだまだこれからといったです。

まっさらな感性の中に、子どもの発達に対する理念も構えも刻まれていくわけですから、その果たす責任には重いものがあります。


この日は、ICF(国際生活機能分類) の理念について紹介しました。

当初は、テキストにのっている内容の解説程度にとどめるつもりでしたが、その理念は、私が日々模索しているマンツーマンレッスンの取組そのものだと思えるようになってきました。


子どもの豊かな学びを構成していくにあたって、出来にくいこと、困難なことが生じた場合に、安易にそのことを子どもだけの問題としてとらえ過ぎる傾向はなかったか、

もっとすべきことは、なかったか、

他の子と同じような、学習機会を本当に提供できていたか、

その子の特性理解に基づいた学習内容を、本当にきちんと構成することができていたか、

その子の心持ちや、モチベーションをしっかりと受け止め、それに寄り添うかかわりであったか、

発達にかかわるあるべき姿勢は、きっとそこにあるのです。


出来にくさや分かりにくさを、子どものせいとすり替えてはいけない、

本当にこの子は自分の大切な教え子、

そう思ったときから、真の学びがスタートしていくのです。


何もせずして、何の工夫もあらずして、出来ないは一体誰のせいか、

どの子だって、普通に、学んでいく環境はあって当たり前のはずです。


どの子も大切な自分の教え子、

そう思えばこそ、次に開いていく道が、自ずから自分の前に開けていくのです。









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心の根元に植え付けておきたいこと

 2017-09-28
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私の保育園には今、0歳~2歳までの子どもが22名通ってくれています。

どの子も光るものをたくさんもっていて、将来は間違いなく社会のリーダーとして育っていくだろうと思われる子もたくさんいます。


3歳になれば、本園に行く子もいれば、地域のこども園などに行く子もいます。

この先、小学校・中学校・高校…と、それぞれ子は、それぞれの道を歩んでいくことになります。

でも、ここにいる間は、みんなみんな白ゆりの大切な子どもです。


どのお友だちにもみんな大切な命があり、共に育ち、共に生きるという感覚を、3歳までのこの時期に、私は子どもたちの心にしっかりと植え付けておきたい、

その感覚と理念をしっかりと心に宿した子どもたちが、ゆくゆくは社会を変えていく大きな原動力となれと、心から願っているのです。


この時期から、そもそも分けている教育で、いったいどこで子どもたちにその大切な感覚が育っていくのか?

共に暮らさずして、共に学ばずして、一体どこで大切な命とふれあうことが出来るのか?


言語だけでは伝わらない大切なこと、

今は運動会の練習の真っ最中、

たとえうまく出来ずとも、必死の思いで子どもを応援し、支え育てる保育士の取り組み、

園長としての、その取るに足らない所作やまなざしの中から、子どもたちはきっとそのことをしっかりと感じ取っているに違いありません。


3歳までに培われていく人としての基礎感覚、

私たちの役割は、限りなく重いのです。









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数感覚の育て

 2017-09-27
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これまで小学校になって、算数が苦手な子にたくさん出会ってきました。

1対1対応で、10までの数については、書いたり読めたりができるのだけど、5のブロックをを見てぱっと5と答えられない、9のブロックを見て10より1少ない数と認知できない…

そんな子はたいてい、いわゆる数の量的感覚が育っていない子がほとんどでした。

つまり数とは、1から順に数える順序数のこととしかとらえられず、6+7の計算をしても、ただ6と7を並べて、それを13個数えるところから遅々として抜けることができないのです。


その数の量的な感覚は、どこでだれが育てるのか?

その結論は、それを焦点化してして育てる場はほとんどない、という答えでした。


ならば、自分がやるしかない、

そう思って、ここ何年間自分なりのトライをしてきました。


今画像で紹介しているのは、ちびむすのプリントです。

私はプロですから、学研にしても、小学館にしても、公文にしても、市販化されている幼児の数にかかわるドリルは、ほとんどといってもいいくらい目にしてきましたし、所有しています。


しかし、プリントをやってすぐ出来るのなら、わざわざやらなくたって出来るわけで、出来ない子どもにどんな支援を施してその力を身につけていくかがポイントとなります。

志を立ててからここまでざっと10年近くかかりましたが、ここにきてやっと自分なりの数感覚育成のポイントが見えてきました。


もちろん、プリントを1枚2枚やったから解決するようなものではありませんが、少なくとも週1回でも2年くらい通っていただければ、一定の力をつけることは可能だと思うようになりました。

ブッロクを使ったり、お金を使ったり、パズルをしたり、色々なことをやりましたからね、

そのことも決して無ではありませんでした。


ここから私なりのやり方で、どのような手応えを感じることができるか?

おかげさまで、今でも毎日就学前のお子さんのレッスンをさせていただける環境にありますからね、

このことにも、これからもずっとチャレンジしていきたいと願っているのです。









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地の利

 2017-09-26
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扉を開けたら、いつも当たり前のように、笑顔で先生が待ってくれている。

いつ行っても、どんな時でも、ずっと先生はその場所で待ってくれている。


そのことは、私が最も大切にしていることの一つです。

お葬式であるとか、私がいなければ成立しない会議であるとか、そういうことと重ならない限り、体調なども含め自分の都合でレッスンには穴をあけない。

本当にそうするかどうかは別として、穴をあけたら引退する覚悟で、いつもレッスンに臨むと決めています。


ところが、週末辺りからどうも体調がおかしい、

予定の合間をくぐり抜け、ヘロヘロになりながらも、大阪教室の教材を作り、新幹線への乗り込み、


月曜日からは、大学で後期の授業が始まるというのに、その準備もなかなか完全にはできてない、

そんな日の朝に限って、バッテリー上がって、車が動かない、

おまけに25日で給料日の事務、

それに保育園の職員会議も重なり、ここまで来たらもう開き直るしかありません。


しかしながら、声はガラガラ、

当然ながら動きにもキレがない、

何とかその日の予定をクリアした瞬間、崩れ落ちるように眠ってしまいました。


大学の授業を行っているときに、保育園の嘱託の先生から別の要件での電話がありました。

この先生の医院は、保育園から歩いて0分の位置にあり、先日も逆流性胃腸炎の処方をしたいただいたばかりです。

保育園の子どもと職員の健康管理をお願いしているだけでなく、朝の送迎時には無償で駐車場をお貸しくださっています。


これまで私は、なかなか病院に足を運ぶことはありませんでした。

にっちもさっちも行かなくなってから、仕方なく行く事がほとんどでした。


この日、そのこともあって病院におじゃますると先生は、「あなたは代表者として、子どもの先生として、いつも万全の体調でいる責任があるでしょ」 とおっしゃってくださいました。

この一言を聞いて、この先生は私のすべてを理解してくださっているように感じました。


これまで風邪で病院に行ったことなど一度もありませんでしたが、先生はビタミン注射と漢方薬、そして抗生剤を処方してくださいました。

すると、わずか1時間も経たないうちに、魔法のように体が軽くなっていくのを感じました。


大阪に行くにも駅にも近い、市役所も近い、大学にも近い、法務局にも、ハローワークにも、福祉事務所にも近い、

そして、私の仕事を含めて、私のメンタルも健康もしっかりとサポートしてくださる先生が、歩いて0分の位置にいつもいてくださっているのです。


何という強運、

子どもたちのために、その強運に見合うだけの仕事を、しっかりとしていきなさい。

これはきっと、そういうことなんだと考えています。


午後からはまた、笑顔いっぱい、いつもの私がいつもの場所に、戻ることができたのでした。









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信じて続けていくこと

 2017-09-25
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大阪でのレッスンのことです。

就学前にからずっとサポートさせていただいている6年生の男の子がいます。


これまでは、言語によるコミュニケーションや、書字にかかわる巧緻性が課題のお子様でした。

しかし、数にしても言語にしても、認知には光るところがいくつもありました。


なのでパソコンや自作教材を工夫しながら、この日までレッスンを続けてきました。

数年以上のレッスンに、ほとんど毎月欠かさず通ってくれていました。


これまで画像のようなパソコンソフトを使って、漢字の書字の学習を進めてきました。

しかしこの日は、いつも以上に落ち着いた態度で集中して取り組むだけでなく、「あお」 だとか、「はやい」 だとか、漢字を読みながら学習を進めているではありませんか?


小さい頃は、10分の学習にも骨が折れたものでした。

こんなふうに漢字が読め、教材を通して心が通い合い、45分集中して学習に取り組める日が来るなんて、その頃にはとてもではないけど簡単に予想できることではありませんでした。


ここまで来るのは大変でしたが、ここからの学習は楽しいばかりです。

私には、この子との7年以上の学習の歴史がありますからね。


まだまだどこまで伸びるかわかりません、

どの子にも必ず、こんな瞬間がありますから、

信じて続けていくことを、これからもずっと続けて行きたいと思っているのです。










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似て非なるもの

 2017-09-24
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成長なくして、子どもの命は輝かない。

子どもには、内発的な学びの欲求があって、その内なる願いを叶えてやりたい。

系統化した目標を先に置いたり、その子の学びを何か標準化されたものとの比較するのでなくて、今のその子の息遣いやのどの渇き、体温にあった教材と目標をオーダーメイドで提供したい。

そのことがずっと、マンツーマンレッスンに託し続けた自分の思いでした。


当初マンツーマンレッスンで飯を食おうなんて、かけらも思っていませんでした。

それを事業化しようなんて、みじんも思っていませんでした。

ただ目の前の子の、その日その時を、生涯一つずつ積み上げて
自分に残された時間のすべては、そこを基本として構成していこうと決めていました。


白ゆり教室は半年間、生徒5名にも満たない小さな個人の教室でした。

最初は月謝無料の教室にするつもりでしたが、それでは逆にただでしてやってるというようなゆるんだ気持ちになってしまうことに気がつきました。

ならばあえて相応のお金をいただき、いただいたお金はすべて、子どもたちのために使っていこうと考えるようになりました。


いつの間にか、子どもたちは階段を駆け上がってレッスンに来てくれるようになりました。

当初は、週に10にも満たないレッスンが、年間で3,000ものレッスンをさせいただいた年もありました。

京都、大阪、三重からも、毎週のように通ってくださる子どもが増え、それではということで週末だけの教室を新大阪に作らせていただきました。


先日のある女の子のレッスンの時のことです。

その子にいつものような弾むようなリズムが感じられません。


何をごまかせても、子どもの感性ごまかせませんね。

岡山でのレッスンでは、最近、指導記録を別の先生にとってもらう機会が増えました。

こうすると、子どもの動きから目を切らずにレッスンをすることができます。

この意識が記録優先となったとたんに、子どもの動きから弾むような感じが消え失せてしまうのです。


子どもの育ちを最優先とするのと、研究や発表のためにその子のレッスンを使おうとするのでは、そりゃ子どもには簡単に見抜かれてしまいます。

似て非なるものとは、まさにこのことです。


教育に記録は重要です。

ですが私のレッスンの場合は、子どもの体温を感じ取ったライブ感がなくては、何もないのと同じです。

それができなくなるくらいなら、もはやそれは力不足、

何かをそぎ落としていかなければなりません。


子どもの目の輝かないレッスンなら、いくつ積み上げたって、たかが知れています。

何があっての自分であるかを、子どもはいつもダイレクトに、私に伝え続けてくれるのです。








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私を支える力

 2017-09-22
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昨日、保健所の方が2名、調理にかかわる衛生管理についての査察に来られました。

私と担当の管理栄養士の2名でご指導を受けました。


事前の帳簿類の点検を通して、担当がいかに行き届いた管理を行っているのかが明らかになってきました。

今まで私の知ることのなかった調理にかかわる各種関連法規や基準の内容についても学ぶことが出来ました。


諸帳簿の点検が終わった後で、調理室の点検をしていただきました。

食の安全ににかかわる様々な観点からのご指導をいただきました。


そのうちの一つに ATPふき取り検査がありました。

「一目見てきれいと思われるものでも、検査で数値化すると20,000という数字ができることも多いことをお示ししたかった」

と、前置きをしてのご指導でありましたが、中には 381 という数字もあり、これほどまでに低い検査数値が出ることはきわめて稀と、大変驚かれていました。


労務しかり、福利しかり、会計しかり、事務しかり、

こうしたたくさんの職員が、こんなに身近で、子どもの命を育むという私たちの使命を支えていることを、改めて感じたのでありまた。


私は責任者として、直接子どもの育てにかかわり、そのステージのど真ん中でその役割を仰せつかっているわけです。

これでいい加減なことなんて、出来るわけがない。


私の行動の原動力は、きっとこんなところにもあるのです。









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自らが踏み出すその1歩

 2017-09-21
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私がサポートさせていただいている子どもの中に、今年高学年になった子が何人もいます。

1年生もしくは、就学前からずっと私の所に通ってくれている子もたくさんいます。

当時は、なぞり書きであったり、電車のおもちゃや、アンパンマンのパズルなどで遊んでいた子も、今では高学年の問題に時間いっぱい集中して取り組むことができるようになりました。


その6年間が、決して平坦であったとは思えません。

今思ってみたり、過ぎてしまえば何のこともありませんが、当時それぞれの厳しい局面では、どれだけ心を砕いてそのことに向き合って行ったか知れません。

だからこそ今、当たり前のように、勉強に打ち込んでいるこのことが、どれだけ尊くて幸せなことであるかを、何も語らない時間の中で、保護者のまなざしから相互に共有できることがあります。


なかなか出来ることではありませんが、本当に豊かなレッスンというのは、決して私がスーパーテクニックを駆使するような展開をさすのではなく、ただそばにいて、何もしていないが如くに、ただにこにこ笑顔で、花丸をいっぱい付けるような時間であると思っています。

それは保護者支援にしても、きっと同じこと、


何度SHINOBU先生のおかげですと言われても、本当は私は何もしていない、

その日その時その方が、踏み出そうとしている一歩の意味を、ただただ一緒に確認をしただけ、

そのことに意見や感想を具申することはあっても、それを決めたのも、実行されたのも、それはすべてご自身の手によるものでした。


あくまで主体者は子どもでありご家族。

主体者自らが1歩を踏み出してこそ、その支援は初めて生きる。


何があっても揺るがずに、私はただ遠くを指さしながら、笑顔で共に歩めばそれでいい。

この方は、必ずそれで道を開いて行かれる。

その信託に応える存在であり続けることこそが、支援者としての大切な役割であると考えているのです。










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育つということは 生きるということ 

 2017-09-20
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私には、3人の娘がいます。

一番下の娘ももう社会人となり、それぞれが教育にかかわる仕事で、独立したそれぞれの道を歩み始めました。


初めて一人歩きができるようになった日、

初めて意味のある言葉を話せるようになった日、

おしめを替えたり、夜中に抱きながらあやしたり、膝の上にのせたりした日々も、今となっては遠く愛おしいものとなってしまいました。

当時私は、小学校の教員をしていましたが、ただただ我が子のピュアな育ちを受け止めるだけで、教育や発達の視点から、そのメカニズムみたいなことに目を向けることはほとんどありませんでした。



今保育園で、1歳になって一人歩きが活発になり、認知も社会性も言語性も、日に日に格段の成長をみせてくれている女の子がいます。

園長の視点から、継続的にその育ちのようすを見つめると、自分が親であったときには見えなかった大切なポイントが、くっきりと浮き彫りになって見える瞬間があります。

特に、発達にかかわる仕事に軸足を置く立場から、この0歳~3歳の子どもの育ちに日々かかわっていることは、日々他では替えることのできない大切な宝物の中で仕事をしているということが出来ます。


毎日きらきらとした目で私を見つめてくれる22人の大切な命、

子どもはそれぞれが日々成長の手応えを実感することで、自己肯定の気持ちも他者に対する慈しみの心も、育まれていくのだと考えています。


育つと言うことは、生きるということそのもの、

私にとって、教育の仕事より、尊いものは何もないです。











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共に育つ

 2017-09-19
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先日、保育園の遠足がありました。

前日は大雨でしたが、当日は抜けるような青空となりました。


体調が悪く参加出来なかった子が一人いて、とても残念な気持ちになりました。

でも、当日誕生日の子もいたりして、とても楽しく豊かな時間を、子どもたちとそのご家族と共有することが出来ました。


その中に一人、これまでずっと私のマンツーマンレッスンを受けてくれている子がいます。

これまで一緒に勉強して来た先生が、この日は園長先生になっているわけですが、そんなのは関係なく、笑顔いっぱいでお母さんよりも私にまとわりつくように、時間を過ごしていきました。

遠足が終わりみんなとさよならをした後も、せっかくだからと、私のマンツーマンレッスンを受けて家路につきました。


保育園の子どもたちは、まだ3歳にも満たない子どもたちばかりですが、私を信頼してくれているようすが、その笑顔からダイレクトに伝わってきます。

その我が子のまなざしを見るからこそ、保護者の方が私に、熱い期待と信頼を寄せてくださっているのです。


子どもはその子も成長のエネルギーをもって、この世に生を受けているのです。

ここが小規模保育園であるなら、この子たちすべてに、園長自らマンツーマンレッスンを行ってみたい。

私の新たな夢と野望が、めらめらと心にわき上がってきました。


私が子どもから、一体何を託されているのか?

指導技術を研鑽しないでいて、成長を共有しないでいて、真に子どもとの心の絆が深まることは決してありません。

共に育てのを責務をシェアしている職員に、さらに豊かにそのことを伝え続けていきたい、


何とも豊かで楽しい1日、

私にとっては特別に意味をもつ大切な時間が、ゆっくりと過ぎていくのを感じているのでありました。














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共に育つ の続きを読む

技術でつながる心

 2017-09-14
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先週、こども園の研修会で、職員に発達支援にかかわる話をしてきました。

理屈だけでなく、実践を見て学んで欲しいと思い、今回は動画を中心に構成してみました。


そのために、発達支援センターの先生に、ビデオカメラを渡して、今の私のレッスンの様子をライブ感覚で撮ってもらいました。

撮影が始まって程なくして、その先生に目をやると、何と先生は、涙を流しながらそのカメラを回しているではありませんか、


久々の先生の実践を生で見て、自分のやっていることが、間違いではなかった、感じました、

不安いっぱいの気持ちが、あんなに生き生きと学ぶ子どもの姿を見て吹き飛びました、

そう思うと、何だか急に熱いものがこみ上げて、押さえることができなくなりました、


その先生は、そんなふうに伝えてくれました。

時間的に厳しい中、何とか時間のやり繰りをつけて、準備した今回のプレゼン、

この一言を聞いただけで、がんばって本当に良かったと思いました。


どんなに環境や立場が変わろうと、結局、私にはこれしかありませんからね、

その先生の涙をみて、おそらくこれからも、この道を見失うことは、あり得ないのだと感じたのでありました。







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人を育てる

 2017-08-31
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私は保育園の園長ではありますが、子どもの育てについては、いつも一人の実践者として保育士に助言・指導するように心がけています。

当面は園の運営については、細かいことをちょこまか突っつくようなことはせず、保育士では出来ないこと、自分が園長とすべきことは何かを考えて、保育士さんが夢と誇りをもって、子どもの育てに力を尽くせるような体制を作っていくことに主眼を置いた経営を行うつもりでいます。

その上で、私自身が実践者としての夢をもち、見本となって、子どもたちのためにどんどん新しいことにチャレンジしていこうと願っています。


昨日、保育士の処遇改善に関わる説明会に出かけました。

処遇改善にかかわる事務手続きは、決して安易ではありません。

でも私は、その額がいくらであっても、それがわずかでも懸命に子どもに向き合う保育士さんのためになるのなら、喜んでその仕事に力を尽くしていきたいと思っています。


私が教育に対してどんな願いをもっているか?

保育運営をどんなふうに自分の中で位置づけているのか?

自分の名誉や利益のために事業をするのか、子どもとご家族のために力を尽くすことに誇りをもって生きていくのか?


どんなきれいな言葉を並べるより、その後ろ姿を見て、保育士さんに何かを伝えていきたい。

軸をぶらさず、笑顔で、大変なことを普通にやってこそ、それが真のリーダー、

そういう気持ちで今の仕事に打ち込めることが、私の幸せ。


次の一歩を大きく踏み出していくためにも、今の仕事をきちんと成し遂げていきたい、

夢と活気のある職場となるよう、主体者である子どもと保育士を、しっかり支えていきたい、

心からそう願っているのです。








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実践から学ぶもの

 2017-08-30
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画像のおもちゃは、ホームセンターで目についたので、試しに買った新幹線のおもちゃです。

就学前の子どもが、プリント学習を終えたあとのお楽しみで、使えればいいなと思って購入しました。


レールのつなぎ方については、箱にサンプルが図示されてあるので、それを参考にどういう順番でつなげば完成するかが、小さい子でも分かるようにと、シールで番号をつけておきました。

こうすれば、子ども自身の手で、レールがつなげると考えたからです。

何人もの子どもが、そのシールをたよりに、パノラマ遊びを楽しむことが出来ました。


ところが、ある子どもが、そのシールを無視して、自分で勝手にオリジナルのつなぎ方をして、私を驚かせました。

こんなつなぎ方もあるんだと分かり、別のつなぎ方の参考になればと、そのときに出来た線路を写真に撮っておきました。


そのまた次のレッスンのことです。

今度もその子は、前回とは全く違うつなぎ方で、あっという間にすべてのピースを使い切って、パノラマを完成してしまいました。


そのつなぐ様子を食い入るように見ていた私は、あっと声をあげ、その線路を完成するための法則を学ぶ事が出来ました。

なるほどこの法則さえ押さえておけば、何十通りだって、その組み合わせは可能となります。


この子は、きっとその法則を言語化しているわけではないはずです。

きっと似たような電車のおもちゃで何回となく遊んだ豊かな体験があるのでしょう、

これまでの体験をもとに、感覚的・視覚的にいとも簡単に線路をつなぐことができるのです。


箱に図示されたつなぎ方は、そのうちのたった一つのつなぎ方に過ぎず、シールの番号でつなぐつなぎ方は、初心者中の初心者のレベルにしか過ぎません。

これもそれれも、やってみないことには、何一つ前に進むことは出来なかったはずです。


この日のレッスンでも、プリント学習が終わった男の子に、この新幹線のパノラマで遊ばせてみました。

その子の何と、うれしくも満面の笑みを浮かべたことでしょう。


こんなことは、どんなむずかしい療育の本を見ても、学ぶことは出来ません、

真に子どもの心をつかむ、生きた教育とは何なのか?

私たちがもう一度見つめ直す、大切な視点の一つは、きっとこんなところにもあると信じているのです。











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やっと人に伝えられるところまで

 2017-08-29
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4月から、新しくインクルーシブ教室でレッスンを受けてくれるようになった女の子がいます。

最初は緊張でガチガチで、お母さんにしがみつくような感じて教室に入ってきました。


でもレッスンが始まると、その様子は劇的に変化し始めました。

2回目にはもう、次のレッスンが楽しみだと言うようになり、その緊張感も和らいできました。


そして、今日のレッスンが何回目になるのでしょう、

当初はぎゅっと閉ざされた口元は笑顔でいっぱいになり、絶えるこののないおしゃべりや笑い声、

決められた時間内、一度も集中力が切れることなく、終始弾むような感じで、あっという間にレッスンが終了してしまいました。


遊園地に行くより、おいしい物食べに行くより、SHINOBU先生の所で勉強したい、

こうしてまた、個別学習を通して結ばれた、深い信頼の絆がここにあるのです。


土日の新大阪でのレッスンでは、3名も新しいお友達が、新しく私のレッスンを受けに来てくれました。


↓ そのうちの、一人のお母さんより、下記のような内容のメールをいただきました。


SHINOBU先生
先日はお忙しい中、レッスンをありがとうございました。
最初は娘も緊張していたようですが、とても楽しいレッスンだったようです。
帰り道や眠る前に、
「あ~、今日は楽しかった~!
また行きたいなぁ!」
と何度も言っておりました。
こんなに笑顔一杯の娘は久しぶりです。
本当にありがとうございました。
次回を心待ちにしております。
今後もよろしくお願いいたします。
残暑がまだまだ厳しい折、どうぞお体にお気をつけください。





何の技術も経験も無く始めた、全くオリジナルな個別学習のスタイル、

マニュアル的なものは一切使わず、子どもの目の色と体温を肌で感じながら、毎回その子のための教材を一から用意するライブなレッスン


年間20,000以上の実践を積み上げて、ほどなく10年、

その私が始めた個別学習のスタイルは、ここに来てようやく、若い先生方へと伝えることの出来る一定のレベルに達してきたような気がします。


次に私がなすべき大切な役割、

そのことをしっかりと見つめながら、小さくとも大切な次の一歩を、しっかりと踏み出していきたいと、強く願っているのです。








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まっすぐな子ども

 2017-08-28
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毎週月曜日には、私が園長をしている保育園で、朝子どもたちにお話をする時間があります。

わずか5分足らずの時間ですが、普段園外に出る事が多い園長ですので、私なりにこの時間はとても大切にしています。


地域型の小規模保育園ですので、0歳から3歳までの子どもたちが通ってくれています。

本当にすばらしいことに、私がお話をする数分間は、子どもたちは微動だにせず、0歳の赤ちゃんに至るまでしっかりと私の目を見て話を聞いてくれます。

もちろん、言葉を言葉としてまだ理解出来ていない子もたくさんいるはずですが、そんな子ほど、その言葉に込められた私の思いをダイレクトに感じ取ってくれているのです。


こんな私でも、子どもたちは園長先生として、特別な思いで信頼を寄せてくれています。

それは、ここで働いてくれている職員も同じことです。

この期待と信頼を裏切ることだけは、どうしても私にはできません。


保育園の園長には、法的にも社会的にも、かなりの権限と責任が付与されています。

ここにいてくれる限り、私はご家族の信託を受け、ご家族に代わり大切なお子様をお預かりしている当事者となるわけです。


それぞれのお子さんに、それぞれの、かけがえのない命とその輝きがあるのです。

その重い責任を、しっかりと受け止めていく覚悟と決心、

その愛情と使命感があればこそ、子どもは私の目を見て話を聞いてくれているのです。


生きることと伸びることにまっすぐな子ども

そして愛情豊かなまなざしで、いつもその子を慈しみ育むご家族、

何よりも幸せな時間は、きっとそんなところから醸し出されていくのです。










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恐怖を払いのける

 2017-08-26
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通っている保育園のお休みの時でも、SHINOBU先生のマンツーマンだけには必ず行く、というお子様が何人もいます。

ご旅行の予定があっても、SHINOBU先生のお勉強があるからといって、早めに旅行を切り上げたという話も何度も聞きました。


SHINOBU先生の勉強がある日は、朝からまだかまだかと何度もせかされるので、出発ぎりぎりの時刻になるまで知らせない、というエピソードも複数の方からお伺いしました。

中には学校の先生のお子さんも何人もいらっしゃて、私のレッスンを食い入るようにご覧なって帰られるお母さんも何人かおられます。

当然の参観、レッスン公開など日常茶飯事です。



本当はそんな時、正直逃げ出したくなるのが本音です。

でも、逃げていてははだめなので、ピンチはチャンスとばかりに、いつも開き直り、奮い立ってその場に立ち向かうようにしています。


この恐怖から、逃れる唯一の方法、

どんくさく、不器用な私にとっては、人の3倍の努力と実践の積み重ねしかないと考えています。


自分にとっての限界までやりぬけば、結果それで仕方が無い、

そういう割り切り方で、その恐怖を払いのけるのです。


そうやって私は、ここまえ来た。

私は凡人、ただの人です、

だからこそ、人の3倍の努力なくして、この恐怖から逃れることなど決して出来ないのです。









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教育は人を変える

 2017-08-23
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なかなか行動のコントロールがとりにくく、静かに着席することが出来にくい小学生の男の子がいました。

お母さんが、ぜひともSHINOBU先生のマンツーマンレッスンを受けたいと、お申し出をいただいていましたが、当初は床に寝そべったり、大きな声を出したりしていて、もう少し落ち着いてからと、ずっとお断りしてきました。

そこを何とかと、すがるようにおっしゃるので、とうとう私も観念して、スケジュールの隙間をこじ開けるように、そのこのレッスンをお引きすることにしました。


ところが、レッスンを重ねていくうちに、大きな変化が次々に現れてきました。

鉛筆で書かれた文字を見れば、記入枠の中におさまる文字は書けず、そのつもりで見ない限り何を書いているのか判別不能でしたが、よくよく見れば設問に対する答えには、ちゃんとなっている。

九九にしても何にしても、書かれた文字は雑であるけれど、それは文字が極端に雑というだけで、その部分を差し引けば、結構な理解度を示すことがわかってきました。


おまけにこの子は、向上心が強く、学びたがっている。

ならば、書字の部分については、少し長い目でみてやって、書字以外の部分、いわゆる理解の内容について、適切な課題を設定して、きちんとした評価をしてみよう、

私は、そんなふうに考えるようになりました。


昨日やってきたその子は、大好きなアンパンマンのフィギュアを提示しても見向きもせず、静かに着席して、すぐに学習を始めました。

相変わらず字は雑で、所定の枠の3倍くらいの大きな字でしか書けませんが、よくよくみるとその字の正確さは徐々にブラッシュアップされてきて、結構きれいに書けている文字も、だんだんと増えてきました。


予定した教材をすべてやり遂げ、その間、離席をすることもなければ、大きな声を出したりすることも1度もありませんでした。

15分でもまともに学習できればと思っていたところが、その倍以上、一度も集中力を切らすことなく、学習に取り組むことができました。


私は、その子との間に、あたたかい信頼の絆が結ばれ始めたことに気がつきました。

何日か前まで、大きな声を出して着席も出来ず、廊下に寝っ転がっていたあの子かと思うと、教科の学習の充実感が、これほどまでに子どもの行動改善に大きな影響をもたらすことを目の当たりにして、教育実践者として身震いをするような感動に包まれました。


母がなぜ、あれほどまでに、何度お断りをしても、私のとのレッスンをずっと希望してくださったのか?

やがてこの子は、きっとなくてはならない私の宝ものとなることでしょう。


学びを通して子どもは、単なる知識以上に大切なものを培っていく、

その営みを、決して見失ってはいけない、

その大切さとむずかしさを、この母子は、しっかりと私に伝えてくれたのでありました。










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そこにある学び

 2017-08-20
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この夏、ある女の子が手術を受けました。

毎月1回レッスンをさせていただいていますが、7月のレッスンはお休みになりました。


その女の子の手術は無事成功しました。

その間、私は気が気ではありませんでしたが、あえて特別なことはしないようにしました。


8月もレッスンはお休みの予定でしたが、「本人がぜひレッスンを受けたい」とのことでしたので、「どうぞお越しください楽しみにお待ちしています」とお伝えしました。

すると「SHINOBU先生,ご連絡ありがとうございます。本人満面の笑顔です。絶対行きたい。早く帰る!と頑張った甲斐がありました。ご指定の日に伺います。よろしくお願いいたします。」 とすぐに返信が返ってきました。


当日、その子を迎える時間になると、私はなぜかのどがカラカラになってきました。

よくぞ無事でまたここに帰ってきた…

高まるような気持ち、抱きしめてやりたいようなを懸命に抑えながら、いつもと同じような笑顔で、努めてその子を迎えてやろうと決めていました。


小学校から通ってくれているこの子は、もう高校生になりました。

当時文字を読んでもイメージ化できなかったこの子が、「三枚のおふだ」を読んだときに、突然けらけら笑い出した日のことを、私は生涯忘れることはできません。

その子とは今、森鴎外の高瀬舟を学習するまでに成長しました。


学習を通してこそ、その子と深く心がつながっていく存在、

教材なくしてつながる師弟の関係などどこにもない、

学びを通した成長無くして、子どもの自尊心は決して培っていくことはできない、


子どもの前に立ったとき、私は初めて、子どもに命を吹き込まれていくのです。

相互に育つ美しい教育的な信頼感、

他では代えることのできない大切な何かが、きっとそこにはあるのです。










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大きな一歩

 2017-08-16
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保育園の一時保育の中に入り、サーキットを頑張っているダウン症男の子がいます。

発達支援センターの赤ちゃん体操にも通ってくれていて、独立歩行まであと一歩というところですが、先生に手を引かれながらも、みんなと一緒にサーキットに取り組んでいました。

こうした中では、活動の場の構成がしかりとしているので、多くの子どもたちの輪の中で、いつも以上に活発に取り組むことができています。



給食が終わり、通所支援の教室に戻ると、担当の先生とのマンツーマンの活動が始まりました。

その子は先生の目の前で、どうだと言わんばかりに、何度も何度も立ち上がってみせてくれ、それを見ている私たちには、都度都度に熱い思うがこみ上げてきたのでした。


独立歩行は、単に運動機能の発達に寄与するだけではなく、その子の知的な発達に多大なプラスの効果をもたらせてくれます。

もちろん、歩けないけれど知的な学習がぐんぐんと進んでいる子もいます。

その上で、その子が一人で歩けるようになってきたと言うことは、その子の中で、教科学習に通じる知的なレベルの、多面的な力が備わってきたことを意味するのです。


何かが出来るその小さな一つ一つの積み重ねの中にこそ、未来につながる大切な種が、きっとぎっしり詰まっているのです。

子どもの可能性は無限です。

その可能性を信じて、土を耕し、しっかりと種をまいていくことの出来る実践者。

私たちの目指す教育の形が、きっとそこにあるのです。








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技術を伝える 心を伝える

 2017-08-14
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今では大阪和泉市でレッスンをさせていただいていますが、大阪堺市に出張レッスンに伺うようになってから、かれこれ8年くらいになります。

あの日、3歳くらいだった子も、もう5年生になりました。


この日は小学校の先生が2名、私のレッスンを参観しに来てくださいました。

45分のレッスン中、一度も集中力が切れることなく、向上心満々のすばらしい学習ぶりでした。


私のマンツーマンレッスンは、当該学年の題材を使って、その子が生き生きと取り組むことができるように、提示の仕方であったり、内容の焦点化であったり、その支援のあるべき形を、実践を通して具体的に明らかにしていくことが、大きなねらいの一つになっています。

レッスンが終わった後、ほんの15分程度ではありましたが、この日準備した教材などのポイントについて、先生方にお伝えさせていただきました。


さすが休日返上で、ここにお越しくださった先生ですので、お二人ともとても研究熱心な先生でした。

拙い実践ではありましたが、何か一つ大切なことをお伝えできたように思え、とてもうれしい気持ちになりました。


↓ この日もご両親でレッスンをご覧いただきましたが、レッスン修了後には、以下のような内容のメールをいただきました。


昨日は丁寧なご指導いただきありがとうございました。見学に来られた先生方も大変喜んで下さいました。
娘の将来の為や私達親の思いを学校の先生方の気持ちや立場を理解して優しくアドバイスされているSHINOBU先生の姿を見て私も大変勉強になりました。
私達の思いをとてもわかりやすく熱く代弁して下さり嬉しくて胸がいっぱいになりました。
この貴重な時間が娘だけでなく全ての子供達の為になってくれたらと心から思います。
本当にありがとうございました。



娘の記事をブログにアップして下さりとても嬉しく思います。
娘に見せると目をキラキラさせてSHINOBU先生と勉強している写真を何度も見ていました。
学校の先生方の心を動かすことができましたのはSHINOBU先生のお陰です。
この記事を読んで障害児やその家族そして教育に関わる方々の気持ちを変えることができれば幸せです。
これからもご指導よろしくお願い致します。







私が先生方とお話をしているとき、その子は神妙な顔で私たちの方を見つめていましたが、その話が終わるやいなや、私の顔を見て、小さなガッツポーズをしてくれました。

手応え十分の一日、

何て経とうがレッスンは、いつも子どもとの心のつながりがあってこそ、豊かになっていくものです。


その一番大切なことが、どうかお二人の若い先生方の心に響くものであってほしい、

その志さえあれば、きっと技術は日々向上していくに違いないのですから…






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自作教材の威力

 2017-08-07
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画像の教材は、「ぽっとん落とし」 というネームの自作教材です。

ぽっとん落としにも、色々なタイプがありますが、この透明の容器のものが、私の教えている子どもには効果的です。


まずもって透明なので、中のようすが良くわかる、

軽くて扱いやすい、

子どもの視線を超えない適度な容器の高さ、

おまけに側面にも、もう一つ入り口がある。


市販の玩具に見向きもしない子でも、今のところ100%食いつき率を達成しています。

なぜそんなに楽しいのか、私にそれを分析したり、実証したりする力はありません。

しかし、それがどうであれ、今では私のアイテムの大切な一つになっています。


こうしたアイテムや引き出しがいくつあるか?

これまでの多くの子と培ってきた宝物が、こうしてまた次の大切な子どもたちの育てへと、脈々と受け継がれていくのです。








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師を師として仰ぐ

 2017-07-31
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今日は、今年から広島文化学園大学に異動された眞田先生のもとに、広島市まで伺いました。

大学は、岡山から高速で約2時間、広島市の高台にありました。

来年2月に発表を予定している研究会での演題について、ご指導をいただくことが第1の目的でした。


内容については、相変わらずも妥協のない厳しいご意見をビシバシといただきました。

同じ大学の先生方にも、私のことを紹介してくださいました。


いつもながら、この先生の研究に対するほとばしるような情熱は、一体どこから湧いてくるのでしょうか、

当然そうだと覚悟していましたが、大学を変わられても、その姿勢には微塵のぶれもありませんでした。


夕方前まで研究室でご指導をいただいた後に、大学から15分ほど離れた、さらなる高台にある 「天空の喫茶店」 にお連れいただきました。

初老のご婦人がお一人で切り盛りをされているお店でしたが、まさにこの世の別天地、

まるで時が止まったかのごとく、豊かで潤いのある時間を共有させていただくことが出来ました。


きっと来年もまた、ここを訪れることになるのでしょう、

私は、心から師と仰ぐ先生が、ずっと自分の心の中にいることを、何よりも幸せに感じているのです。


相変わらずSHINOBUちゃんは、奥さんの手のひらの中で踊らされているね、

先生は、私の顔を見るたび、いつもそう言います。


そこそこの実践を積み重ねいないでいて、どうして笑顔で先生にお会いすることが出来るでしょう、

来年2月の研究会もさることながら、次の学会発表に向けたまた新たな課題もご提案いただきました。


エビデンスのない、いい加減なものを積み重ねていると、きっと大切なものを見失っていく、

だからいつも、科学的に実証できる何かにチャレンジしていきなさい、


この先生なくして、今の私など到底どこにもありはしません、

どこにいても、何年経っても何も変わらぬ師弟の絆

教育の神髄は、きっとこんなことにあるのです。







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夢をもって学ぶ

 2017-07-30
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私が就学前からサポートさせていただいている女の子が5年生になりました。

低体重での出生ということで、小さい頃はご家族がとても心配をされていました。

通常学級での学習なんて、とんでもないと、療育の先生に指摘されたこともありました。


小学校に入学してからは、その子は元気いっぱい、

お友達と一緒に、生き生きとした学校での学習を積み重ねて行きました。


特に漢字学習には熱心に取り組み、50問テストで何度も100点を取ったり、漢検も級を上げて合格するほどになりました。

都道府県名も、その形を見ただけで百発百中、

絶対音感も完璧で、私にはできないパフォーマンスも次々に見せてくれるようになりました。


先日この女の子が、近くの私立の中学校に見学に行ったそうです。

その子は一発で、その中学校が気に入ったようで、しっかりと勉強して、絶対この中学に入学したいという気持ちをもつまでになりました。


まだ5年生ですし、この中学校とご縁がつながるかどうかは、全くの未知数です。

私は、お母さんのご相談を伺いながら、もしも本当にそうなったら、どんなにすばらしいことだろうかと、期待に胸がいっぱいにふくらみました。


数年前に、この子がアンパンマンのパズルがうまく出来ずに、泣き出した日のことを忘れることはできません。

あの日、この子が数年後、私立の中学校を受験を検討しようかというほどに、成長する日が来ることを、一体誰が予想すること出来たでしょうか?


希望をもって学ぶこと、

夢をもって学ぶこと、

その美しさや喜びを、教えてくれたのは一体誰でしょう。


価値ある何かに向かって歩み続けること、

子どもにとっての学びは、生きることそのものであると、私は信じているのです。










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つながるということ

 2017-07-29
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新大阪教室に通ってくれている2年生の男の子が、お父さんのお仕事の都合で、この夏に仙台に引っ越すことになりました。

新大阪の教室が出来るまでは、ずっと大阪から岡山まで通ってきてくれていました。


あの頃は、50㎡にも満たない小さな2階建ての建物で、文字通り手探りでの実践を始めたのですが、関西方面からたくさんの方が次から次へと訪れてくださいました。

これでは申し訳ないと、新たに作った新大阪の教室も、今年でもう4年目になりました。


冬休みには、また仙台から来ます。

この日お母さんは、そう言って教室を後にされました。


そう言えば、これまでにも、お父さんのお仕事の関係で、ここを卒業していった子もたくさんいます。

入会当初は様々な課題に向き合っておられた子が、3年5年と過ごすうちに、見違えるように成長して、晴れやかな顔でここを巣立っていった子もたくさんいますし、その頃は夢のまた夢で会った一般高校への入学を成し遂げここを卒業した子も、一人や二人ではありません。


そんな子が、時々忘れたように、私を訪ねてきてくれることがあります。

この仕事をしていて、何よりもうれしい瞬間がそこにあります。


「何年経っても、先生は全然変わらない」

ほとんどの子が、口をそろえてそう言います。


立場がどんなに変わっても、私のいる建物がどんなに変わっても、私自身は本当に何も変わっていないのだと思います。

私のこの軸は、変えたくても、もはや変えようがないのです。


2学期になったら仙台に行くこの子に、いったいどうような出来事が起こるのか、予想することは出来ません。

でも、この子と私とが、学びを通して積み上げてきた大切なことは、何年経っても何十年経っても、きっと何も変わりはしないのだと、私は確信しています。


あなたたちが帰ってくる場所の扉を、私は決して簡単に閉ざしたりはしません。

先生は、まだたくさんの子どもたちに勉強を教えているの?

そのことが本物であることを示すためにも、君たちとずっとつながっていくためにも、私は生涯この道を歩み続けていくのです。








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私が伝えたかったこと

 2017-07-27
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今週の月曜日に、就実大学での 「障がい児保育Ⅱ」 の演習・講義が終了しました。


すべての子どもの豊かな育ちや学びに寄与できる実践力の育成

論理だけでなく、実践に根ざした保育技術や理念の習得

保育実践者としての誇りや使命感の昂揚


将来直接子どもの育てにかかわる実践者であることを前提にし、こうしたことを私自身の目標に据え、大学教育での学びの形を模索する毎日でした。


私はこれまで、多くの子どもたちやそのご家族の願いや期待を背負いながら その歩みを積み重ねていきました。

その願いの代弁者として、将来子どもの育てに直接かかわる若者へ、その大切なことをしっかりと伝えていく責務があるのです。


大学教育という枠にあっては、その経験不足、力量不足は否めません。

ならば自分らしく、実践現場のライブみたいなスタンスで、その若者たちと一緒に、豊かな子どもの育てを見つけていきたいと考えました。


この日行った最終試験、

彼らにとって私と過ごした1コマ1コマの学習は、彼らの目には、いったいどのように映っていたのでしょうか?

願わくはそのことが、何らかの形で、これから現場で活躍していくためのエネルギーになればと願わずにはいられません。


日々の業務の間にあっては、多少の負担感がなかったかと言えばうそになります。

日曜日の大阪でのレッスン合間には、必死でその準備を準備に追われる毎日でした。


でも、やってよかった。

学生さんたちに力がついていることが、何よりの目標ではありますが、自分自身の力量を増していくためには、またとないよい機会になったことは、間違いないことだと感じています。


また秋からは、1年生の学生さんと一緒に 「障がい児保育Ⅰ」 の学習を進めていくことになります。

私のあとを継いでくれるような、若者と出会うことができるのでしょうか?


目標は一つ、その道は百万

これからも自分自身のライフワークに向かって、様々なことにチャレンジしていきたいと、こころからそう願っているのです。










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子どもの感性

 2017-07-26
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今日、白ゆり小規模保育園に来てくれている子のお母さんが、お友達のお母さんとご一緒に、保育園でバイオリンとピアノのミニコンサートを開いてくださいました。

10分にも満たない時間でしたが、情熱大陸などの2曲を、子どもたちの前で演奏してくださいました。


右端の女の子は、7月入園の0歳児クラスの子どもです。

どうですか、この真剣な表情、

もちろんこの子だけでなく、ホールにいた全員が引き込まれるようにして、その演奏に聴き入っていました。


その子どもたちの真剣なまなざしに、一番驚いておられたのが、当の演奏をしてくださったお二人でした。

先日の祇園祭りでも、音楽は人々の感性にダイレクトに響いていくのを感じていました。


「楽器は人の言葉を話すことができません。だからこそ、言葉ではない大切な何かを、みなさんの心にプレゼントしてくれるのです」

私が子どもたちにそのようなことを話した時も、まだその感動の余韻に、ホールが包まれたままでした。


非言語だからこそ通じる子どもの感性、

長年の園長を卒業され、ここの保育を手伝ってくださっている先生が、いつも子どもたちが引き込まれるように私の表情を見つめていると、とても驚かれていました。


言語は最も大切なツールの一つではありますが、大切なのはその手段ではなく、通じ合う中身そのものなわけです。

言葉に置き換えられないからこそ大切なこと、

バイオリンとピアノを通して子どもの心に響く大切な何か、

子どもと演奏者と、教育を通して結び合う保護者との信頼の絆、

今日のコンサートからも、私たちは人として大切なことの何かを、しっかりと受け止めることが出来ているのです。







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桑名の子ども

 2017-07-18
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7月17日、午前中京都で祇園祭を心ゆくまで堪能させていただいた後、その足で三重県桑名市へ訪問させていただきました。

今から数年以上も前に、名古屋市で講演会をさせていただいたことがご縁で、それ以来何人かの子どもが岡山・京都・新大阪のそれぞれの教室にずっと通い続けてくれているのです。


名古屋市からは、南西へ快速ならば1駅、30分足らずで伺うことが出来ますが、ここから毎月毎月京都や新大阪の教室に通ってくださっているのですから、道中特別な思いが何度もこみ上げてきました。

桑名駅に着くと、改札口に4人の子どもたちと2人のお母さんが出迎えてくださいました。

駅の階段を降りる私を、下からのぞき込むようにして迎えてくれた、くりくりとしたその目に、思わず吹き出してしまいそうでした。


最初にご案内していただいたのが、 桑名駅に近い 「照源寺」 という松平家の菩提寺でした。

普段はお父さんとして接しているご住職に、桑名の歴史や文化について、たくさんのことをご説明いただきました。


まさに圧倒的な文化財、そしてその存在感

桑名の地で、これほどまで格式の高いお寺にご縁がつながっていることに、私自身が何だかとても誇らしくもなり、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。


ご住職と一緒にお茶をごちそうになっている間も、子どもたちはずっとハイテンション、

何がそんなにうれしいのか不思議に思いましたが、ずうとずっとしゃべりまくりで、私と過ごす時間が楽しくてたまらないといった風でした。


お茶をいただいたあと、その子たちが学ぶ2つの小学校にご案内いただきました。

それぞれの子が、自分が学ぶ小学校について誇らしげに説明をしてくれ、やはり学校は子どもにとっては他で代えることのできないスペシャルな存在であることをかみしめました。


夕食時にはご覧の通り、全く期待を裏切らないぷりぷりのハマグリの登場です。

桑名のハマグリは、他地域のものとは異なり、大きな3つの河川の恵みを受けたこの地域でしか食せない特別なものです。


シーズンとしては、ギリギリ最後の時期ということでしたが、まるでビー玉のようにこんなに盛り上がったハマグリは、60年近く生きてきて一度もお目にかかったことはありません。

焼きハマにしても、酒蒸しにしても、素材そのもののおいしさが引き立つ絶妙の料理を堪能させていただきました。


ご住職のご夫婦と、これまた格別の冷酒を何杯も何杯も重ねました。

そして、残念なことにお仕事の都合でご主人にはこの日にお目にかかることが出来ませんでしたが、あの名古屋での講演会に足を運んでくださり、こうしてたくさんの子どもたちのご縁を結んでくださいましたお母様に、これでもかという位あたたかくも身に余るおもてなしをしていただきました。


私たちは今、どんなご縁でここにいるのか、

おそらくは、人生の中で、本当はそう何度もないかも知れない至福の時間の共有、

その夕食時も、子どもたちは弾むような時間を、共に過ごすことが出来たのでした。


桑名駅まで全員で見送っていただきました。

私の姿が見えなくなるまで、子どもたちは千切れんばかりにその小さな手を振り続けてくれました。

いただいたお土産の紙袋の中には、子どもたちが一画一画心をこめて書いたであろう、お手紙が添えてありました。


桑名に足を運んで本当に良かった。

6年生の男の子は、「先生、桑名に教室を作ってください」 と何度も何度も言ってくれました。


この子たちが、私に託す思いとは一体何だったのか?

その答えを私は、子どもたちの豊かな学びという形で、これからもしっかり返していきたい、


その為すべきことがあるということが、私の何よりの幸せ、

きっと私には、それしか出来ない、


何があっても、そのことにチャレンジし続ける自分でありたい、

最終の新幹線の窓に反射した私の横顔は、この日ばかりは、いつになく紅潮しているふうに見えたのでありました。









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大切さを全国に伝えたい
Author:SHINOBU
新大阪教室

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